いくつかの空

  見上げた空や町の様子を、写真とともに綴っていきます。
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  JAY

ループ橋

2016-12-22 | 観光地など

 おろちループとはよく名付けたもので。さすがにこの季節で時雨れているとそこまで絶景にはならないのが残念なところ。

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 やっぱり秋の紅葉時期に来ないとだめだよなー、と思いつつの車窓。木次線を攻めてみましたよ、と。

 そんなこんなで冬の18きっぷシーズン。4日間ほどのんびりしましょう。そんな初日は

 227D → 283M → 1449D → 359D → 1833D → 1555M

 翻訳しますと。
 鳥取 →  米子  →  宍道  →  備後落合 →  三次  →  広島  → 岩国
 0707 → 0922/0936 → 1054/1119 → 1434/1438 → 1600/1628 → 1809/1821 → 1914

 ということで、初日は岩国まで。メインはもちろん木次線ですよ。
 スタート前に、駅の改札には「強風のため列車遅延の可能性アリ」との案内が。むぅ、さい先が悪い・・・。昨日は遅かったこともあって、車内ではうつらうつら。山陰線も倉吉方面はあまり乗ることがないから眺めは新鮮なはずなんだけど、しっかりしぐれてどよーんと沈んでます。むぅ。倉吉で人がはけた頃から、列車が風にあおられるような気配が。南風にはもろいよね~、なんて思っていると、駅ではないところで停車。うん?「この先で強風が吹きました。安全確認のため、しばらく停車します。」「再度強風が吹いた模様です。この列車はしばらくこの場所で待機します。」「大山口駅手前の阿弥陀川橋梁で断続的に強風が吹いており、もうしばらく待機します」などとアナウンスが続きます。停車している間も列車が風で揺られます。これはちょっと怖いかも。地元の人たちが大山おろしがどーのこーのつぶやいていましたが、落ち着いたものですね。さて、こちらは木次線乗り継ぎが怪しくなってきました。時刻表をひもといて、伯備線で新見乗り換えから芸備線で行けるか検討し、なんとかなることを確認。さらに調べてみると、米子からの283Mでなくともその後の133Mでも木次線への乗り継ぎは大丈夫と言うことがわかり、当初の予定通り木次線を攻めましょう、と。
 その後風が収まり、結局出発までの待機時間は40分ほどと、けっこう待ちましたね。その直後に通過した阿弥陀川橋梁は遮るものが一切なく、橋脚にレールが乗っかってるだけという橋。これは強風時は止めなきゃだめだね。
 米子では45分遅れで到着。15分ほど時間があったので食料調達。さて、乗り継ぎますかってところで、デジカメを駅のホームに忘れてきたことに気がつきました・・・はぅ・・・。車内だから電話もはばかられるし・・・。結局、駅に電話できたのは夕方4時でした。無事ホームで発見され保護されているとのこと、よかった。でもカメラがないと写真が撮れないなぁ。でもたまにはいいか。なんて思っていましたが、タブレットを持参していることを思い出し、そちらで撮影することにしました。
 そんなこんなで宍道駅へ向かいますが、先ほどの風の影響はあちこちに出ていて、出発こそ定刻でしたが到着は12分ほど遅れ。宍道駅での接続は2分でしたが、一日数本しかない木次線が接続を取らないわけもなく、安心して乗り換え。ただし宍道駅は堪能できません・・・端っこが~・・・。ちょっと意外だったことに、木次線の車両は2両でした。ただ、後ろは回送だった模様。
 木次線はホント山ん中をのんびり走って行きますよね。紅葉時期はさぞかし綺麗そうだなぁ。割と沿線の人口も多いようで、学生需要がたくさんありそう。そこのところは三江線とは違いますね。で、さらにここでも遅延が発生します。倒木がレールをふさいでいました。よくあることのようで、運転士は淡々とアナウンスして確認の上取り除き運転再開。遅れてる列車はさらに遅れます。つか、これで三本連続遅延ですか。ただ、この列車の遅れも、出雲横田で30分待機があったため、そこで吸収されました。停車時間が長いのは、ここで切り離しがあったから。乗客の数人が堪能しに行きましたね。
 そしてスイッチバック&名水で有名な出雲坂根駅。さらにここでも30分停車があるので少々遅延していてもここで全て吸収されます。しかしなしてこんなに止まるかなぁ?(臨時のトロッコ列車が走るときのためのようで)。暇なので駅舎を撮ってみたり周辺をうろうろ。でもけっこう時雨れていて。寒いから車内に撤収。して、スイッチバックですが。

 折り返した後。ここはポイントにスノーシェッドが付いていますか。スイッチバックも規模が大きすぎるといまひとつ、ですかね。その意味では坪尻は最高ですな。このあとのったりのったり列車は進み、最高点近くで傾斜もきつくなって、さらに減速。おろちループがよく見えましたね。ただし、遮るものがない絶壁のそばを走っているので、下を見ると怖いとか。
 さらに山間を走ることしばし、備後落合駅に到着。何もなさそうで分岐駅のため(とはいえどの分岐先も超弩級のローカル具合)、駅の規模は大きめ。18切符期間のみ賑わってるようですね。でも、3方向から来る列車とも10分以内に到着しすぐに折り返すので、堪能時間はほとんどなく。乗り継ぎが良すぎると堪能できませんよね~(ちなみに、木次線・芸備線新見方面からの列車は一日3本のみのため、一本遅らせて、案手芸当は現実的ではありません)。3方向から来たお客さんがそれぞれすれ違いながら別の列車に乗り継いでいきます。
 わたしは三次方面へえっちらおっちら。こちらは地元高校生がわんさと乗ってきてますね。人が増えて景色が堪能できないまま三次駅。ここで2分乗り換えもあったのですが、いい加減乗り疲れてるので、28分後の乗り換えをチョイス。ようやく車内ではないところに出たため、駅に電話して、忘れたデジカメの所在を確認。一息つけば後は広島へ向かうのみですね。
 三次-広島は郊外列車で、途中からICOCAも使えるようになるし、利用客もめいっぱい。陽も落ちてきて車窓どころではないから淡々と進むのみ。最後の広島-岩国は都市近郊で新型車両も。この新型車両、揺れがほとんどないね。芸備線のディーゼルの後だから驚くほどに揺れない。保全状態もあるだろうけれど、乗り心地最優先の車両なんだろうなぁ。

 と言うところで岩国到着です。結局予定は予定でしかなかったけれど、到着時刻は同じでした。まぁ、そんなものなのかも。

結局
 227D → 133D → 1449D → 359D → 1833D → 1555M

に変わり、実時間は
 鳥取 →  米子  →  宍道  →  備後落合 →  三次  →  広島  → 岩国
 0707 → 1002/1025 → 1131/1132 → 1434/1438 → 1600/1628 → 1809/1821 → 1914

 さぁ、明日も鉄分だ!(こら)