先日書いた、ピエール・ド・ロンサールの割れた株元です。
応急処置をしたのが夜だったので、翌朝に確認したところ、残念ながら
大丈夫かと思われた割れた片方の一つの枝が、どれも萎びれていて
ビニールテープを剝してみたところ、根元がぽろっと崩れ落ちてしまいました。
どうやら根っこが付いておらず、肝心の給水ができなかったようです。
こうなっては仕方がないので、そっちは泣く泣く諦めました。
こちらが、諦めた片方。
500円玉弱の太さの立派な枝が伸びていました。
2メートル以上に伸びたこの枝を鋸で切るとき、涙がこぼれ・・・
悲しいという以上に、ぽっかりと胸に穴が開いたような喪失感でいっぱいです。
今年も、沢山花を咲かせてくれてありがとう。
根っこが残っていたほうです。
いくら根っこが残っているとはいえ、この大きさで枝を支えるのは不安だったので、剪定をしました。
半分無くなったのと剪定で、すっかりピエールの景色は寂しいものになりました。
こちら側の枝から出たシュートは、万一に備え、挿し芽にしてみます。
呆然自失な気持ちもある中で、めそめそしないで、来季のために頑張らなくっちゃという、使命感にも似た感情も湧き上がっています。
そちらのほうの気持ちを奮い立たせて、残った方の回復のためにも頑張ります。
こうなった原因の主からは、謝罪の言葉と「欲しいバラ全部買ってください」という言葉も貰いましたので
今秋、欲しかったバラを購入します。