コルクの葡萄畑

日々面倒を見ているブドウ畑と愛犬のダックスフント『コルク』の成長と活動の記録

メタリックな奴ら

2010-07-22 13:30:33 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑「狸沢」のブドウの葉が何者かによって食べられていました。
葉脈だけは残すこの手口はあいつらだな、と探せばすぐに見つかるマメコガネ。

危険を察知すると葉っぱの上から転がり落ちて緊急避難するこやつらは
夏場の葉っぱを食べる代表的なブドウの害虫。

少し前まではアカガネサルハムシが幅を利かせていたのですが、
梅雨が明けたらとたんにマメコガネが目に付くようになりました。

共通するのはそのメタリックボディ。
ブドウの葉を食べてなぜこのような金属光沢が身につくのかは謎。

捕らえたらすぐに始末するのはこれまた共通。
捕ったり食われたりが秋まで続きます。


                 ↓マメコガネの半分程度の大きさのアカガネサルハムシ。こやつの食害跡はなぜか赤くなってしまいます。
                 




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夏といえばこの虫

2010-07-14 08:25:35 | ブドウ畑の昆虫たち
世間一般には夏の虫といえばカブトムシやセミなのでしょうが
我が家の畑では夏の虫といえばこのオニヤンマ。

夏の大空を意気揚々と滑空する空の王様。

以前は羽化した後のヤゴの殻を発見したのですが、
今回は草にしがみついて羽化したての御様子を発見。

羽は透明感があり、緑色のはずの目は白く濁っています。
草をかきわけても動じないところを見ると、まだ飛ぶ準備ができていないのでは。

今頃は羽も乾ききって、梅雨の晴れ間を飛び回っているかもしれません。



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とうとう梅雨入り

2010-06-15 16:24:07 | ブドウ畑の昆虫たち
いままで乾燥した天気が続いていましたが
おとといあたりからいきなり蒸し暑くなり、
これは来たかなと思っていたらやはり梅雨入り。

通常より数日遅い梅雨入りらしいです。
しかしまだ梅雨の序の口。
これからますます蒸し暑さが増してくるのでしょう。

そんな暑さを避けるためか、キアゲハの幼虫もシロツメクサの陰に隠れていました。
肥え太って親指ほどもある巨体がサナギになるのはもう少しあとだろうか。
梅雨に入ったばかりなのに、つい梅雨明けのことを考えてしまいます。

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クモが元気

2010-06-01 15:55:35 | ブドウ畑の昆虫たち
今週一週間は暖かい日差しが続きそう。
朝の冷え込みは厳しいけど、日中はいろいろな生きもの達が蠢くようになりました。

なかでも目立つのが小さなクモたち。
写真はホオジロハエトリだろうか。
ブドウの支柱を餌場にして自分よりも大きな獲物を虎視眈々と狙っています。

クモが動き出すということはその他の昆虫たちも活動をしているということ。
ブドウも4,5枚目の葉を展葉させ始め、いよいよ初夏を迎えようとしています。

       

  
              ↓ハナグモ。黄緑色の体が綺麗。威嚇されてしまいました。   
              


              ↓ネコハエトリ。支柱そばの常連。とにかくよく見かけます。 
              

              

              ↓ネコハエトリ正面から。目が合うとすぐ隠れます。結構毛がふさふさ。
              



       
              ↓名称不詳。とにかくツヤツヤテカテカしたぽっこりお腹が特徴。支柱を登ってきたイモムシを捉えたようです。
              

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雪中行軍

2010-01-22 13:43:45 | ブドウ畑の昆虫たち
雪が降ったかと思えば、晴れ間が続いて溶けるというパターンを繰り返す今日この頃。

畑に積もった真っ白い雪の上を黒い物体が蠢いているのに気がつきました。
よく見てみると羽の無い1cmくらいの昆虫。

雪の中に閉じ込められていたのかな?間抜けだなぁなどと思っていたら
周りにも数匹同じ虫たちがいて動き回っており、氷点下などなんのそのという態度。

これは気になると調べたら、セッケイカワゲラという昆虫と判明。
このセッケイカワゲラ、低温化での活動に特化しているらしく、暑さには極端に弱いとのこと。

こんな真冬に何を食べているのかとさらに調べれば、
驚いたことに氷雪プランクトンという雪や氷の上で光合成を行い繁殖する微生物や、風で飛んできた木屑なんかを食べているのだそう。

寒風吹きすさぶ冬のさなかに、平気で雪中行軍を続けるセッケイカワゲラの生態に加えて
そのエサとなる氷雪プランクトンというこれまた寒さに強い存在を知ることになり、
こんな身近なところにも自然の驚異的な奥深さが隠れているのだな、と思い知らされる一日になりました。


