あれです、「シト」と言ってもあっちの使徒ではなく、使途の方です。私は「エヴァンゲリオン」マニアとかではないので。
勿論、「evangelist」でもありません(笑)。投票日直前のネタでしたが、取り上げようと思っていたのですけれども、ズルズルと過ぎてしまいました。
年金施設 回収不能1兆円 ニュース 医療と介護 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
読売朝刊にドーンと出ていたのですけれど、時期が時期だったので、ちょっと気になっていたが放置しておいた。官側のリーク作戦?みたいなものなのではないのかな、とか、チラッと疑ったり(笑)。ホラ、社保庁の自爆テロだ、というような流言?もあったので。
毎日新聞の記事は金額が判り易い。
年金問題:保険料約6兆9千億円を年金給付以外に流用-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
一応触れておくと、損失分が6兆円超という数字は小泉さんの時代に、既に判っていたことですよね?これを処理するかどうかで問題になった時、野党は反対してたはずじゃないですかね。この費用を仮に何かで埋めるとして、何で埋めますか?って話なんですよね。国のお金で、とかっていうのも出所が変わるだけで、結局は国民の払った税金ですから。年金財政の中で処理する方が円滑に処理できるだろうと考えているのです。だから処理を進めるのは当然だ、と書いたと記憶している(行政に変化の兆し)。
あと、6兆円超というのは62年分くらいをまとめた分なので、年平均だと1千億円くらいだし、こう言っては語弊があるが大した額じゃない。過去に無駄な使い道に回されて大幅な損失を蒙ったし、利権野郎どもに食い物にされたであろうことも想像できる。私自身もこれは言ってきたからね。
新聞に出る数日前に書いた記事がコレ>社会保障改革を推進せよ・4
運営経費は必ず必要になるので、仮に1945年に100億円の経費が必要で、その後年率4%で経費の名目額が増加すると、63年後の2008年には約1138億円かかる。この63年間の合計額は約2.7兆円だ。なので、6.9兆円くらいの流用があるにせよ、必要な経費を除けば約4兆円くらいは無駄だったかもしれない、ということはあると思う。その程度の額なら、運用収益がコンスタントに出せるのであれば1年で取り返せる額なので、通算の損失額そのものは大したことない。それよりも、今後毎年の運用率とか、保険料収入と給付額の差額分の方がはるかに問題になるだろう。
そうは言っても、実際、4兆円は大きな金額だ。これはその通り。
4兆円もあれば、例えばこれを基金化して、その運用利益を障害者の医療費自己負担額に充当することができ、運用利率が年平均3%であっても毎年1200億円を生み出せることになり、障害者の方々の自己負担額を増額したりしなくてもかなりの部分が賄えるだろうと思うのです。今は、この一部分に過ぎない数十億か数百億円を切り取る為に、障害者自立支援法で自己負担増額をやったようなもんです。こういう現実を見ると、本当に腹が立つのですよ。4兆円を無駄に失ってなくて、本当に国が困っているなら「皆で協力していきましょう」ってなるのは判る。だが、好き放題無駄に使ってきた挙句に、今は金がなくなったのでオマエら金出せ、っていうような、その根性が気に入らないって言ってるんですよ。大きな穴を開けてしまったのなら、挽回しろよ、と。大穴の責任を取れ、と。そういうのが一切なしに、負担だけは国民に求めてくるという発想とかやり口が許せないんですよ。
政府出資金を食いつぶした独立行政法人なんかも同じだ。運営交付金などでも毎年金を食い続けたのだ。こいつらに金を回さずに、本当に困っているところや必要なところにまず回さなければならないに決まっているのである。福祉行政とか教育行政なんかがここまで停滞してしまうことになったのは、ひょっとすると過去の政治的闘争というか、プロパガンダに利用されたことに一因があったのかもしれない。こうした闘争に利用された結果、政治活動の上では左派系のお題目というかスローガンだけが作り上げられたが、それが逆に大きなマイナスとなってしまったのかもしれない、ということだ。増税反対、自衛隊反対、福祉と教育を守れ、みたいな。野党がそういうことを言わず、与党内に政治的影響力を持つ政治家を送り込んでいたなら、もっと違った資金配分になっていたのかもしれない。そう思うと残念だ。厚生行政だの福祉行政だの言っても、実質的には「土建屋」型福祉みたいなものだったからな。そういうのが、大量の年金関連施設の残骸となって残った、ということかと。
まあ、社会保障問題を政権選択とか政治的闘争のスローガンに利用されてしまって、逆効果とならないことを願うばかりである。
