以前のようには、各社で出す年間ランキングを全制覇しよう!という思いで、図書館で借りまくって読むのはもう無理なんですが、やっぱり気になります(笑)SFもミステリも、この作家さんの作品は、読んだことないけど読んでみようかなぁと背中を押してくれるから、ランキングはありがたいです。
海外篇で、私が既読でおススメしたいのは、4位の『特捜部QーPからのメッセージ』です。10位の『罪悪』も、すっごく味わい深い面白い短編集だったんですけど、繰り返し読みたいのは『特捜部Q』の方です。
この『Pからのメッセージ』も面白かったんですが、シリーズ1作目の『檻の中の女』には驚かされました。2作目の『キジ殺し』は人の心が狂う様の悲しさが、残酷な犯罪を上回って不思議な味わいが残るお話でしたが、3作目の『P~』もまた独特の余韻の残るお話でした。3作全部読んでみると、作者さんは、さまざまなかたちの人間の罪と許しを、毎回一冊の本の中で書いているんだなとわかります。どこまで続くんだろう?と、いま一番気になるシリーズです。
日本篇では7位の『屍者の帝国』がいちおし。これ、登場する人物や歴史上の逸話なんかが、にやにやしたくなるものばかりで、映像化したらさぞや絢爛豪華になると思うんですが、無理ですよねぇ。
1位の『幽女の~』は、図書館にあったんですが”書き下ろし長編”ゆえに手がでませんでした。このシリーズは体力&気力がある時じゃないと読めないんです。横溝正史的どろどろでめんどくささこそが快感な作風なので。(うん、ペンタさん感想お願いします)
未読だと、海外篇2位『解錠師』と、日本篇3位の『カラマーゾフの妹』がチェック本なんですが、さっぱり図書館で借りられなくて(予約済)むずむずしています。
さて、皆さんのおススメ本はランキングにあったでしょうか?
★「ハヤカワオンライン / ミステリが読みたい!2013年版ランキング発表!!」
( http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000595 )より引用
海外篇 OVERSEAS
1位 『湿地』 アーナルデュル・インドリダソン/柳沢由実子訳/東京創元社
2位 『解錠師』 スティーヴ・ハミルトン/越前敏弥訳/ハヤカワ・ミステリ
3位 『占領都市 TOKYO YEAR ZERO II 』 デイヴィッド・ピース/酒井武志訳/文藝春秋
4位 『特捜部Q―Pからのメッセージ―』 ユッシ・エーズラ・オールスン/吉田薫、福原美穂子訳/ハヤカワ・ミステリ
5位 『鷲たちの盟約』(上下) アラン・グレン/佐々田雅子訳/新潮文庫
6位 『追撃の森』 ジェフリー・ディーヴァー/土屋晃訳/文春文庫
7位 『無罪 INNOCENT』 スコット・トゥロー/二宮磬訳/文藝春秋
8位 『真鍮の評決 リンカーン弁護士』(上下) マイクル・コナリー/古沢嘉通訳/講談社文庫
9位 『ローラ・フェイとの最後の会話』 トマス・H・クック/村松潔訳/ハヤカワ・ミステリ
10位 『罪悪』 フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一訳/東京創元社
国内篇 JAPAN
1位 『幽女の如き怨むもの』 三津田信三/原書房
2位 『キングを探せ』 法月綸太郎/講談社
3位 『カラマーゾフの妹』 高野史緒/講談社
4位 『機龍警察 暗黒市場』 月村了衛/早川書房
5位 『謎(リドル)の謎(ミステリ)その他の謎(リドル)』 山口雅也/早川書房
5位 『楽園のカンヴァス』 原田マハ/新潮社
7位 『屍者の帝国』 伊藤計劃×円城塔/河出書房新社
8位 『奇面館の殺人』 綾辻行人/講談社ノベルス
9位 『夜の国のクーパー』 伊坂幸太郎/東京創元社
10位 『残穢』 小野不由美/新潮社
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ランキングとは関係無いんですが、HPの新刊紹介で、モー・ヘイダーの『喪失』がありました。この作家さん、胸の悪くなる犯罪者の描写が秀逸で、以前文庫の『死を啼く鳥』を読んで、げろげろとなって忘れられなくなった作家さんです(苦笑)で、この本の密林での出版社からのコメントが奮っていて、巧いなあと思いました。
>2012年のエドガー賞受賞作。ということは、同じく候補だった『容疑者Xの献身』を打破した作品だということです。東野さんよりすごいミステリかどうか、ぜひ読んでみてください。
