チルソククリニックは診療中◆お引越ししました

映画「チルソクの夏」は永遠です♪

こうの史代さんにお会いしました~!

2009-06-17 21:51:06 | この世界の片隅に と こうの史代さんのこと
この間の日曜日、行ってきました。


映画『夕凪の街 桜の国』(2007年公開)の原作漫画で知られる、こうの史代先生。
最新作品『この世界の片隅に』の舞台となった呉市にてのイベントです。

サイン会の整理券は9時から配布です。先着100名までということで、「7時には到着しなくちゃ!」と家を4時半に出発です。(こういうときだけ根性が出ます~^^;)

早めに到着したつもりだったのですが、もう何人かベンチで待機されている様子。
そのうち入り口に並び始める方々も。(みんな早い~)

コンビニで買ってきた朝ごはんをベンチで食べたあと、私たちも列に合流です。
2時間並びましたが、整理券は一家族1枚だけしかもらえません。ちょっと残念な気もしましたが、やっぱり一人でも多くのファンの方に整理券が行き渡る方がいいですものね。

サイン会は午後3時からでしたので、それまで会場の「大和ミュージアム」の見学をすることに。
なかなか見ごたえがあり、あっという間にお昼になってしまいました。

近くのカフェでランチをいただいたあと、『この世界の片隅に』の舞台となっている呉のいろんな風景を観に、ドライブにでかけました。
なんと言っても、とても詳しい方が運転して案内してくださるので、どこに行くのもバッチリです。

本のとおりの景色が目の前に広がります。
(この山に上がってくる前には、石炭バスが走ったであろう道も通りました) ぶち楽しいです~^^


さてさて、そうこうしているうちにサイン会の時間がやってきました。

原画もよくぞこれだけ揃えたなぁと思うくらい、たくさん展示されています。
日頃お使いの道具や、またアトリエの様子の写真も3枚。
アトリエ・・  そう、この写真を見て、もっと先生のことが好きになりましたよ。
だって、机と椅子は子どもが小学校に入学するときに買ってもらうような学習机のセットで。
描いていらっしゃる先生の頭の上には、部屋干しされている洗濯物が・・(それもご主人のパンツみたい!)
全然飾らない方なんですね。

ところで、ここでサイン会でのエピソードを・・


本の表紙を注意して見てみてください。

原画には描いてある主人公「すず」のあごのほくろ。初版本では「原稿の汚れ」と勘違いされて消されているんです。
原画展を見ていたときに、一緒に行ったイルカのおかげさんに教えてもらいました(マニアックな情報でびっくりです)

私の持っていたのは初版本でしたので、サイン会で順番待ちのときに、「ね、ね、これに『ほくろ』描いてもらうのどう?」「ナイス考え!」なんてわくわくしながら待ちました。

ドキドキしながらお願いして、先生にちょこんと「ほくろ」を描いてもらいました。
これで本物のすずさんになりました。



先生の隣にいらしたスタッフの方も、「すみません、これ僕のミスなんですよ。第2刷からはちゃんとなっていますから」と言われていました。

先生に握手までしてもらい、幸せ~と歩いていると、取材に来られていた広島テレビの方に「あの、今話されていたほくろって何ですか?」と聞かれました。
「主人公のすずさんにはここにほくろがあるんです。この下巻の表紙の、原画には描いてあるほくろが、初版本は手違いで消されて印刷されていて・・ 増刷分からはきちんと印刷されてあるそうです」としどろもどろに答えました。(汗)

サインは、映画『夕凪の街 桜の国』DVDの特典だった「スケッチブック」にしてもらいました。
先生も「あら、これは、また珍しい」とおっしゃってました。

先生は素敵な浴衣姿。髪にはあの「髪留め」が・・!



おしゃべりな私は、迷惑も顧みず・・
「あ、先生この髪留め、私も同じものをプレゼントしてもらって持っているんですよ。髪が短くてまだ付けたことはないんですけど」
「そうなんですね、やっぱりこれじゃなくっちゃと思って・・」(書きながらも返事をしてくださる先生。優しいです~)

丁寧に、一人ひとりにかわいいイラストまで描いてくださいました。(最後の人まで一体どのくらい時間がかかったのだろうと心配になるくらいです)

大切にします。