『学校』とタイトルにありますが、実際には学校を舞台にしていないロードムービーでした。
もう半年以上学校に行っていない15才の少年が、「冒険の旅に出ます」と置手紙を残し、東京から屋久島までヒッチハイクをして旅をします。
その旅の間に、様々な出会いを経験し、成長していく。簡単に言うとそんな感じなんですが、ものすごく良くできていて、しかも面白くて、涙もちょっぴり出て。少年が「一人前」になっていく過程の一部を、映画の中の「おじちゃん」「おばちゃん」と同じように、自分も共有している気になるのです。
不登校の少年が選んだ旅行の手立てが、コミュニケーションなしでは成立しないヒッチハイク。大丈夫なのかしら・・?と老婆心が出てきます。
けれどもそんな心配は無用。少年を車に乗せてくれる大人たちは、みんな様々な人生を歩んでいて、そんな人たちとの出会いの中で、少年の視点がどんどん変化していくのです。
大阪から宮崎まで乗せてくれた「おばちゃん」の家には、引きこもりのお兄さんがいて・・
そのお兄さんと「親友」になるところ、いいですね、「親友」という言葉も。
少年からのプレゼントを母親に、「もろた」って伝えるところ。こちらまで母親の気持ちになって涙があふれてきました。
お兄さんとお母さんと、ずっとお互いの気持ちを伝え合うことができずにいた二人が、この少年との出会いによってこんなにも分かり合えたんですね。
そして、屋久島での登山。ここでも大自然との出会いとともに、エネルギッシュなお姉さんとの出会いもありました。
そして、素晴らしかったのが、「おじいさん」との生活。
最初は元気一杯だったおもしろいおじいさんが、ひょんなことから寝たきり状態になってしまいます。
少年は本当はもう東京に帰ろうと思っていたのですが、おじいさんのことがやっぱり気になって、舞い戻ってきます。
そのうちに、おじいさんの息子が都会からやってきて、有無も言わさずおじいさんを入院させてしまいます。
迎えにきた病院関係者のひとたちを前に、その息子は「あ~、おしっこくさい!」とおじいさんのことを大声で言うのです。
「(ひどい・・)」少年は、その息子(もういい大人です)に向かって、『一人前』の意味を言い放つのです。
<金井くん、上手い!!!!!> <息子役の前田吟さんも、表情が最高!!>
だらだら書いてすみません。
その後、東京の自宅に帰った少年は、自分の父親に「お父さん、ごめんなさい」と謝ります。
「旅は面白かったか?あとで話を聞こうな」
叱り付けるつもりだった父親も、少年を見て、成長した姿を感じずにはいられませんでした。
とにかく、後味のよい映画を観たなぁ~と、深く感じる作品でした。観て本当によかったです^^
もう半年以上学校に行っていない15才の少年が、「冒険の旅に出ます」と置手紙を残し、東京から屋久島までヒッチハイクをして旅をします。
その旅の間に、様々な出会いを経験し、成長していく。簡単に言うとそんな感じなんですが、ものすごく良くできていて、しかも面白くて、涙もちょっぴり出て。少年が「一人前」になっていく過程の一部を、映画の中の「おじちゃん」「おばちゃん」と同じように、自分も共有している気になるのです。
不登校の少年が選んだ旅行の手立てが、コミュニケーションなしでは成立しないヒッチハイク。大丈夫なのかしら・・?と老婆心が出てきます。
けれどもそんな心配は無用。少年を車に乗せてくれる大人たちは、みんな様々な人生を歩んでいて、そんな人たちとの出会いの中で、少年の視点がどんどん変化していくのです。
大阪から宮崎まで乗せてくれた「おばちゃん」の家には、引きこもりのお兄さんがいて・・
そのお兄さんと「親友」になるところ、いいですね、「親友」という言葉も。
少年からのプレゼントを母親に、「もろた」って伝えるところ。こちらまで母親の気持ちになって涙があふれてきました。
お兄さんとお母さんと、ずっとお互いの気持ちを伝え合うことができずにいた二人が、この少年との出会いによってこんなにも分かり合えたんですね。
そして、屋久島での登山。ここでも大自然との出会いとともに、エネルギッシュなお姉さんとの出会いもありました。
そして、素晴らしかったのが、「おじいさん」との生活。
最初は元気一杯だったおもしろいおじいさんが、ひょんなことから寝たきり状態になってしまいます。
少年は本当はもう東京に帰ろうと思っていたのですが、おじいさんのことがやっぱり気になって、舞い戻ってきます。
そのうちに、おじいさんの息子が都会からやってきて、有無も言わさずおじいさんを入院させてしまいます。
迎えにきた病院関係者のひとたちを前に、その息子は「あ~、おしっこくさい!」とおじいさんのことを大声で言うのです。
「(ひどい・・)」少年は、その息子(もういい大人です)に向かって、『一人前』の意味を言い放つのです。
<金井くん、上手い!!!!!> <息子役の前田吟さんも、表情が最高!!>
だらだら書いてすみません。
その後、東京の自宅に帰った少年は、自分の父親に「お父さん、ごめんなさい」と謝ります。
「旅は面白かったか?あとで話を聞こうな」
叱り付けるつもりだった父親も、少年を見て、成長した姿を感じずにはいられませんでした。
とにかく、後味のよい映画を観たなぁ~と、深く感じる作品でした。観て本当によかったです^^