生ぬるいな、アメリカは。
CNNcojp:米カード金利が急上昇 「高利貸し並み」との声も
(一部引用)
数週間前に通知を受け取ったニューヨーク州ロングアイランド在住のの夫婦の場合、夫が9.5%から16.99%、妻が7.95%から16.99%に急上昇した。支払い能力に何も問題がない夫は、金利引き上げの理由に疑問を投げかけ、「わたしから見れば高利貸しに近い」とコメントした。
ブログの世界でカード金利上昇は「レートジャッキング」と呼ばれ、強い反発の声が上がっている。ブロガーの矛先はシティグループに集中しており、同社のカード発行枚数が多いことや、200億ドルの公的資金注入発表とほぼ同時に金利引き上げ通知を出し始めたことが理由の一部とみられている。
=====
えー、皆様ご存知の通り、日本では上限金利問題の時に、上限引下げで「カード業界も全滅する」みたいに大袈裟に騒ぎ立てていた連中が大勢おられたわけですが、こんな程度の金利で「高利貸し」呼ばわりとは、大笑いですな。
日本の貸し手は、いかに暴利を貪ってきたか、ということがよく判っていいんじゃないでしょうか?(笑)
日本のカード会社だとキャシングではない、普通の買い物とかでもリボルビングとかだと、普通に15%以上の金利を適用しているカードがザラではないですか?
もし10%以下の金利が適用されているカードがあれば、是非とも「超お得情報」として教えてもらえれば、と思いますね。
因みに、ここ暫くはずっと米国の長期金利は日本と比べると常に高かったし、短期金利にしてもようやく逆転という程度ではないですか。しかも、インフレ率は米国の方が「ずーっと高かった」のではありませんか?
だとすると、貸し手にとっては、貸出利鞘が日本よりも小さかった、ということになるんじゃないですか?(笑)
長期金利と同程度の金利で借入ができたとして、資金調達コストが4%、これを9%で貸すと鞘はたったの5%しかないではないですか。貸倒率が0.5%としても、残り4.5%で経費と利益を捻出ですよ?
英米では貸出金利が日本より低いですよ、といくら言っても、池田某だの、経済学信奉者たちは一顧だにしませんでしたがね。
ああ「ペイデイローンのような高金利もある」という例を出して、「金利水準は関係ない」とか言う人たちはいたな。それは市場が異なっているのではないですか?日本の貸金市場とかクレジットキャッシング市場と同じなんですかね、って話だわな。
「金利はリスクを反映する」
豪語していた連中がいたわけだが、借り手が同一なのに16%に金利の大幅引き上げとは大笑いだわ。カード保有者たちは、そこそこプライムな借り手の層なのだろうと思うが、どんだけリスクが急上昇したんですかね、って話だな。
堂下浩先生の論説に関して
このリンク先の記事で書いた通り、貸出金利はリスクを正確に反映するとは言えない、と、いくら言っても、聞く耳を持たないのだな。
学者だの、専門家だの、経済学信奉者(?)だの言っていても、全く当てにはならない、ということだけは、改めてよく判りましたよ。ニセの理屈を堂々と並べるような方々が大勢揃っておいでのようで、それで経済学者だとかを名乗っていられるわけですから、恐れ入ります。そういうのに毒された記者や社説子なんかも、同じく「ニセ理論」に加担する、と。
だからこそ、今の日本の状況がある、というわけですね。
CNNcojp:米カード金利が急上昇 「高利貸し並み」との声も
(一部引用)
数週間前に通知を受け取ったニューヨーク州ロングアイランド在住のの夫婦の場合、夫が9.5%から16.99%、妻が7.95%から16.99%に急上昇した。支払い能力に何も問題がない夫は、金利引き上げの理由に疑問を投げかけ、「わたしから見れば高利貸しに近い」とコメントした。
ブログの世界でカード金利上昇は「レートジャッキング」と呼ばれ、強い反発の声が上がっている。ブロガーの矛先はシティグループに集中しており、同社のカード発行枚数が多いことや、200億ドルの公的資金注入発表とほぼ同時に金利引き上げ通知を出し始めたことが理由の一部とみられている。
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えー、皆様ご存知の通り、日本では上限金利問題の時に、上限引下げで「カード業界も全滅する」みたいに大袈裟に騒ぎ立てていた連中が大勢おられたわけですが、こんな程度の金利で「高利貸し」呼ばわりとは、大笑いですな。
日本の貸し手は、いかに暴利を貪ってきたか、ということがよく判っていいんじゃないでしょうか?(笑)
日本のカード会社だとキャシングではない、普通の買い物とかでもリボルビングとかだと、普通に15%以上の金利を適用しているカードがザラではないですか?
もし10%以下の金利が適用されているカードがあれば、是非とも「超お得情報」として教えてもらえれば、と思いますね。
因みに、ここ暫くはずっと米国の長期金利は日本と比べると常に高かったし、短期金利にしてもようやく逆転という程度ではないですか。しかも、インフレ率は米国の方が「ずーっと高かった」のではありませんか?
だとすると、貸し手にとっては、貸出利鞘が日本よりも小さかった、ということになるんじゃないですか?(笑)
長期金利と同程度の金利で借入ができたとして、資金調達コストが4%、これを9%で貸すと鞘はたったの5%しかないではないですか。貸倒率が0.5%としても、残り4.5%で経費と利益を捻出ですよ?
英米では貸出金利が日本より低いですよ、といくら言っても、池田某だの、経済学信奉者たちは一顧だにしませんでしたがね。
ああ「ペイデイローンのような高金利もある」という例を出して、「金利水準は関係ない」とか言う人たちはいたな。それは市場が異なっているのではないですか?日本の貸金市場とかクレジットキャッシング市場と同じなんですかね、って話だわな。
「金利はリスクを反映する」
豪語していた連中がいたわけだが、借り手が同一なのに16%に金利の大幅引き上げとは大笑いだわ。カード保有者たちは、そこそこプライムな借り手の層なのだろうと思うが、どんだけリスクが急上昇したんですかね、って話だな。
堂下浩先生の論説に関して
このリンク先の記事で書いた通り、貸出金利はリスクを正確に反映するとは言えない、と、いくら言っても、聞く耳を持たないのだな。
学者だの、専門家だの、経済学信奉者(?)だの言っていても、全く当てにはならない、ということだけは、改めてよく判りましたよ。ニセの理屈を堂々と並べるような方々が大勢揃っておいでのようで、それで経済学者だとかを名乗っていられるわけですから、恐れ入ります。そういうのに毒された記者や社説子なんかも、同じく「ニセ理論」に加担する、と。
だからこそ、今の日本の状況がある、というわけですね。