秩父札所巡り最大の難所です。
けれども、ここを避けて通ることはできません。
だって今回は、
クマルの小説をたくさんヒトに読んでもらうための、お願い巡礼なんでございますから。
けれど……
びびって、中に入ることができません。
だって、ほら、山門を潜るところの右手上方に、恐ろしげなものが!
ギャー!
たしけてケロー!!
瞬間移動で寺に逃げ込みました。
般若山って、般若心経のことじゃなく、モロ般若ぢゃん!
そこにもいるぞ。
ギャー
やめてケロー
*秩父札所32番寺の般若山の額をかかげた山門は、白木の精巧な造りで、札所では唯一の鐘楼門で楼上は鐘を吊る為、化粧屋根になっています。舞台造りの観音堂は、方形屋根、三間四面で内陣の外側は吹抜けになっています。秩父札所32番の本堂の前立に、冠の上に笠をかぶり、櫂を持って船を漕いでいる珍しい観音像が安置されています。観世音が船に乗って出現されたという縁起にもとづく立像で、この寺のことをお船観音と呼ぶのはこれによる。また、奥の院である山上の岩場が大きな船の舳先の様な形をしているのも名の由来の一つであります。そこには、等身大の青銅製の大日如来がまつってあります。札所32番の観音堂の寺宝の一つに長享番付がある。札所が34ヶ寺に編成替えになる前、つまり33番寺番付を記したもので、1488年(長享2年)の記録であります。昔、巨岩からあやまって落ちてしまった江戸の町人の手代の話があります。観音様のご利益でけがをしなかったばかりか、盲目の主人の眼が開いたといいます。
こうなったら観音堂に逃げ込むしかないから。
左に行くと奥の院(ここが難所)、右に行くと観音堂。
まずは観音堂。
びびりまくってたのでピンボケ。
つか、ここ、ものすごく暗いの。
でも、観音さまにフラッシュは焚きたくないので、露出をあげて撮ったんだけど、失敗だった。ごめんしてケロな。
*秩父札所32番寺は、お船観音と呼ばれて親しまれております。裏山の奥の院は、巨大な岩石でできていて、船のへさきのような形をしています。本堂には笠をかぶり、かいを持って船をこいでいる観音様の額が掲げてあります。
観音堂の裏に廻ると、
うわぁ、洞窟みたい。
*般若堂の裏にお堂があってお地蔵様が祀られております。この地蔵様は子授けのご利益があるといわれております。断崖を背にしたお堂の前で熱心に拝んでから本堂でお地蔵様のお姿をお借りしていくのであります。
ここで、やっとモチツクことができました。
あれほど恐かったお寺も、
こうして見下してみればなんてことありません。
見下すんじゃないよ
って、こんなところで景色に見とれてる場合じゃなかった
山は陽が落ちるのが早いからね
急いでいかないと