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赤のスタッフジャンパーで、実行委員会のみなさんが、お客様をお出迎え。
2日目は、せとうちフィルム・パートナーズが夏休みに開催した、『周南ジュニア・シネマ塾』の発表会が行われました。
塾に参加した子どもさんたちもぞくぞくと集まり、みんな久しぶりに会うお友達に笑顔があふれます。
この『周南ジュニア・シネマ塾』は、主に小中学生のみなさんに「映画」作りを体験してもらうというもの。
実際、携帯電話の電波も届かない、エアコンもない山の中の自然の家で、家族とも離れて、
初めて出会うみんなと、2泊2日の合宿の中で、作品を作り上げました。
指導は『ほたるの星』の菅原浩志監督です。
出演だけでなく、監督・助監督・美術・カメラ・音声など、全て子ども達がそれぞれの役割を立派にやり遂げました。
出来上がった作品ももちろんよいものでしたが、なんといっても「メイキング」を観られたのがよかったです。
親御さんたちも、本当の様子がわかって、みなさん涙を流されていました。
発表会後のトークショーで、菅原監督は「できあがった作品を評価するものではない。
作る過程の中で、子どもたちが何をどう感じ、どう学ぶかが大切だ」と言われていました。
「3日間、ゲームやってる子なんて誰もいませんよ。だって、こうして【作る】ことが楽しいから」
スタッフロールは、それぞれ子どもたちが自分で画用紙に役割と名前を書いたものを手に、全員が順番に登場。
それにも個性が感じられて、「みんなちがって、みんないい」という、金子みすずさんの言葉が自然と思い出されました。
さて、映画祭では、戦争中の子どもたちのことを描いた『早咲きの花』の上映もありました。
鑑賞した方々はみな目を真っ赤にして席を後にされていましたよ。
そして、「よい映画を観ることができてよかった。もっと沢山の人に観てもらいたい。
特に子どもたちに」と感想が多く聞かれたのが印象的でした。