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星野ジャパン・準決勝~日韓戦再び(負け試合)

2008年08月22日 12時09分09秒 | いいことないかな
因縁の対決。
韓国は打倒日本と思っているから、先の対決の時に精魂を使い果たしていたと思う。日本は、「この1戦」だけに照準を絞ってきていたので、まだまだ余力を残しているはず。しかも、前回の対決の時には、できるだけピッチャーを使わないようにしたからね。

さて、この策略が吉と出るか、凶と出るかはこの試合結果にかかっている。


初回の立ち上がり、ノーヒットで先制!
「走れる野球」をすかさず実行。今日の得点は、右打者の打撃にかかっていると思う。

けど、今の日本の投手力ならば、この1点で勝てると思う。目指せ完封リレー!
「隅イチ」勝ちでも、勝利は勝利だから。

と思ったら、2回に右打者が連続三振を食らってしまったよ…


青木が3番起用に応えて、ワンヒットで1点追加だ。

そうか、万が一を考えて、延長タイブレークになった場合の起用法か。ワンポイントを出し難くできるかも。
それに、4枚足があると、相手にとっては脅威だし。この中の誰か1人でも出れば、上位に繋げられる、と。なるほど。


4回、まさかのミスから失点に繋がった。やはりこういうミスはまずい。
しかも併殺でランナーなしになってからのヒットはいただけない。早めのスイッチは当然だな。

川上がしっかり抑えた。
そもそも表の攻撃で、僅か8球くらいでチェンジするからだよ。流れが相手に行ってしまうんだよね、こういう時って。

まだ半分あるけど、気を引き締めていけば大丈夫だ。


と思っていたら、追いつかれたじゃないか。
まさか球児が打たれるとは…ま、気を取り直して、ここからだ。

先に点を取るしかないのだから。


信じられん。
全く打ててなかったイスンヨプに2ラン食らうとは…

うーん、岩瀬は米国戦でもピリッとしてなかったから、不安があったんだよね。
星野采配は、こだわりを捨てきれずに、ミスミス勝ち越されたようなもんだな。結果論なんだけどさ。矢野も、イは外のスライダーを今日は全く打ててなかったのに、何故インサイドを要求したのかねえ……。攻め方を大きく変える必要性なんてなかったじゃないか。

7回の同点で気持ちが動揺したのかもしれんが、メンタルが弱すぎだな。
スタートラインに立っただけじゃないか。
なのに、やたらとビビッたようになってしまう必要性なんかないのに。
岩瀬が出てきた所で、おや?とは思ったけど、案の定、こういう結果になり、炎上しましたよ、ってか。甘いな、星野監督は。非情采配でいいんだよ、勝てば。そういう勝負に徹する厳しさが足りなかった、ということだろうな。

ったく、更に凡プレーしてどうすんだ。
ま、この前の再現を見ているようですわ。

「勝手に転ぶ」図ってことだ。




ちょっと追加です。

途中経過の上の文を読むと、かなり辛辣に書いてあるね。
ちょっと酷だったかも。

が、今日は試合をじっくり見ることができず、祈ってあげることができなかったよ(笑)。だから負けたのかも?


敗因を振り返ると、やはり「気持ちの強さ」という以外にはないと思うよ。精神的にタフでなければ、1点差、2点差を勝ちきれないのだ。
日ハムは、毎度毎度打てないので僅差の勝ちが多いんだけれど、それが持ち味なんだ、と思えば、守る時にも気持ちは攻めていかないとダメなんだと思う。

ソフトボールの決勝を見たでしょ?
上野投手は最終回まで、1点差で行っていたでしょう?
ああいう気持ちの強さを持ってなければ、「守って勝つ」ということは難しいと思うよ。チームみんなが、「絶対守って勝ってやるんだ」という気持ちを持っていなければ、勝ち切れないんだと思う。

ひょっとして打たれるんじゃないか、追いつかれるんじゃないか、そういう弱さがあれば、必ずプレーに出る。ミスに繋がる。日本の投手力は、かなり優位なのだから、2点取った時点で「ハイ、いただきました」という必勝パターンだったでしょ。僅か1安打で2得点だったのだから、「予定通り」なんですよ。
しかし、どういうわけだか「見えない敵」に怯え、追いつかれるんじゃないか、逆転されるんじゃないか、そういう不安を大きく育てたのは「自分」なのだ。

失点は、予選でホームランを打たれたイデホに弱気になりすぎたからだと思うよ。歩かせて、失点に繋がったんだよ。しかも韓国はベストを尽くして、2塁に行った時に代走を出したでしょ?
打てるチャンスなんかそうそう来ない、だから、何としても1点を取りに来るという「ワンチャンスを活かす」野球をやった結果なのだ。下位打線が粘って、必死にやった結果、韓国に得点をもたらしたのさ。代打だって、フォークについていけるバットコントロールのうまい選手を選んだからこそ、藤川のフォークに対応できたのだと思うよ。そういう細かい起用の結果、同点を生んだんだろうと思う。

元々は追いつけないんじゃないか、という不安があったのは、韓国の方だったんだよ。リードされていたのは、韓国だったんだよ。

だが、日本チームはまるで「負けている」かのような、無用なプレッシャーをかけてしまったんだ。自分で自分を追い込んでいったのさ。だから、同点に追いつかれた。藤川は、イデホへの投球で球数を投げ、歩かせたことが失点に繋がったのだ。
意地になって攻めにいったのが失点をもたらした、ということ。あそこで冷静になれていたなら、展開は違っていたと思う。

日本にリードされている展開が、最も韓国が怖れていたことだったはずだ。終盤になれば、当然いい投手をつぎ込んでくることが判っていたからだ。
精神的なタフネスがあったなら、1点差のまま逃げ切り、これが「守りの野球」の真骨頂だったはず。その規定路線を忘れてしまっていたのさ。自分たちに持っていない野球の形をイメージしていたからこそ、負けたんだよ。2点あれば十分、という意識がチーム全体に欠けていた、ということ。途中までは、そういう野球をしていたじゃないの。あれで良かったんだよ。やるべきことをやる、それ以外にはないはずなのに。


次は、そういう日本の野球を取り戻して、メダルを持ち帰って欲しい。