LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

芸術鑑賞会@栃木

2019年10月22日 | クラシック音楽

10月21日。

 

この日は朝5時59分の電車に乗ることからスタート(((((((((((っ・ω・)っ ブーン

 

甚大な被害をもたらした先の台風の影響で、まだ全線復旧に時間がかかる上に各種特急も止まるんだか止まらないんだかあるんだかないんだかよくわからない状況の中、栃木県にある農業高校の芸術鑑賞会に馳せ参じました。

 

ホールへ向かう道中で目に入ってくるのは台風被害(河川の氾濫)の爪痕

街の様子は悲惨なれど、一定の落ち着きは取り戻している様子

 

そんな中で開催された1200人収容可能な栃木文化会館大ホールでの高校生のための芸術鑑賞会は、いつもとは違った意味合いを感じざるを得ない演奏会。


各地での台風被害の報道を受け、失礼にあたらないタイミングを見計らいつつ、学校とホールの両側に連絡を取り、実施するかキャンセルになるか、実施となった場合どうやって会場まで向かうのか、各路線の状況を事前に何度もみどりの窓口まで確認してくれた、主催者でもある後輩。


その小さな体一身で重責を背負おうとする姿はとても勇敢であり、小さな背中はとても大きく頼もしかった。

(↑FBで投稿した際、「小さい小さい言い過ぎです」ってお叱りをうけましたw)

 

芸術鑑賞会のプログラムはとてもユニークなものであり、高校生たちは静かに・・・・しずか~に聴いていた・・・・・・・・・(お察しの通りw)

 

終演後

 

タイトル「キレイに90度」

 

「クラシック音楽が何かに役立つか?」

 

これは別に高校生から直接問われたものでは無いのだが、会場に向かう道中で災害の爪痕を見ていたときに、ふと頭に浮かんだ問。

 

 

役立つか役立たないか・・・僕はこう思う。

 


「大抵の場合、役に立たん。」

 

そもそも役に立つことを念頭に誕生したものでは無い。


では「有益なものか無益なものか?」

 

答えは人それぞれ。


今日の演奏を聴いて『クラシック音楽は退屈だ』と思ったなら、『クラシック音楽=退屈である』という本人にとっては有益な情報を得ることが出来たと言える。

もし10年後、20年後、『そーいや~高校の時クラシックの演奏会をホールで聴いたな。取引先の担当者、趣味でサックス吹いてるっていうし、ちょっと話のネタに使うか』と、今日の経験を活かす機会が訪れた時、この経験はさらに有意義なものへと変化する。

 

答えはすぐ出るものではないし、不変的なものではない。

 

その人の、その時々に応じて変化していくものだと思う。

 

あの日出会った高校生達が今後どの様な道を歩んでいくか知る由もないが、今日彼等が出会った大人達が少しでも彼等の心に何かを残せたのならば、「クラシック音楽が役に立った」と言えるのではないだろうか( ・∀・)

 

思考を常に柔軟に、選択肢は多く持っている方が良い。

 

さて、皆さんの頭の柔軟さを図るにうってつけのものが栃木駅構内にありました( ・∀・)


問1.とある部分がスケスケに見える裸婦坐像。さて、どこが透けているのか?

(注意:ケガレタ大人には見えない)




【答え】


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