What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

今日は「防災の日」

2007年06月12日 13時29分13秒 | 日常
宮城県/

 昭和53年6月12日に「宮城県沖地震」はおこりました。

 今日の暑さそのままなお天気で、家中の窓や玄関を開けていたのが幸いだったのか、二度目の揺れがきたとたん、居間に居た祖父は私の腕を掴んですぐに庭へ逃げ出しました。

 本当は、机の下にでも隠れていた方が良かったんでしょうけれども(実際、後から見たら屋根から瓦が何枚か落ちていましたから、頭に当たったかもしれません)生きていれば百歳近い祖父も、初めて体験する強い地震に動転したんでしょうね。

 ガスが止まり断水や停電がおきて、母や祖母にしてみれば洗濯や炊事に頭を痛めていたんでしょうが、あまり不自由をした記憶が無いのは、私が子どもだったからでしょう。お風呂を、隣にある本家さんが当時薪で風呂を炊いていたので借りに行ったことも、普段口にしなかったカップ麺を食べられたことも、楽しいとしか思いませんでした。

 でも「余震が来て次に本震が来る」という恐怖は、しっかりと心に刻まれました。それ以来、どんな小さな揺れでも次は大きい揺れが来るんじゃないかと恐いんです。もっとも、「三陸沖地震」で六時間おきに三度震度4~5の揺れを体験したせいで、かまえてもどうにもならないと受け止めるようになりましたが(笑)あぁ揺れがおさまってきたかな?と思った瞬間にまたガガガと強い揺れが来て、普段人間が接っしている自然なんて見せかけで、本当の力が来たら太刀打ちなんてまったく出来ないんだと痛感しました。

 今は、備えとして車と家の一・二階それぞれに、水や食料やロウソクなどをつめた非常用のダンボールを常備しています。枕元にはラジオと電灯が一体になっている物を置いて、家具には転倒防止の器具をそれぞれに付けてあります。それと台所にはハンディタイプの消火器を置いています。

◇地震を体験して初めて判った重要なこと

・公衆電話の場所
 今の電話ってほとんど電気が無いと使えないのですね、携帯だって充電が無くなればそれまでですし。最近は公衆電話がごく少なくなってますから、普段から場所を確認して置くと良いと思います。

・お風呂の水や洗濯機の水は貯めておく
 飲料には使えませんが、トイレに使ったり洗い物に使ったり消火に使ったり、結構何かかにかに使うのです。

・普段から整理整頓
 これは実にお恥ずかしいのですが、部屋がひっくり返った本やぬいぐるみやフィギュアやタンスの上から落ちてきた箱なんかで足の踏み場も無くなったんですが、当然家人一同地震のショックで動揺してる訳です。それを押さえつつ片づけをするのって、とってもしんどかったです!(笑)以来、フィギュアは出来るだけ飾らないよう、本は重ねないよう、タンスの上には物を詰め込まないよう、心がけています。何より危険ですからね!

・アウトドアグッズは重宝します
 小さいテントはトイレ隠しにも着替えにも使えますし、大きいものなら横になれますから、年寄りにはとても好いです。卓上コンロやバーベキュー用の大きい物、ランプも燃料の予備があれば心強いです。


 ちょっとでも「もしも地震がきたらどうなるかな?」と頭の中でシュミレーションしただけでも違うと思いますが、やはり備えがあったら少しは不安が薄れるでしょう?必ず来るという地震をなんとかしのげる様に、出来ることから準備されたら良いと思います。
コメント (4)
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