いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

解散の副作用??

2005年08月09日 22時06分00秒 | 社会全般
1)障害者自立支援法廃案

これについては社会福祉の本質・意味をよく考えるべきで、単に利用者負担を重くしていくのがいいとは思えない。大反対していた(社会保障再考)願いが天に通じたのでしょうか(笑)。

でも再び提出される可能性があるのですけれども・・・。歳出削減が出来たならば、ただ減らすばかりではなくて、本当に必要な部分にこそ予算を配分して欲しい。


2)脱兎の如く脱党か、社民は早くも1減(爆)

「八つ当たり解散」とかほざいているから、横光副党首は我が身可愛さでサッサと離党じゃないか(笑)。当たられたのは、党内だったのね。私の推測が狂ったな。予想では2減の4議席と読んでいましたが、選挙突入前に減ったので予想は3ですね(希望ラインにあと一つだな、あながち無理な減りでもあるまい?2議席で泣いてみたらいいよ)。

衆院戦を占う~気が早いが大胆予想してみる

党内ガタガタ、前にも言ったけれど思い切って「ころべ」ば楽になるよ?
んー、どお?福島党首よ。味方からも見限られるような党に、倍増もへったくれもないだろう?仲間が逃げ出すような政党には、何の魅力もないだろうし、国民の厳しい審判が待っているだろう。だから、最適戦略を初めから選択するべきだったんですよ。忠告したでしょ?(話題シリーズ6郵政法案の予測


3)官僚は「脱藩」して候補者に名乗り出る

昨日ロボ岡田くんがそう言っていた。「候補者が多すぎて・・・霞ヶ関を『脱藩』して立候補するとか・・・」だって(笑)。他に「だっぱん」という言葉はあるかな?思いつかないけど。なので、きっと「脱藩」だと思いましたよ。

確かに、財務省課長~トヨタ自動車と移り、内閣府の政策参与だった岸本周平氏が民主党から立候補予定なんですね。この方は、竹中ブレーンの1人なんだそうです。ほらね、民主党は官僚出身者をよく集めるんだよね。その割りに政策立案が・・・何ででしょうね?この前、仙台市長になった人も経産省出身の官僚でしたね。最近は地方自治にも積極参戦の様子ですね。

ひょっとして霞ヶ関では「脱藩ブーム」?(笑)


4)造反者の進退

どうやら新党結成は危ぶまれてきた模様。結局こいつらも結束など出来ずに、選挙となればまず御身第一。大義なき連中は、弱い。
「真正自民党」で一旗揚げるんじゃなかったのかよ、平沼赳夫。
宣言通りやれよ、「真正」で。
どうした亀井兄&弟。ワタヌキ新党は結成せんのか?(爆)

前にも使ったけれど、「ワタヌキ抜き」でしか戦えないとか、内心みんな思っているんだろ?下手に「伝家の宝刀」を「抜き身」にさせたから、自らに刃が向いてしまい傷つくのさ。そんなことは、最初から分っていたことだろ?解散決定&公認外されたら、途端に「自民党を愛している。何も小泉さんを降ろそうなんてことは・・・」って、いきなり弱気発言が多いじゃないか。既に引退を決めたセンセもおられるようですから、他の方々も選挙前に降りてみたら?どうせ結果は、「ドボン」だよ?まあ、数人は助かるが、今後ずーっと「日陰組」となるでしょう。

選挙終了までは、「造反者」達はずーっと造反者と呼ばれる。これは付いて回る。良い呼び名だろ?「造反者」いかにも悪そうって感じで(笑)。


ことろで、今回反対投票をして唯一株を上げたのは・・・野田聖子のみ。知名度・人気アップで夫妻としては勝利だろうしね。亭主は今まで脚光を浴びることもなかったが、今回は追い掛け回されて・・・でも今後、「野田聖子の旦那」とかで覚えられるのも、ちと辛いか。野田夫妻(すまぬ、夫の名前忘れた・・・早くも。でも私は亭主の方の味方です)の投票行動は、言ってみれば真田戦略ですね。名付けて、「どちらかは生き延びる」採決。徳川方と豊臣方にそれぞれ子供達を残した、というあれです(だったよね・・・)。終始一貫して態度を表明し、自分の筋を通し続けた野田聖子議員は、敵ながら天晴れ(造反者という意味では)、ということで、恐らく衆院選挙は圧勝だろう。



「郵政解散」選挙で問われるもの

2005年08月09日 13時26分35秒 | 社会全般
小泉政権が発足以来、政治の中で格闘してきたもの―それは、旧来の政治システムだった。国民の前に新たな政治・統治システム構築の兆しをもたらし、不十分とはいえ「改革路線」という共通認識を広めた功績は大きい。郵政民営化という困難への挑戦がなかったら、多くの国民にも「構造改革」とか「財政改革」「行政改革」といったことも知られないままであったかもしれない。そして、派閥政治からの脱却を目指し、守旧派勢力の政官癒着、政官業構造の破壊に挑んだことも、重要な功績であると思う。「自民党をぶっ壊す」というのは、そうした守旧派達によって延々と続けられてきた派閥政治、権益優先の政治の打破を意味しており、それが今現実に行われようとしているのである。今回の選挙はそういう重要な意義が含まれているのである。


