11月19日、早稲田奉仕園スコットホールにて合同会社P&ME主催によるリサイタルをさせて頂きました
「限界突破」と銘打って選んだセットリストはいずれもその名に違わぬ難曲8選
「C→F」ということが表す通り、High CからHigh Fまでのアクート結果は
High C・・・43発
High Des(Cis)・・・2発
High D・・・12発
High Es(Dis)・・・4発
High F・・・4発
(ピアニスト調べ)
という結果に
ベッリーニ作曲 歌劇「清教徒」より
”裏切られたと信じていた不幸な乙女よ”
”裏切られたと信じていた不幸な乙女よ”
High Fがプログラム後半にまとまっていたため、演奏会後半は特に気が気ではありませんでした
『上手くいくのか?出るのか?飛べるのか?』
常に自分自身との戦いでした
ロッシーニ作曲 歌劇「ゼルミーラ」より
”あの貪欲な野獣が”
”あの貪欲な野獣が”
限界を超えるためには、それをサポートしてくれる仲間の存在が必要不可欠でした
もう何度共演しているかわからないピアニストの齋藤菜緒さん
出会った当初は大学院生だった田井友香さん
僕のわがままに付き合ってくれたLaboratorio141のみなさん
当日になって急遽お願いしたのにも関わらず、完璧な進行とアンコールラストを盛り上げてくれたMC相山潤平さん
そして細やかな気配りで舞台裏方を全て取り仕切ってくれたワッシー
彼らがいたから僕は無事に舞台に立つことができ、無事下りることが出来ました
僕独りでは限界の向こう側に広がっていた絶望と孤独の極地を渡り切ることは出来ませんでした
なので【限界突破リサイタル】は間違いなくご来場頂いた全ての方、全ての共演者、全スタッフによる総合芸術作品です
今回のリサイタルを終えて一つはっきりとしたことがあります
それは・・・
僕の声帯はまだ限界を迎えていなかった
ということです(笑)
正直終演直後は「しばらくは声出ないだろうな」と予想していたのですが、昨日かかりつけ医に診ていただいたところ「大丈夫だよ、使い方が上手いんだろうね、問題ない!」とのこと!
以前メトロポリタン歌劇場のオーディションのドキュメンタリーを見た時、連隊の娘でハイCを連発していた受験者のことを「すごい❣️」と歌劇場の審査員が言っていましたが、その後、芹澤さんのライブに初めて伺った時、当たり前のように軽〜く歌ってらっしゃるのを聴いて驚きました。
その時、ハイCをライブで聴くのも初めてでした。
ハイGも演奏されるならば、ぜひ立ち会いたいものです。。