勿論、「evangelist」でもありません(笑)。投票日直前のネタでしたが、取り上げようと思っていたのですけれども、ズルズルと過ぎてしまいました。
年金施設 回収不能1兆円 ニュース 医療と介護 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
読売朝刊にドーンと出ていたのですけれど、時期が時期だったので、ちょっと気になっていたが放置しておいた。官側のリーク作戦?みたいなものなのではないのかな、とか、チラッと疑ったり(笑)。ホラ、社保庁の自爆テロだ、というような流言?もあったので。
毎日新聞の記事は金額が判り易い。
年金問題:保険料約6兆9千億円を年金給付以外に流用-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
一応触れておくと、損失分が6兆円超という数字は小泉さんの時代に、既に判っていたことですよね?これを処理するかどうかで問題になった時、野党は反対してたはずじゃないですかね。この費用を仮に何かで埋めるとして、何で埋めますか?って話なんですよね。国のお金で、とかっていうのも出所が変わるだけで、結局は国民の払った税金ですから。年金財政の中で処理する方が円滑に処理できるだろうと考えているのです。だから処理を進めるのは当然だ、と書いたと記憶している(行政に変化の兆し)。
あと、6兆円超というのは62年分くらいをまとめた分なので、年平均だと1千億円くらいだし、こう言っては語弊があるが大した額じゃない。過去に無駄な使い道に回されて大幅な損失を蒙ったし、利権野郎どもに食い物にされたであろうことも想像できる。私自身もこれは言ってきたからね。
新聞に出る数日前に書いた記事がコレ>社会保障改革を推進せよ・4
運営経費は必ず必要になるので、仮に1945年に100億円の経費が必要で、その後年率4%で経費の名目額が増加すると、63年後の2008年には約1138億円かかる。この63年間の合計額は約2.7兆円だ。なので、6.9兆円くらいの流用があるにせよ、必要な経費を除けば約4兆円くらいは無駄だったかもしれない、ということはあると思う。その程度の額なら、運用収益がコンスタントに出せるのであれば1年で取り返せる額なので、通算の損失額そのものは大したことない。それよりも、今後毎年の運用率とか、保険料収入と給付額の差額分の方がはるかに問題になるだろう。
そうは言っても、実際、4兆円は大きな金額だ。これはその通り。
4兆円もあれば、例えばこれを基金化して、その運用利益を障害者の医療費自己負担額に充当することができ、運用利率が年平均3%であっても毎年1200億円を生み出せることになり、障害者の方々の自己負担額を増額したりしなくてもかなりの部分が賄えるだろうと思うのです。今は、この一部分に過ぎない数十億か数百億円を切り取る為に、障害者自立支援法で自己負担増額をやったようなもんです。こういう現実を見ると、本当に腹が立つのですよ。4兆円を無駄に失ってなくて、本当に国が困っているなら「皆で協力していきましょう」ってなるのは判る。だが、好き放題無駄に使ってきた挙句に、今は金がなくなったのでオマエら金出せ、っていうような、その根性が気に入らないって言ってるんですよ。大きな穴を開けてしまったのなら、挽回しろよ、と。大穴の責任を取れ、と。そういうのが一切なしに、負担だけは国民に求めてくるという発想とかやり口が許せないんですよ。
政府出資金を食いつぶした独立行政法人なんかも同じだ。運営交付金などでも毎年金を食い続けたのだ。こいつらに金を回さずに、本当に困っているところや必要なところにまず回さなければならないに決まっているのである。福祉行政とか教育行政なんかがここまで停滞してしまうことになったのは、ひょっとすると過去の政治的闘争というか、プロパガンダに利用されたことに一因があったのかもしれない。こうした闘争に利用された結果、政治活動の上では左派系のお題目というかスローガンだけが作り上げられたが、それが逆に大きなマイナスとなってしまったのかもしれない、ということだ。増税反対、自衛隊反対、福祉と教育を守れ、みたいな。野党がそういうことを言わず、与党内に政治的影響力を持つ政治家を送り込んでいたなら、もっと違った資金配分になっていたのかもしれない。そう思うと残念だ。厚生行政だの福祉行政だの言っても、実質的には「土建屋」型福祉みたいなものだったからな。そういうのが、大量の年金関連施設の残骸となって残った、ということかと。
まあ、社会保障問題を政権選択とか政治的闘争のスローガンに利用されてしまって、逆効果とならないことを願うばかりである。