国民側からすると、国民にとっての最も有益なエージェント足り得る人々は誰なのか、どの統治ユニット(政党)がそれに相応しいか、ということを選択する選挙でもある。小泉自民や民主党に共通するキーワードは共に「改革推進」なのであり、仮にどちらが政権を摂るにせよ改革は実行されていくはずである。特に標的とされているのは、勿論「官」である(菅直人氏ではないですよ、笑)。


岡田代表は、「政官業癒着構造を持たない民主党が切り込んで、官から主導権を取り返し、官の利権温床を粛清し、公務員給与2割削減、3年で10兆円歳出削減を実行する」と豪語した(これは、私から見れば願ったりかなったりだが(笑)、それを実行できる政治力というのは、本当にあるのか疑問でもある。霞ヶ関の抵抗は、半端じゃないだろうからね)。岡田代表は増税する前に、まず削減を10兆円します、ということを宣言しているのだろう。消費税分の税収を歳出カットするとなれば、多くの部門から相当の反発が強まり、それを果たして乗り越えられるのか。そこが最大の疑問なのである。また、この経済学的影響もどういったことになるのかよく分らないが、短期間での大幅な緊縮財政は、景気動向に大きくマイナスに作用する懸念があるのではないか。


一方の小泉自民も、「役人天国」のままではいけない、これを絶対に改めさせる、と幹事長や竹中氏が発言していた。つまりは、官僚主導・「官」腐敗の改革を行うというのが、どちらの政党も目標としている、ということだ(それならいっそ民主党も協力しろよ、と思うんだけれどもね。まあいい)。今後の構造改革、行財政改革遂行の第一歩として、「まず、郵政民営化という難題にチャレンジしよう」というのが、今回の郵政関連法案であったのだが、これが否決されはしたものの、まだチャンスがあると小泉首相は思っているのだろう。何より、派閥政治の解体、守旧派勢力のあぶり出しを国民の前に明らかに出来ただけでも、意味があった。既得権益や特定組織の利益誘導にしがみつき、旧態依然の考えを改めることない連中は、政治の場から去れ、ということだ。そういう旧来の政治手法では、今後の難題を乗り越えられない、ということを示した。郵政法案の審議過程では、多くの国民にそれが伝わらなかったのだ。


これはマスメディアの責任もあると思う。郵政改革の先に見据えるものが十分に理解されていなかったからだと思う。郵政改革の内容についてもそうなのですが、そこから繋がる行財政改革が本当に実行できるようにするためには、そういう政治システムが整ってなければ、元々数の多い利権・既得権益を守ろうとする派閥勢力に負けてしまって、結局改革が頓挫するか、従来ずっと続けられてきた「先送り」「玉虫色」で終わってしまう。そこに早くから気づかず、国民に訴えられなかったメディアも、同じように責任を感じて欲しいと思う。テレビのコメンテーター達やその他出演者達も、郵政民営化の目的がよく分らないと度々言っていたのは、政府側の説明の悪さもそうだし、伝えるメディア側にも工夫不足があったのだと思う。私も自省が必要だと思っている(本当に)。国民という大きな力を、現政権にもたらすことが出来なかった。現実には、そんな大それたことは自分に出来ないと分っている。だが、一歩を踏み出さねば、次には繋がらないとも思っている。小さい一歩でもいいから、ブログに書くという自分に出来ることを通じて、誰かに伝わって欲しい、と願っている。


そういう訳で、今回の選挙では国民からすると、「どのように改革していくか」という方法論の比較をして、好きな方を選ぶということになるだろう。それとも、どちらが信用できそうか、という視点かもしれませんけれども。自公、民主のどっちにしても、特別会計や公庫公団の問題、公益法人の問題、公務員改革等、今後きっと切り崩しに合うはずだ。そこに焦点を当てさせるであろう、今回の解散が、国民にとって真の利益となるようにマニフェストを出して貰いたい。


そして最も重要なのは、国民自らが真剣に考え、「政治を変えるのは自分達だ」という気持ちと、政治への責任を国民が持つということだ。うまく行くのも行かないのも、やはり国民の責任なのであり、政治への姿勢という点で自らも変われるかどうかが求められていることなのかもしれない。政治を変えようと思うならば、国民も一緒に変わって行かねばならない、ということなのだろう。そこに思い至れるかどうかも、今回の選挙で見えてくるかもしれません。


「政治的無関心でありながら失敗は政治家のせいにする、何でも他人を当てにしたり人任せ、自己保身・利益ばかりを優先して考える、国民の責任を果たそうとせず放棄する」そんな大衆というのは、まるで「女王の教室」に登場する愚かなクラスメート達と何ら変わりがないような気がします・・・そう考えるとやっぱり恐ろしいですね。

そうならないように、日本国民のバランス感覚を信じたいとも思います。


色々追加ですみませんが・・・

昨日の閣議決定の前に、麻生親分、島村農水相、村上行革相が反対したとのことでしたが、その気持ちは判ります。むしろ全会一致よりも自然ですし、諌める人間がいる方が首相の意志の最終確認にもなります。

