アメリカ大統領選というのがどういった感じのものなのか、掴むにはよい作品だった。
今年亡くなったデニス・ホッパーが民主党の大統領候補として登場していた。遺作?なのかも、と思ったが、全然知らなかった。
大統領選ではお馴染みの論点―例えば移民問題、人工中絶問題、環境問題―等々でへえ~というのが味わえる。
たった一人の男に振り回される両陣営の姿が面白い。ポピュリズムを極端に描き出すとああなるな、ということは思ったね。
何と言っても、父娘コンビの子役の少女が素晴らしいんだよね。
思わず父親参観日の時には、ホロリともらい泣き。
あの父ちゃんにあの娘は、あまりに出来すぎたいい子ではある。だが、アメリカ南部の白人男性というありがちな像を描いているので(やや誇張のきらいはあるが)、アメリカという社会がこうなっているのか、ということは何となく理解できるのだ。
選挙民の前で求愛ダンスを踊る、とか、含蓄のある言葉がちりばめられており、有権者の役割というものについて、自省を促す映画ではあった。
ところで、タイトルなんだけど、原題は『swing vote』でこちらの方が良い感じだったのにね。以前あった「スウイング・ガールズ」の関連か何かと勘違いされるのを避けるため、とか、そういう特別なことなら仕方がないとは思うのだけれど、元々の題名の方がいいと思ったんだよね。
「swing boat」のもじりとかそういうのかな、と思ったんだけど、違うのかな?
(あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、という振り子のように揺れるというイメージはまさにピッタリ)
なので、『チョイス』という題名がピンとこなかった。
全体としては、良作でした。
今年亡くなったデニス・ホッパーが民主党の大統領候補として登場していた。遺作?なのかも、と思ったが、全然知らなかった。
大統領選ではお馴染みの論点―例えば移民問題、人工中絶問題、環境問題―等々でへえ~というのが味わえる。
たった一人の男に振り回される両陣営の姿が面白い。ポピュリズムを極端に描き出すとああなるな、ということは思ったね。
何と言っても、父娘コンビの子役の少女が素晴らしいんだよね。
思わず父親参観日の時には、ホロリともらい泣き。
あの父ちゃんにあの娘は、あまりに出来すぎたいい子ではある。だが、アメリカ南部の白人男性というありがちな像を描いているので(やや誇張のきらいはあるが)、アメリカという社会がこうなっているのか、ということは何となく理解できるのだ。
選挙民の前で求愛ダンスを踊る、とか、含蓄のある言葉がちりばめられており、有権者の役割というものについて、自省を促す映画ではあった。
ところで、タイトルなんだけど、原題は『swing vote』でこちらの方が良い感じだったのにね。以前あった「スウイング・ガールズ」の関連か何かと勘違いされるのを避けるため、とか、そういう特別なことなら仕方がないとは思うのだけれど、元々の題名の方がいいと思ったんだよね。
「swing boat」のもじりとかそういうのかな、と思ったんだけど、違うのかな?
(あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、という振り子のように揺れるというイメージはまさにピッタリ)
なので、『チョイス』という題名がピンとこなかった。
全体としては、良作でした。