Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

札所29番笹戸山長泉院

2011-11-27 08:31:59 | 秩父三十四ヶ所観音霊場巡礼のようなもの

さっきまでの苦行がイッキに癒されました。

ここはなんて美しいお寺なんでしょうか。
ここに着いたとき、ネコのお出迎えがありました。
ネコちゃん、「ニャー(着いて来い)」と鳴いて先導してくれます。(マジな話)

この辺りに来ると、山もずいぶんと紅葉してきています。

このシダレ、花をつけたらキレイなんだろうなぁ。

*秩父札所29番寺の山門に古木のしだれ桜があります。毎年美しく咲いていたが、だんだん前方の杉が大きくなって日陰となり花が咲かなくなりました。その時、ダム工事がはじまり、この杉が伐採されました。それからは美しい花を咲かすようになりました。「よみがえりの一本桜」と呼ばれます。


ウフなんか顔かわいい。

*秩父札所29番寺本堂の縁側に小さなお堂があります。ここにはショウヅカのお婆さんが祀られております。三途の川でお守りをしてくれると言われております。像を撫でたり、鉦を叩いて拝んでいる人も多いです。

 
眼福。眼福。
お寺はこうでなくては。
ネコの案内で境内へ。すると……

うわ!今度はお猿さんのお出迎えだ。
しかも……でけーよ!
つか、なんでお賽銭箱の上に乗っかってンの!?
着合い入れて近づいていったら、どいてくれました。

そりゃシロクマが近づいていったら、たいがいの動物は逃げるわな。


*秩父札所29番寺の入口のしだれ桜の下に「篠戸山長泉禪院」と深彫りされた苔むした立派な石碑、その右側には、石の延命地蔵が「二十九番」と彫られた台座の上に座っています。秩父札所29番の昔の観音堂は、寺の前方にある小山の頂上近くの岩山に懸崖造りで建っていたが、焼失してしまったので、江戸中期に寺内に移された。間口7間、奥行5間半の寄棟瓦葺きの堂であります。一木一草に至るまで手入れの行き届いた境内は、いかにも観音の霊地らしさを感じられます。秩父札所29番の本堂正面の欄間に、寺宝の一つである板絵額があります。葛飾北斎52歳と署名入りの楼花の絵であります。またこの寺が石札堂と呼ばれるのは、1234年円教寺開山性空上人が、秩父巡礼の折納めたという古い石札があるからであります。昔、山峡の渕の中に光るものが見えるので里人は何だろうと怪しんでいました。その時、十数人の僧が現れて小笹の茂る岩屋の中の観音像を見出し、お堂を建ててお祀りしたのが寺の創始であるといいます。


*秩父札所29番寺本堂の前方に新しいお堂があります。ここには紅葉大権現が祀られております。昔はこの奥の山中にあって、山村火災を防いでくれると村人に信仰されていました。今は火伏せの神として寺院をはじめ、信者の家を守ってくださるといいます。


笹戸山長泉院
秩父市荒川上田野557
0494-54-1106



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