島村さんは、普通の対応をしたんだろうと思います。最後まで拒否するというのも、内閣に選ばれた人間としての責務を考えれば、当然と言えるでしょう。小泉さんを首班指名した自民党の代弁者という気持ちもあったでしょう。解散回避を信念として首相に伝えることには、自民党議員としての責任を一身に背負おうという気持ちもあったのではないかと。それでもなお、小泉首相の決意は固いのだ、と。島村大臣の首を賭けてでも(これがどれ程の重みなのかは、私には量りかねますが)阻止できなかった小泉首相の決意の強さは、いかばかりか、と。

私はそういう風に捉えており、単に反小泉とかではないと思います。ですので、島村さんの評価はむしろアップしましたね。これで、国会史に名を残すことになったでしょう。


また余計な追加ですが、以前に書いた記事を入れておきます。それから「郵政民営化まとめ編5」にも、たくさん入っていますので、お気軽にどうぞ(笑)。
えっ、読みたくない? そうですよね、・・・ガックリ。

私的政治思考の変遷


衆院戦を占う~気が早いが大胆予想してみる

2005年08月09日 01時07分01秒 | 政治って?
気が早いですが、議席数の見通しを予想してみます。今まで、私が予想すると、ことごとく外してきました(笑)。悪い予感がしますが、またやってみます。ハズレは許して下さいね。あと、「よくそんなハズレの読みで、株式投資とかのリスキーな投資をしているな」とか、心配される方々も多いと思いますが(笑)、一応大丈夫ですよ。あんまり危ない投資はしないことにしてますから。


まず、判りやすいところから。社民と共産ですが、現状の議席が6と9で、これがそれぞれ4と6に減少します。当然の結果ですね。社民の議席倍増作戦は打ち砕かれ(やけっぱちは、「社民党ですから~、残念~」又市さん)、共産は民主に食われます。

共産党の市田書記局長は、今夜のニュースでも、愚かなことを並べ立てていたな。お馴染みの「国民の虎の子の金」が、銀行や生保の餌食にされる、という究極の勘違いだ(これは民主党の桜井充議員が参院委員会でも、同じことを聞いていたな。アメリカの陰謀論じゃないのか、って。どいつもこいつも、毒されているな。どこから、こういうデマゴギーが流布されるんだ?)。おまけに職員の給与も「一円も税金では賄っていない」と。本当に頭が悪すぎだな。これも、郵政の収益構造を考えれば直ぐに判ることで、何度もブログ記事に書いてきた。まあ、いいや。次に行こう。

公明党の現有34議席は、微増で36(公明党は100%狙いですからね)としよう。ここまでで、46議席ですね。残りは434です。この内、反対票を入れた37人の内、比例以外の(比例当選者は自動的に消える)33~34だろうから、自民と民主の三つ巴戦を勝ち残れるのは、多く見積もって半分として17としよう(もっと少ないと思うけど)。すると、残りは417ですね。これを小泉自民と民主で争うことになります。


直近の選挙の参考として、先日の都議会選挙の合否率で見ると、民主が約69%ですから、候補者290人予定ですのでこの7割と踏めば203です。また、最近の小泉内閣支持率で見れば大体40~45%位で、40%だと192、45%では216です。参考レンジとしては、ざっとこの位と思います。

造反37を除いて、欠席議員14人のうち自民党に戻り賛成派となるのが半分の7とすれば、残る現有自民議席は211となります。先の残っていた417議席のうち民主が203を獲れば、自民は214で現状よりも上乗せになりますね。これは楽観的ですが、民主の上乗せが30としても206議席となって、この場合自民は211ですね。公明と小泉自民の過半数ラインは、自民205というのが勝敗ラインになると思います。公明が現有どおりならば、207となります。

ということで、民主は205前後、恐らく単独過半数は厳しく、200~210程度ではないか(210が最大と考えます)と思います。自民は207~217でギリギリ第1党を確保するなら現有の211死守という戦いが求められます。

まとめると、自民211、民主206、公明36、共産6、社民4、その他17ということになります。民主の大健闘なら、第一党を明け渡し、民主210、自民207、ということも有り得ますか。それか、造反新党がもっと少なくなるかもしれないですね。「郵政民営化反対」だけを掲げて選挙は戦えないと思うけどね。そうか、もともとの無所属がいるな。どれ位いるのかわからんな。計算が合わなくなりますね・・・

私の最低限の希望を言えば、自民220、民主207、公明36、共産4、社民2、他11ですね。

この選挙は、絶対に「改革路線」を守る為に、小泉内閣に勝たせる。民主党も似たような改革路線でくるだろう。だが、小鳩(小沢・鳩山)グループと、菅グループの策動があるようで、基盤の弱さを露呈しているな。ロボ岡田執行部への反発が強く、内部の主導権争いで選挙に響けば、小泉自民が勝つ可能性も十分残されていると思う。確かに川端・仙石路線では期待出来ないね。

追記:
タイトルが、「衆院選」ではなく「衆院戦」となっているのは、「いくさ」だからで敢えてそうしています。って、言い訳?笑