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ブドウ畑の行列

2009-11-14 13:17:43 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑「肩」の支柱に赤とんぼが行列を作っていました。

この行列に割り込もうとする別の赤とんぼがひっきりなしに飛んでくるので、
そのたびに並んでいたとんぼが応戦。
なぜか相当人気がある支柱らしく、並べなかったトンボ達は
周囲を飛び回って場所が空くのを待っているようでした。

          
                     ↓収穫後のカベルネソーヴィニヨン。今年一年ほんとにお疲れ様でした。
                     

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緑色のネジ

2009-09-17 13:09:27 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑のかたわらに生える葛の葉にあまり見かけないイモムシを発見。

綺麗な薄黄緑色の体の上を、黄色い線が螺旋状に体を横切っています。
その頭はこれまた珍しく、他のイモムシと違いとがった形をしていて、
まるで緑色のネジのような姿。

このイモムシはモモスズメという蛾の幼虫。
まあ、ブドウに悪さはしないだろうとそのまま放置しておきました。



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憎々しいイモムシ

2009-08-17 16:15:30 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウの葉が季節はずれに赤くなり元気がないとき、
たいていの場合はこいつがもぐりこんでいます。

ブドウの枝ほどの太さに成長したコウモリガの幼虫は
体長も5cmを超えて巨大な頭を持った堂々たる体つきをしています。

食い入られたブドウは致命的なダメージを受けることが多く、
我が家の畑ではダントツで嫌な害虫に決定。

殺虫剤を撒かないので、とにかく発見次第捕殺する以外なく
畑の中を歩くときは奴らがいないか気をつけるようにしています。


               ↓正面から。やはり憎らしい。
               

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ニホンミツバチの分封

2009-06-12 16:33:20 | ブドウ畑の昆虫たち
3日前我が家のブドウ棚から
なにやらすさまじい羽音が聞こえたので調べてみると
何千匹ものミツバチがブンブン辺りを飛び回っていました。

これはもしやと辺りを見回すと、いました。ミツバチの群れ。
夏の初めにミツバチの群れの中に新しい女王蜂が生まれて、
もとの群れの何分の一かの働き蜂を引き連れて外に出て行き、新しい巣を作る。
分封(ぶんぽう、分蜂とも)というこの新しい群れの誕生の儀式がいままさに行われていたのです。

しかも我が家のブドウ畑で。
  


                 ↓一匹一匹がつながって形作られた蜂球。一番上が一番キツそう。
                 





これはチャンス。




分封しているときのミツバチは攻撃性が薄れ、非常におとなしくなるので
群れごと捕まえて巣箱の中に入れれば飼えてしまうのです。



                 ↓手を近づけてもおとがめなし。大きさは子供の頭くらい。
                 

しかし巣箱は無い。
そこでピンと来たのが、ワイン樽。
昔、空き樽を外に置いていたらミツバチに巣を作られたことがあったのです。

早速、樽スタンバイ。
カラスの羽で巣の上部を切り落とすような感じでダンボール箱に受け止め、
樽の穴に向けて羽で押し込んでやりました。


                 ↓恐る恐る樽へ蜂を押し込むの図。
                 



次の日。わくわくしながら樽を覗き込んだところ、一匹もいない。
振り返るとそこにはもとどおりの蜂球が。
女王蜂を捕らえられなかったためか、失敗したもよう。
がっくりしながらも、もう一度チャレンジ。

今度は上手く女王蜂を捕獲できたようで、蜂たちが渦を巻くように樽の中に入っていきます。


                 ↓しばらく経つとほぼ全ての蜂が入っていってしまった。
                 


そのまた次の日。
落ち着いてくれただろうかと覗き込んでみると、
樽の穴から出入りするミツバチたちの姿。

その黒っぽい体からどうやらニホンミツバチの群れだった様子。

ブドウは自家受粉してしまうので、ミツバチたちとの関わりは少ないけれども
畑の仲間の一員として今後ともよろしく、とお願いしてきました。



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芽吹きの季節到来

2009-05-09 13:22:22 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑「肩」のカベルネフランが芽吹いて、すくすくと大きくなっています。

ここしばらく初夏を思わせる暑い日が続いており、
枯れてしまうんではないかと心配になりますが、そんなことはお構いなしの成長ぶり。

しかもボディーガード役にシラヒゲハエトリらしきクモまでいます。
これからなにかと害虫が多い季節になるので、どうぞよろしくお願いいたします。

 
             ↓捕らえられているのはルリチュウレンジか?自分の体の数倍もある獲物を軽々とつかんでいます。
             



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