端的に言えば、「勝った者の驕り」に対する当然の報い、みたいなものではないかな。09年の政権交代で爆勝したはずの民主党がこの体たらくなのだから、当然なのだ。
「言ってたこととやることが違う」「約束を守らない」「数の横暴で独断専行」といったことへの反発が起こったものと思う。自民党政権に失望した国民は、仕方なしに民主党へと託すことを選択したはずだった。ところが、一部の改革は進んだものの、民主党の運営方法はただの「やりたい放題」だった。その象徴的なものは、普天間移設の日米共同宣言と郵政後戻り法案だったろう。
郵政改革と称して、無理矢理法案を通そうとした。それは、郵政票目当てだったからだ。100万票とか大袈裟に言われている票を当てにして、その取り込みを狙った結果、確かにその100万票の内のいくらかは得られたかもしれないが、その代償として数百万票を失ったようなものである。そういうことに気付かない民主党及び国民新党には、それなりのしっぺ返しがあったということだ。実際、国民新党はゼロに終わっただろう?
それは、大いなる勘違いをしていたからだ。多くの国民は郵政改革の後退など望んでもいないし、郵政組織票頼みに走る与党の政治姿勢そのものに嫌気を覚えたとしても不思議ではない。
4/17>枝野大臣は、まず与党を仕分けせよ
6/8>菅直人新総理に送られる言葉
またしても予想通り、と(冗談です)。
まあ、負けたとは言っても、鳩山総理のまんまで行った場合よりかは少しは戻したのかもしれないが、それでもかなりイカれたことに違いはないわな。04年の小泉政権下での自民党が49議席だったので、44議席ならまだマシな方じゃないか。07年選挙の自民党大敗のレベルに比べれば、まだまだですわ。それは、弱小政党が弱小だった、ということで、共産、社民、その他もろもろが「み党」にヤラレた、というだけで済んだ。だから民主党の被害は最小限に食い止められた、ということだ。
これまでも幾度か書いたけれども、民主党の比例票は、大体コンスタントに2000万票獲っていて、大敗と言われた05年郵政選挙の時でさえ、2100万票獲得だったからね(07年参院選挙を振り返る)。しかし、今回はかなり厳しい結果だった。1900万割れ。その逃げていった票は、み党に集まった、ということだろう。
あと、民主支持層の中でも、組織内の離反票というのが結構出たのではないかな、と思う。いくら無党派が逃げたといったって、ここまで票数が大幅減にはならないからね。
自民が第一党を獲れたのは、地方組織の頑張りだろうね。依然、かなり悪いことには違いないので、与党に戻れるかどうかはまだまだ判らない。地道に頑張るしかないんじゃないのかな。
菅総理の消費税発言がどうのとか言うけれど、そうであれば自民党はもっと負けていてもよいはずで、消費税反対を掲げた共産の大幅減を見れば、その論点は大きな影響力を持っていたわけではないはずである。民主党が消費税アップを掲げたことが敗北の主要因であるとは到底思われないわけである。
そういうこと以上に、不誠実な政治、不誠実な運営、そういったことがトータルの評価として、負けるべくして負けた、ということであろう。ただ、与党であることに違いはないわけであり、依然第一党をキープしているわけだから、今後に政権担当能力について更なる評価が下されることになるだろう。
「言ってたこととやることが違う」「約束を守らない」「数の横暴で独断専行」といったことへの反発が起こったものと思う。自民党政権に失望した国民は、仕方なしに民主党へと託すことを選択したはずだった。ところが、一部の改革は進んだものの、民主党の運営方法はただの「やりたい放題」だった。その象徴的なものは、普天間移設の日米共同宣言と郵政後戻り法案だったろう。
郵政改革と称して、無理矢理法案を通そうとした。それは、郵政票目当てだったからだ。100万票とか大袈裟に言われている票を当てにして、その取り込みを狙った結果、確かにその100万票の内のいくらかは得られたかもしれないが、その代償として数百万票を失ったようなものである。そういうことに気付かない民主党及び国民新党には、それなりのしっぺ返しがあったということだ。実際、国民新党はゼロに終わっただろう?
それは、大いなる勘違いをしていたからだ。多くの国民は郵政改革の後退など望んでもいないし、郵政組織票頼みに走る与党の政治姿勢そのものに嫌気を覚えたとしても不思議ではない。
4/17>枝野大臣は、まず与党を仕分けせよ
6/8>菅直人新総理に送られる言葉
またしても予想通り、と(冗談です)。
まあ、負けたとは言っても、鳩山総理のまんまで行った場合よりかは少しは戻したのかもしれないが、それでもかなりイカれたことに違いはないわな。04年の小泉政権下での自民党が49議席だったので、44議席ならまだマシな方じゃないか。07年選挙の自民党大敗のレベルに比べれば、まだまだですわ。それは、弱小政党が弱小だった、ということで、共産、社民、その他もろもろが「み党」にヤラレた、というだけで済んだ。だから民主党の被害は最小限に食い止められた、ということだ。
これまでも幾度か書いたけれども、民主党の比例票は、大体コンスタントに2000万票獲っていて、大敗と言われた05年郵政選挙の時でさえ、2100万票獲得だったからね(07年参院選挙を振り返る)。しかし、今回はかなり厳しい結果だった。1900万割れ。その逃げていった票は、み党に集まった、ということだろう。
あと、民主支持層の中でも、組織内の離反票というのが結構出たのではないかな、と思う。いくら無党派が逃げたといったって、ここまで票数が大幅減にはならないからね。
自民が第一党を獲れたのは、地方組織の頑張りだろうね。依然、かなり悪いことには違いないので、与党に戻れるかどうかはまだまだ判らない。地道に頑張るしかないんじゃないのかな。
菅総理の消費税発言がどうのとか言うけれど、そうであれば自民党はもっと負けていてもよいはずで、消費税反対を掲げた共産の大幅減を見れば、その論点は大きな影響力を持っていたわけではないはずである。民主党が消費税アップを掲げたことが敗北の主要因であるとは到底思われないわけである。
そういうこと以上に、不誠実な政治、不誠実な運営、そういったことがトータルの評価として、負けるべくして負けた、ということであろう。ただ、与党であることに違いはないわけであり、依然第一党をキープしているわけだから、今後に政権担当能力について更なる評価が下されることになるだろう。