【 売れる営業 】実務営業コンサルタント 島田安浩 アクト株式会社代表

「営業紙芝居×顧客LTV最大化」実践講座 
営業実務コンサルタント島田安浩が「営業で悩む人を無くす」ために情報発信

『 試合と勝ちと負けと営業! 』

2008年08月11日 01時06分31秒 | Weblog
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 No140) 『 試合と勝ちと負けと営業! 』
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 ■ オリンピックが、いよいよ始まりましたね!
   開会式も、中国が国の威信をかけただけあって、
   聖火点灯も考えられないような演出で、


   流石は中国と言う感じでした。
   本当は、オリンピックが終わってから
   帰国したかったのですが、2年も早く中国から


   帰ったお陰で、こうして、独立してやっている
   と言うのも、考えてみると面白いですね。



 ■ さて、折角、オリンピックをやっているので、
   今日は、私の体験した試合等に関しての、
   お話しを営業に絡めてお話しします。



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■目次

【1】試合と練習

【2】勝ちと負け

【3】売れれば良いの?

 ★ 確認下さい。
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【1】試合と練習
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 ■ 私は、小学2年から剣道をして来ました。
   兄貴が、やり始めたので、真似して始めた
   のですが、好きでも嫌いでもなかったです。


   小学2年から始めたのは早い方だったので、
   同じ学年では強い方でしたが、凄く強い
   双子兄弟がいて、なかなか、彼等には勝てなかったな~。


 ■ 私が加入していた剣道クラブは、学校が
   主と成ってやっていましたが、学校のクラブ活動
   では無く、保護者を中心に構成されていました。


   この剣道クラブは、県でも結構強い方で、
   毎年、全国大会に出れる程度のレベルでした。
   小学生の全国大会は、当時、県大会の


   優勝・準優勝の2チームが参加できました。
   私の前の代も全国大会に参加しました。
   その大会に、双子の兄弟は、5年生ながら


   参加していました。
   本当に強かった!
   6年生に成ると、2人で個人戦の優勝・準優勝を


   競い合っていました。
   まあ、その彼等が居たので、うちのチームは強かった
   です。


   剣道の場合は、5人1チームですが、2人が勝てば、
   他の3人が引き分けでも勝ちなのです!
   非常に有利でした。



 ■ 私は、どう言う訳か、大将でした。
   先鋒・次鋒・中堅・副将・大将の順番で戦うのです。
   うちのチームは、強い双子を次鋒と副将に置いていました。


   これは、通常、強い人間を、先鋒・中堅・大将に置くチーム
   が多いので、確実に勝ちに行く作戦でした。


   ではなぜ、私が大将かと言うと、ノンビリしていたからです。
   ジックリ戦うタイプだったので、引き分けが非常に上手かった
   のです。


   先鋒は、元気があってチームを勢い付けれるタイプ
   じゃ無いと駄目です。
   そして、大将は、負けないタイプじゃ無いと駄目だったのです。

   
   私は、勝てなくても引き分ければOKでした。



 ■ そんな私ですが、実は、練習では強い方でした。
   双子の兄弟にも練習では良く勝ったりしていました。


   でも、試合に成ると、弱い方でした。
   双子の兄弟にも、普段通りやれば良いのに!
   と良く言われていました。


   でも、なかなか、練習通りに試合が出来ない!!
   それでも、双子の兄弟のお陰で、県大会で優勝し、
   全国大会に出場出来ました。


   全国大会では、何をしたのかも覚えていません。
   ただ、試合を何試合か戦って、私は全部負けました。
   そして、チームも負けて、悔しくて、情けなくて


   どこか良く分からないですが、泣いていた
   記憶だけが、残っています。



 ■ 中学に進んでからも、その5人は、同じ中学に
