例年通り、大型連休明けから我が家のバラたちが一斉に咲き出しましたが
ここ数日の雨や寒さにあたり、その美しさを堪能す間もなく
花びらに傷みが出てしまいました。
本当は、咲いたばかりの姿をそのままで楽しみたかったのですが、
仕方がないと切り花にして、部屋の中で楽しんでいます。
さてこの週末は、幸いに天気が崩れず(今日の雨もすぐに止みました)
咲き始めのバラには影響がなく、ほっとしています。
そして、手入れをしていると道行くご近所さんからは、
『今年も楽しませてもらっています。』と、嬉しい言葉を頂きました。
私自身の楽しみとして始めたことが、他の方の楽しみにも繋がっていることや、感謝の言葉を頂けることに、バラを育てて良かったと思うばかりです。
そして、その嬉しさから、また私は暴走を……張り切り過ぎてしまいました。
なんと、新たに2苗も追加をしてしまいました。
もちろん、バラ苗を購入するということは、培養土や鉢なども
必要となる訳で。
ああ、もう、先日購入した「ゴールデン・セレブレーション」で
今季は(今年は)お終いと誓ったのに!
誓いは覆すためにある、を真っ先に行ってしまいました。
新しくお迎えした苗は
ローズ・ポンパドゥール
プリンセス・ヴェール
です。
つるクリムゾングローリーが早咲きで、花持ちが短いため、
その場所を補うための次の主役を担います。
2苗とも大苗で購入したので、来年には景観に馴染むのではないかと思います。
で、このバラを選んだ理由は、なんと、珍しく夫の意見を参考にしたのです。
「色」のことに関しては、夫は専門家ですので
それを選ぶ理由やセンスは確かであることは否めません。
そして今回も、実際にクリムゾングローリーの下に配置してみたところ、
まあ、なんて素敵な空間なんでしょうと、ニンマリしてしまいました。
また2苗とも、芳香が素晴らしくクリムゾングローリーのコーナーは
マスク越しでも香りが分かるほどで
これは、道行く方も一旦足を止め、この香りを楽しまれることでしょう。
これまでは、主役のピエール・ド・ロンサールを中心に
好きなバラを集めていた私の小さな庭は、花の色合いに広がりを持たせたり
香りを楽しむなどの、12年目にして、バラらしい世界を深めていく段階に進んでいきます。
バラが咲いて、笑顔が溢れる、それはきっと幸せの証だから。