コルクの葡萄畑

日々面倒を見ているブドウ畑と愛犬のダックスフント『コルク』の成長と活動の記録

奇妙な石?

2008-12-24 10:53:18 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑「沢」の石垣の中にぶつぶつと穴のある奇妙な石があるなと近づいてみれば
それは蜂の巣。

全ての部屋が空き部屋になっており、どこかで女王蜂などが越冬しているのではないだろうか。
別の場所でも同じような形の巣を発見。
いままでこんなに蜂の巣が畑の中にあったことがないので少し驚き。

今年はスズメバチの来訪が多い年でもありました。
野生の生き物がいるのは嬉しいのですが、脅威を感じるほどになると複雑な気分。

来年はどんな年になるのだろうか・・・


           ↓下から見たハチの巣
           

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食欲の秋

2008-10-21 15:33:00 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑の中にひときわ背の高い雑草があるのですが、
その葉っぱにギザギザのかじられた跡があったので、葉の裏側を見てみたら巨大なイモムシを発見。

ここらでは見かけないその特異的な模様のイモムシはフクラスズメというらしい。
結構な偏食野郎らしく、畑でかじっていたヤブマオという葉やイラクサなどを主に食べるらしい。

食欲の秋という言葉がぴったりくるその食べっぷり。
さて、今日の晩はなんだろうか。
見ているだけでお腹が空いてきます。


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肉ダンゴ

2008-09-26 14:00:47 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑「沢」のメルロの葉っぱの端っこから頭を覗かせているのはバラハキリバチかな?

頭が平たくて黒っぽい体つき。
アシナガバチなどの黄色いハチとは違い、温和そうなどっしりとした体。

なにかを顎にくわえてモゴモゴしています。
どうやら何かの獲物の昆虫のよう。
もうすでに肉ダンゴ状態になっています。

これから幼虫に餌をあげる予定なのか?
もしそうならコレはほんとにバラハキリバチなのか?

全身を写真に収めないうちに飛んでいってしまったので、真相は藪の中です。残念。


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これでも立派な成虫

2008-09-22 15:18:40 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑「肩」の桐の葉にとまっているのはキイロテントウ。

透明感のある黄色のボディがなんだか頼りない感じを醸し出してますが
これでも立派な成虫。
すぐそばにあるのは脱皮後の残骸。

テントウムシの仲間なのですが、アブラムシなどを食べる肉食ではなく
ウドンコ病などの菌類を食べるそう。菌食とでもいうのだろうか。

ウドンコ病といえばブドウの三大病害の一つ。
もしかしたらブドウの葉についたウドンコ病菌を食べてくれているかもしれない
と思ったとたん、黄色いボディが輝いて見えるのでした。


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恐怖のすり鉢

2008-08-26 10:37:29 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑の乾燥した場所にぽつぽつと存在するすり鉢。
いわずと知れたアリジゴクの巣。

通りがかったアリなどの昆虫にとっては恐怖以外の何物でもないでしょう。
落ち込んだすり鉢の底には巨大なハサミ状の顎を持った主が待ち構えているのだから。

しかし、見た感じこれだけ浅いのになぜ脱出できないのか疑問。
しかもアリジゴクが成虫になったウスバカゲロウがあんなに貧相な体つきなのも、
幼虫時代のいかつい生活からは結びつきません。

昆虫の生態というものはつくづく不思議なものだなぁと、
このすり鉢を見るたびに思います。


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畑の二大昆虫 その2

2008-08-08 17:11:02 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑「肩の下」のメルロの葉にしがみついているのはオオカマキリ。

脱皮したてなのか、体が薄い緑色をしています。
突然の人間の登場に驚いたのかすばやく葉の裏側に隠れてしまいました。

山の中なのにコガネムシなどによる食害が少ないのも
もしかしたらクモやこのオオカマキリなどの捕食者がしっかりと働いてくれるからかもしれません。


              ↓アリを食べているオオカマキリの子供時代の写真
              

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畑の2大昆虫 その1

2008-08-07 11:33:55 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウの支柱にしがみついているのはオニヤンマ。

体長は約10cm。
緑色に輝く巨大な目、透明な四枚の羽、独特な黄色と黒色のカラーリングの体。

先日見つけたヤゴの抜け殻からは想像もつかない変身ぶり。
巨大な顎は変わらないようです。

近づいてもまったく動じず、ゆうゆうと朝日で体を温めていました。
その飛びっぷりも悠然としたもの。
是非とも獲物を捕らえる攻撃的な瞬間を見てみたいものです。


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ヤゴの抜け殻

2008-07-28 14:14:09 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑「沢」の雑草にしがみつくようにしているヤゴの抜け殻を発見。

大きさは約5cm。
頭が真っ二つに割れているかのような巨大な顎を持ち、
頭の両端には前後左右が良く見渡せそうなとがった目があります。

頭の下に長く突き出た長大な顎を伸ばし、水の中の獲物を捕らえる肉食動物。
脱皮後は空の獲物を捕らえるのだからたいした生き物だなぁとつくづく感心。

調べてみると山の渓流などで成長するオニヤンマのヤゴと推定。
成虫になるまで2~3年もかかるそうで、なかなか貴重な写真となりました。

オニヤンマといえば我が家の畑はおろか、
家の中まで入ってくるほどの広い縄張りを持つ堂々たるトンボの王様。

優雅な空の生活のためには地道で長い下積み時代が必要なのだと思うと
何故か王様にも親近感が沸いてきます。

          ↓オニヤンマのヤゴを背後から。どうやらのけぞりながら脱皮したようす。
                


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ちっちゃくても一人前

2008-07-11 08:35:39 | ブドウ畑の昆虫たち
カキドオシの葉の上にちょこんと乗っている緑色の幼虫。

まだ羽の生えていないオオカマキリの幼虫です。
小指の先にも満たない体なのに、こちらを見上げて威嚇してきます。
気迫だけは大人顔負け。

夏が終わる頃にはきっと体が気迫に追いついているはず。
成長した姿を見るのが今から楽しみです。


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奇妙な物体

2008-06-24 11:49:24 | ブドウ畑の昆虫たち
ハコベの葉の上になにやら奇妙な物体を発見。

近づいて見るとオレンジ色をした黒い斑点模様のあるサナギ。
ナナホシテントウのサナギのようです。

こんな目立つところでサナギになって羽化しようとするとは大胆な。

アブラムシなど、テントウムシの餌が少ない場合は、幼虫同士やサナギなどを共食いするらしいので、
一見のどかなこの光景も結構な危険を孕んでいるのです。

是非とも無事に羽化を遂げ、ブドウの害虫を駆除する益虫として活躍して欲しいものです。


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