ふふふ、こう書かれたら、東野さんのミステリが好きな人は読みたくなりますよねぇ。
海外篇で、私が既読でおススメしたいのは、4位の『特捜部QーPからのメッセージ』です。10位の『罪悪』も、すっごく味わい深い面白い短編集だったんですけど、繰り返し読みたいのは『特捜部Q』の方です。
この『Pからのメッセージ』も面白かったんですが、シリーズ1作目の『檻の中の女』には驚かされました。2作目の『キジ殺し』は人の心が狂う様の悲しさが、残酷な犯罪を上回って不思議な味わいが残るお話でしたが、3作目の『P~』もまた独特の余韻の残るお話でした。3作全部読んでみると、作者さんは、さまざまなかたちの人間の罪と許しを、毎回一冊の本の中で書いているんだなとわかります。どこまで続くんだろう?と、いま一番気になるシリーズです。
日本篇では7位の『屍者の帝国』がいちおし。これ、登場する人物や歴史上の逸話なんかが、にやにやしたくなるものばかりで、映像化したらさぞや絢爛豪華になると思うんですが、無理ですよねぇ。
1位の『幽女の~』は、図書館にあったんですが”書き下ろし長編”ゆえに手がでませんでした。このシリーズは体力&気力がある時じゃないと読めないんです。横溝正史的どろどろでめんどくささこそが快感な作風なので。(うん、ペンタさん感想お願いします)
未読だと、海外篇2位『解錠師』と、日本篇3位の『カラマーゾフの妹』がチェック本なんですが、さっぱり図書館で借りられなくて(予約済)むずむずしています。
さて、皆さんのおススメ本はランキングにあったでしょうか?
★「ハヤカワオンライン / ミステリが読みたい!2013年版ランキング発表!!」
( http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000595 )より引用
海外篇 OVERSEAS
1位 『湿地』 アーナルデュル・インドリダソン/柳沢由実子訳/東京創元社
2位 『解錠師』 スティーヴ・ハミルトン/越前敏弥訳/ハヤカワ・ミステリ
3位 『占領都市 TOKYO YEAR ZERO II 』 デイヴィッド・ピース/酒井武志訳/文藝春秋
4位 『特捜部Q―Pからのメッセージ―』 ユッシ・エーズラ・オールスン/吉田薫、福原美穂子訳/ハヤカワ・ミステリ
5位 『鷲たちの盟約』(上下) アラン・グレン/佐々田雅子訳/新潮文庫
6位 『追撃の森』 ジェフリー・ディーヴァー/土屋晃訳/文春文庫
7位 『無罪 INNOCENT』 スコット・トゥロー/二宮磬訳/文藝春秋
8位 『真鍮の評決 リンカーン弁護士』(上下) マイクル・コナリー/古沢嘉通訳/講談社文庫
9位 『ローラ・フェイとの最後の会話』 トマス・H・クック/村松潔訳/ハヤカワ・ミステリ
10位 『罪悪』 フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一訳/東京創元社
国内篇 JAPAN
1位 『幽女の如き怨むもの』 三津田信三/原書房
2位 『キングを探せ』 法月綸太郎/講談社
3位 『カラマーゾフの妹』 高野史緒/講談社
4位 『機龍警察 暗黒市場』 月村了衛/早川書房
5位 『謎(リドル)の謎(ミステリ)その他の謎(リドル)』 山口雅也/早川書房
5位 『楽園のカンヴァス』 原田マハ/新潮社
7位 『屍者の帝国』 伊藤計劃×円城塔/河出書房新社
8位 『奇面館の殺人』 綾辻行人/講談社ノベルス
9位 『夜の国のクーパー』 伊坂幸太郎/東京創元社
10位 『残穢』 小野不由美/新潮社
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ランキングとは関係無いんですが、HPの新刊紹介で、モー・ヘイダーの『喪失』がありました。この作家さん、胸の悪くなる犯罪者の描写が秀逸で、以前文庫の『死を啼く鳥』を読んで、げろげろとなって忘れられなくなった作家さんです(苦笑)で、この本の密林での出版社からのコメントが奮っていて、巧いなあと思いました。
>2012年のエドガー賞受賞作。ということは、同じく候補だった『容疑者Xの献身』を打破した作品だということです。東野さんよりすごいミステリかどうか、ぜひ読んでみてください。
ふふふ、こう書かれたら、東野さんのミステリが好きな人は読みたくなりますよねぇ。