


2012 ピノノワール レセルバ(チリ)
《赤》【フルボディ】
生産地: D.O.エルキ バレー
生産者:ビーニャ ファレルニア
葡萄品種:ピノ ノワール(100%)
熟成:樽(タランソー社の新樽100%)10ヶ月間
このワインには2ヶ所の畑の葡萄を使っています。ひとつは標高350m、冷涼なエリアにあるチトン(Titon)の畑、もうひとつはワイナリーのすぐ近くにある標高650mの畑で、ここはやや暖かい気候条件にあります。両方の畑ともに葡萄の樹齢は非常に若く、今回のリリースが初となります。葡萄の樹齢は平均で3年です。チトンの土壌は、花崗岩がメイン、粘土まじりの痩せた土壌です。畑は南北に広がり、収量はとても低く、1haあたり3トン、ワインにすると20hl/haに相当します。2つめの標高650mの畑は、渓谷の中の平らな場所にあり、川が運んできた沖積土に砂や砂利のまざる土壌です。土壌の違いによってワインのスタイルも変わります。畑は東西に広がり、風通しのよい場所にあります。こちらも収量はとても低く、1ha当たり3.6トン、ワインにすると24hl/haです。収穫量がここまで低いのは、葡萄の樹齢がまだ若いためです。
2つの畑の葡萄の収穫は別々に行い、発酵、熟成も別に行います。熟成はフランスの樽メーカーの中でもトップクラスのタランソー社のフレンチオークの新樽のみを使用しています。マロラクティック発酵は樽で行い、ラッキングせず、澱とともに10ヶ月熟成させます。初リリースの生産量は12本入りで3,000ケース(36,000本)。
