今度は逆さまになって歩いてくる緑色の少女が、向こう側から歩いてきた。
スカートが時々、マンホールの蓋にひっかかった。
靴の中に入った小石を取るために、少女は世界中を脱ぎ捨てながら、首をかしげた。
この世の中の全てのものとの繋がりがあなたを必要としているのです。
今ここにあるはずのものがないと言って、事実さえも否定するとすれば、そこには何も生まれません。
(『坂の上の星屑』)
正直私は尾崎のMCはあまり好きではなかったし、須藤プロデューサーがまたもや自分の息子さんを起用していることも気に入らず、このリーディングアルバムには殆ど興味がなかったのですが。
Yahoo!BBで何気なく視聴してしまったら、、、う、、、なんか、、、良いかも。。。
なんていうのか、ほんと紙一重なんですよね。
一歩間違えばすごく陳腐でただのナルシーな作品になりかねないのに、尾崎のは決してそうならない。
これが才能というものか、と改めて痛感しました。
言葉がニセモノじゃない。本物なんですよ。それがちゃんと伝わってくる。
しかもそれは単なる心の叫びではなく、アートになっている。
ただでさえ尾崎は良い声してますしねぇ(朗読が上手なのは意外だったけど)。
これでまだ10代なんだものなぁ。。。
もっと生きて、さらに色々なものがそぎ落とされていったら、どんな詩を生み出してくれたのだろうと思うと、残念でならない。
でもこれはこれで、そのちょっとだけ素人くささを残したところが、ありのままを伝えたいというような見え隠れする必死さが、10代のくせに妙に教祖っぽいところが(笑)、良くも悪くも尾崎ならではで、この作品の一番の魅力になっているのかもしれない。
難を言うとすれば、バックの音楽がうるさいです。。。尾崎の声だけの方がよかったな。あるいはもう少し控えめな音楽にしてほしかった。。。
いずれにしても、詩人としての彼のファンでもある私は、もしや聴かない方がおかしいようなCDなのかしら、、、?これ。。。
とりあえずレンタル開始したら借りてみようかな。
でも、一般受けはしないだろうなぁ、このCD。。。(苦笑)