Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

活躍の場

2010年09月18日 | My Life
ああ、あんなに涼しくなったのも束の間。
また暑い日差しが戻ってきたような一日でした。
普段から黒っぽい色を好んで着るので、なんとまあ太陽光を吸収することでしょう。
虫眼鏡の実験のように、あっという間に火がつくんじゃないかと
本気で思っちゃいます。

今年度は、私、本当にあちこちに顔を出しています。
ええ、学校の役員でしょ、幼稚園でしょう・・・。
書いているうちに、一抹の寂しさを覚えるのはなぜでしょうか。

今日も、ほぼ半日幼稚園での集まりに出かけていました。
もうすぐやってくる幼稚園ママの最大のイベント!
バザーの打ち合わせです。

今年の出し物は例年通りにと、予め園からのお達しがあって、
実行委員さんは負担が少なくなりそうですねって、他のママさんと話していたら
そのうちの一人(実行委員さん)が浮かない顔。
どうしたのか尋ねてみたところ・・・

『手作り品のコーナーを作って欲しいって(何人かのママに)言われちゃって。』

ああ、手作り品。

数年前まで当園でもあったようなんですが、あまりにも度が過ぎたのか
やはり、ママが夢中になり過ぎた結果、子供たちが置いてきぼり・・・
荒れることが多かったようで、取り止めになったようです。
年月が経っても園はその教訓を忘れず、今に至るのですが
どうしたものか、たまに手作り品の復活を願う声が挙がるようです。

近隣には、熱心に子供の描いたものを、ママたちに刺繍で複製させたり
卒園制作を1年かけて母子で作るところなどもあります。
すごく面倒だな~と思っていたのですが、このバザーの話を聞いて
よくよく思うことがありました。

もしかしたら園はあえて、母達の内にこもった“ある種”のエネルギーを発散させるべく
そんなことをさせているのでは?
(子供の造形を良く見てもらう目的も果たせて一石二鳥)
何かしたい、アピールしたいという、女性が持つ“ある種”の欲求も
手作り品提供という、園からは材料費の負担すらないという素晴らしいシステムのもと
満たせることができる、願ったり叶ったりだったのでは、と。

で、当園の話に戻り、手作り品はというと園の許可は難しいでしょう。
活躍の場を見せたいママには不満が残りそうな予感。
でもね、ちょっと考えて欲しいと思うのは、バザーは収益が目的ではなく
親子や周りに集うみんなが楽しむ場のはず。

手厳しい言い方ですが、手芸が得意な人の自慢大会ではないはずです。
そんなにアピールしたいなら、ネットやら委託やらでお願い申し上げたい。
そう、プロ・・・作家さまになるべきなのです。←でもこんなこと、面と向って言ったら
大変なことになるんでしょうね。

そんな私も限りなく、手作り品が好きな一人ですが、作家さまにはなれません。
そこまでの腕が無いのと、覚悟がないからです。
でも、もし作家さまだったとしても、自分の子供の通う園でそんな気になれるか
それは楽しみを通り越してしまうような気がします。

手作り品が開催されるとしても、私は提供はしないと決めました。
活躍の場は、自分の腕と根性で見つけたいと思います。