風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

京極夏彦 『百器徒然袋―風』 2

2006-04-06 23:15:27 | 

「榎木津はね、あれはあれで、榎木津と云う面を被って暮らしてるんですよ。何も被ってないように見えるし、本人もそう振る舞っているけれど―――あれはそう云う面なんですよ」
(京極夏彦『
百器徒然袋―風』)

京極堂が語る榎さんの魅力その2(違)。
普段は互いに馬鹿だ阿呆だと罵り合っている彼らですが、すごく榎さんのことを理解しているんですねー。ほんと羨ましくなるなぁ、この人達。あたり前ですけど、友達は数じゃないですよね。

榎さんだけでなく、きっと誰もが皆、それぞれの面を被って生きているのだと思います。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする