自然豊かな“薩摩硫黄島の旅” Part 3 (アマチュア無線)
薩摩硫黄島での目的はアマチュア無線の運用。 この島(硫黄島)は鹿児島県鹿児島郡三島村JCG46006Bで私自身は交信したことのない場所です。硫黄島での運用場所は、キャンプ場のキャンピングカーの中からなので、周囲への雑音の心配は少なくアマチュア無線を行うにはよい場所。
しかし、このキャンピングカーのそばには鬼界カルデラの端っこの垂直の高い壁があり、キャンプ場の周囲は人が入れないほど密集している竹林(琉球竹)があり、自然豊かでビックリの場所。 どうやってアンテナを設置するか、頭をぐるぐる回転させて考えた。そして、持参したポールを使って7MHzはサガ電子のツエップタイプのアンテナ。3.5MHzはダイヤモンドのモービルホイップを建てることにしたのだが…
7MHzのツエップはアンテナのSWRが3以上。 SWRが高すぎるので、アンテナチューナーは持参しているが、この状態での運用はためらう。また3.5MHzもSWRは3以上の状態。しかも、パソコンの電源が入らず動作しなくなった。 あちゃ!!! これは最悪。
これはアマチュア無線運用は断念して硫黄島観光のみかなぁと途方に暮れながら、夕食のインスタントラーメンを食べる。
何とかならないかいろいろ格闘し、やっとパソコンの電源が入るようになり、これでFT8での運用と、ハムログを使った運用ができるようになったので一安心。
3.5MHzのSWRは高いのだが、FT8ならばアンテナチューナーでSWRを下げて運用すれば、交信可能なので今夜は3.5MHz FT8での運用とする。
17:54から運用開始し、コンデションが低下した23:14まで75局とFT8で交信し、12日はキャンピングカーのベッド(寝袋)で寝ることにした。
14日、朝、起きて、まず7MHzのアンテナを建てて動作不良の原因を探すことにした。 サガ電子のツエップアンテナの同調点が大幅にずれていることが判明。 このアンテナは数年間使用していないからなのか、7.2MHz以上の周波数に同調点があることが分かりアンテナの長さを調整して同調点を7.05MHzまで下げることができた。 SWRが下がったので、これなら大丈夫と9:17にSSBでCQを出し運用を開始した。
15日は、5時に起床したが7MHzはまだオープンしていない。 SSB/FT8でCQを出すが応答はない。ワッチするが今日はバタバタノイズが激しい。S+20dBくらい振っている。 早めに朝食をとることにする。(といっても、インスタントの焼きそばです)普段インスタント食品は食べないのですが、硫黄島ではインスタント食品にお世話になりました。6:30ごろJAの信号が聞こえ始めたのでSSBでCQを出し、8:15まで運用。 9時10分にチェックアウトを予定していたので、急いで撤収作業を開始しました。 雨は時々振ったけど、天候に恵まれ楽し旅でした。
硫黄島での交信結果は、
3.5MHz FT8 75局交信
7MHz FT8 44局交信
7MHz SSB 357局交信
合計 476局
もう少し交信局数を伸ばしたかったが、設営時のアンテナ不調のトラブルで交信局数ゼロも頭をよぎっていたのを考えると上出来だろう。
運用場所 (左側に垂直の壁、後方は人が入り込めない竹林(ジャングル状態です))
運用ロケーションとしては最悪の場所です。
携帯で調べてみると、運用場所は海抜6~7m、この崖は120mありました。
宿泊したキャンピングカー
(3.5MHz モービルホイップアンテナを建てている)
7MHzツエップタイプアンテナとキャンピングカー
キャンピングカーの中
キャンピングカーの中に、アマチュア無線機、パソコンなどを並べ、ベッドを椅子代わりにして運用。 7MHzのツエップアンテナがベッドの上に転がっていて、パソコン動いていることからFT8運用できる状態を撮影。
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