いくつかの空

  見上げた空や町の様子を、写真とともに綴っていきます。
  Since 2006.12.06
  JAY

初アクシデント

2010-05-16 | 山へ行こう

 人も山小屋もおぼろげにしか見えません。10m~20m程しか離れていないのですが。すっかり雲の中に入ってしまいました。三ノ塔山頂1204.8m。

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 初めての丹沢。ヤビツ峠~岳ノ台~三ノ塔~塔ノ岳~大倉をコースに設定してみました。が、バスの時間の関係でスタートから蓑毛~ヤビツ峠に変更。むー・・・・・・。ま、この区間も崖崩れがあって狭いところがことのほか多かった他は、だいじょうぶでしたかね。先のルートから振り返ると、その区間は通行止め、とかあちこちに書いてあったような。でも、蓑毛方面にはなかったような・・・。
 ヤビツ峠までは順調で、そのあと岳ノ台もまぁ、順調でした。岳ノ台から見える三ノ塔は圧巻でしたね。ってか。いったん盛大に下って登るの?ってことにうんざりしただけなんですけれど。山頂にはかすかに雲がかかってましたが、ややもすると取れそうな感じで。見晴らし良さそうだろうなぁ。
 そして下り・・・。なんか祠があるね。菩提風神社。非常にこぢんまりとしていていい感じ。でも、ここってどこからも来れないよね、誰が作ったんだろ。そんなことをぼんやり考えつつサクサクとアップダウン。グライダーが一杯駐まってました。滑空台は見たことがあったんだけど、グライダーが駐めてあるところに出くわしたのは初めてだなー。間近で見るとけっこうカラフル。そして下りきったところから怒濤の登り・・・。なんだけど。
 ここで右膝にアクシデント。標高900mくらいの地点で登っている途中に、突然右膝にスジを痛めたような感触があって、右足を軸にできなくなってしまいました。膝を上げ下ろしできない・・・・・・・。これ、やばくない?時間は・・・1時。ここから一番近い下り道は・・・・・・。あれ。戻るより進んだ方がいい?。三ノ塔から下るのがベストのようです。この時点で塔ノ岳はあきらめ。晴れているはずの雲もだんだんと厚みを増してきていました。むー・・・。南側が開けたところに出ると、かすかに眼下が眺められていて、見晴らしは良さそうでした。そこで腰を下ろして膝を確認。外傷無し。困ったなぁ。とかつぶやいていると視界が真っ白になってしまいました。そういえば予想でも南から湿ったのが突っ込んでくるんだったっけ。雲が多少湧くかなーなんて思ってたけどまさにその状態に。見晴らしが悪い。膝が痛い。コレって無理する状況じゃないよねー。とるものとりあえず三ノ塔に進まないとどうにもならない、と。
 ふと、足下に桜が散っていました。そうかー、この辺ではまだ桜なんだねぇ。

 このあたりから遊歩道もウッドデッキに代わり、整備され方から見ると山頂が近いようでした。もう一踏ん張り。で、トップの状況。見晴らしがいいハズなのにこの視界じゃどうしようもないですよね。で、90分で下れるという案内の元、2時間かけて下りました。山頂では4.6kmだった案内表示は、1.2km下った時点では5.7kmになっていました。詐欺だ(笑)
 そうして着いた大倉バス停。塔ノ岳などからも下ってきた人がわんさわんさと押し寄せていました。山歩き装備だけで相当な人数。あれ、ここって20分に一本はバスがあるはずなんじゃ・・・?どうやら一つ前のバスが故障で来れなかったらしく、待合い場所はすごいことになっていました。結局次の定時で来たバスの運転手が見かねたのか臨時便を手配してくれました。結局私が乗ったのはそれから4本目のバス。それでもなおバス停には最初の状態くらい人(ほぼ山歩き)が残っていたので、どんだけここって主要コースだったんだろ。恐るべし丹沢。
 膝はお風呂とかで少しこわごわ伸ばし縮みさせるとマシになってきているようなのがわかりました。明日歩けないってことは無さそうな・・・。


ひげぞう

2010-05-16 | 滝を見よう

 名前にうけてしまい、つい寄り道。髭僧の滝、が正式名称。それなりな落差があって滝のすぐ麓まで近寄れて、迫力があっていいですねぇ。名水100選に指定されてる水域だったりするので、飲んでみようと言う気が・・・結局しなかったとか。

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 山歩きの最中に、それこそ名水100選の案内があるすぐ近くにあった分岐。髭僧の滝→ひげぞー→そりゃ、行くしかないよね。なんてあり得ない思考回路のおかげで急ぎめで行かなきゃ行けないところを寄り道することに。脇に小さく10分ほどと手書きで書かれていたので、往復20分ならなんとかなるか、と。行って後悔するんだけどね。
 案内が無くてかるくロストしたかなー?などと思い始めたのは、登り勾配で道が崩落しているところに、崩れかけた木を束ねた橋を見た時。ロコツに、腐ってるんですが。板なんかほぼ外れて、渡してある木柱の4本がそれぞれ独立して浮いてるんだけど。かろうじて釘止めで束ねられてる感じ。これ・・・・・・・。案の定、右から二本目は踏むと軋みをあげました。左側日本で渡るんだけど、これ、絶対行くなって合図だと思うんだけどなぁ・・・。苦労しつつ渡り終えると、なんか脇に見えているのがどうも滝っぽいんだけど。かなり落差があって。それなりにすごそうなんだけど。あぁ、上に出ちゃった。ってことは?あの腐りかけた橋はやっぱり渡っちゃいけなかったと?悔しいから野草でも撮ってやる。

 山歩きをしていると、水辺によく見かける可憐な黄色の小さい花。癒されるー。
 そして、現実は帰りもあの腐った橋を渡らなければ行けないという事実を突きつけてきました。今度は下り傾斜。体重がダイレクトにかかるのと、下りで滑りやすいのと、いつ抜けるかわからないのとの3重の恐怖に耐えるハメに。まぁ、こうして書けているのはだいじょうぶだった証なのですが。そして下り道を見つけてしたから改めて撮影。そして例の分岐へと戻るのでありました。往復で23分が掛かってましたか。10分程度ってのはかなり正確でしたね。