   進学しました。まあ、田舎なので同じ地域の
   人間は同じ中学に進みます。


   でも、不思議な事に、中学に成ると双子の兄弟
   よりも強い人間が、出て来ます。
   県大会で、いつも勝っていた二人が負けることも


   多くなって来ました。
   私は、2年の途中で、遊び始めて、3年の初めの
   時には、Bチームに入れられていました。



 ■ その時に、生まれて初めて、自分の為に練習を
   しました。


   それまでは、自分で進んで練習をしたことは1度も
   無かったです。言われるがまま、練習をしていました。
   

   レギュラーから外れたことで、初めて、負けたくない!
   と言う気持ちに火が付いて、夜、家の前の公園で、
   毎晩、木を相手に、練習をしました。


   熱血マンガみたいですが、本当にやっていました。
   そして、生まれて初めて、練習と同じような試合が
   出来ました。


   それは、市の大会に参加した時に、各校から2チームずつ
   参加して、戦う時に、Bチームの大将として、2年をまとめる
   役割で参加した時でした。



 ■ そのチームは、3年は、私ともう一人だけでした。
   3人が2年生で、参加して2年生に試合を体験させる程度の
   意味のチームでした。


   勿論、Aチームが優勝を目指して結成されていました。
   でも、なぜか私は、非常に燃えていましたし、負ける気が
   しなかったです。


   このチームでは、私がポイントゲッターなので、負ける訳
   には行きません。どうも、私は、そのような状況の時の方が
   力を発揮するようです。


   何とその大会で、私のBチームが優勝したのです。
   Aチームは3位でした。
   そして、次の試合から私はAの大将となりました。



 ■ 実は、うちの中学校の剣道部は一度も、全国大会に
   参加したことは無かったのです。
   1年前の先輩も、準優勝で、惜しくもダメでした。


   中学からは、優勝しないと全国大会には進めません。


   そして、嫌なジンクスがありました。
   最後の県総体の前に、何度か県の大会があるのですが、
   その大会に勝ったチームは、総体では負けると言う


   ジンクスでした。
   前の年もそうでした。
   そして、我々も、総体までの大会全てで優勝して総体を


   迎えたのでした!



 ■ 私は、自分で練習を始めてから、試合で勝てるように
   成って来ました。
   それまで、やらされていた時と、明らかに試合の成績が


   変わって来ました。
   そして、自信も付き始めていました。
   「勝てる!」って思えるように成って来ていたのです。


   小学生の時、試合は嫌いでした。
   みんなの前で、恥をかくようなそんな気持ちで試合に
   臨んでいました。


   でも、その時は、試合が楽しかったです。
   みんなで、一緒に勝って、喜び合える!
   そして、自分も十分に責務を全う出来る自信があったのです。



 ■ 見事、県大会で優勝できました!
   最後の決勝戦は、当時、個人で県大会で優勝するような相手で
   私は一度も勝ったことが無かった相手との闘いでした。


   私が、勝つか引き分ければ、優勝。
   でも、2本負けすると、相手が優勝すると言うような、嫌な
   出番でした。


   でもなぜか、落ち着いていました。
   先に相手が、1本取って、追い込まれました。
   そのまま、1本負けなら、代表戦と成れます。
   (両チームから代表を出して決戦する。)


   でも、もう1本取られれば、負けてしまいます。
   時間はドンドン過ぎて、もうすぐ、時間切れと言うところまで
   来ていました。


   代表戦の準備を先生が後ろでしているのが見えました。
   そして、時間ギリギリに、私が1本取ったのです!
   それで、引き分けました。


   1本取った瞬間に、チームメートと先生が大喜び
   していたのが、ハッキリ分かりました。
   非常に冷静に、周りが良く見えた、そんな試合でした。




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【2】勝ちと負け
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 ■ でも、やっぱり、全国大会では勝てなかった!
   私は、山形代表の後の相撲取りの若瀬川と対戦
   しました。


   中学生で、あの体格はずるいよ~と言う感じでした。
   でも、小学生の時とは違って、試合内容は覚えて
   いますし、涙も出なかったです。


   敗因が明確に分かったからです。
   審判の取り方が、島根と全国大会では正反対だった
   のです。


   島根は、引き技や抜き技は殆んど取りません。
   全国大会ではそっちを取ります。
   まあ、負けは負けです。


   負けた方が弱いのです。



 ■ 高校に入っても、剣道を続けていました。
   その時に、非常にクセのある剣道をする人に
   出会いました。


   中学から始めた人で、決して上手くは無いですが、
   クセが強いので、試合では、相手がビックリして、
   勝ってしまうのです。


   私は、彼と出会って、「勝ことと綺麗な事は違うんだ!」
   と、思うように成って来ました。



 ■ 今、オリンピックで連日柔道の試合を放送しています。
   昔の日本の柔道家は、山下選手ぐらいまでは、非常に
   綺麗な姿勢で、柔道をして来ました。


   ところが、海外の選手が、腰を引いて構えるように成り、
   柔道だか、レスリングだか分からないような技を使うように
   成って来て、それに対応するように成り、


   日本選手も、見た目が悪い姿勢を取るように成って来ました。
   でも、勝たなければいけない試合では、格好は2の次3の次
   なのです。



 ■ それを、彼は剣道でやって見せてくれました。
   決して綺麗とは言えませんが、勝つのです。
   試合においては、勝ことが最優先です。


   どんなにファインプレイをしても、負けたら、
   ダメなのです。逆にどんなに汚い手を使おうが、
   勝ちは勝ちなのです。


   勿論、試合なので審判が居ますので、
   反則をすれば、反則を取られてしまいますが、
   それでも、勝てれば、堂々の勝ちなのです!


 ■ 私は、この考えを受け入れる事は、
   カナカナ出来ませんでした。
   だって、綺麗で、勝ちたい!そう思ってた。


   基本が重要!
   構えが重要!
   そう教えられたし、そう思って続けてきたのに、


   彼は、基本も構えもグチャグチャだけど、
   上手く、当てる!
   剣道と言う武道では無く、スポーツとして当てるのが


   上手いって感じで、勝ってしまうのです。



 ■ 彼との出会いが、試合での勝ことと、その道で
   レベルが高い事のは違うのだと言う事を、
   教えて貰いました。


   ただ、私は、綺麗な剣道を追求しました。
   勝てば良いと、言う剣道は出来なかったし、
   やろうとも思わなかったです。





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【3】売れれば良いの?
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 ■ これを、営業に例えると、極端な言い方をすると
   契約を取れれば良いとするのか、
   お客様と長くお付き合いするのかの違いのように


   感じます。
   目先の契約を取ること=お客様に勝つこと
   こんな感じです。


   まあ、試合に勝つのとを一緒にするのはオカシイ
   気がしますが、勝つために手段を選ばないと
   言う意味では、良いようにも感じます。



 ■ 何が言いたいのかと言いますと、
   勝つために手段を選ばないように、目先の契約を取る
   事だけに、焦点を置いて営業をするのは、決して良くない!


   と言いたいのです。
   目先の契約を取るのは重要ですが、手段を選ぶべきです。
   手段を正々堂々と選んで契約取るのはOKです。


   
 ■ なぜなら、スポーツの場合は審判が居ます。
   ところが、商談の場には、審判は居ないのです。


   では審判の代わりは、自分のモラルだけです!
   だからこそ、手段を選んで戦って欲しいのです。
   手段を選ばないと、どん底に落ちる!


   そんな営業マンを沢山見て来ました。
   確かに、たくさん契約を取るのですが、
   数年で、クレームの山を作って、逃げるように
 

   会社を辞めて行くのです。



 ■ 試合と営業は大きく違います。
   試合では、相手を負かして自分が勝つ事が求められます。
   営業では、お客様を喜ばして、契約を貰うのです。


   つまり、試合は、WIN LOSS です。
   営業は、WIN WIN です!


   その為には、勝てば良いと言う考えでは無く、
   基本を大切にして、お客様の喜んで貰う!
   商売冥利に尽きる営業をして欲しいのもです。


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   ・ アプローチについて

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   ・ お客様の4つの反応に対する対応法

   ・ ビジネスの大枠を理解する

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