いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

乗ってから嘆き後悔するのは、愚か者

2011年11月22日 17時33分20秒 | 外交問題
よくもまあ、こういうバ●が、次から次へと出てくるな。
推進派も必死だな。

>http://b.hatena.ne.jp/entry/diamond.jp/articles/-/14973


伊藤元重、本間正義、戸堂康之東大教授、白石隆GRIPS教授、浦田早大教授、等々、学者を次々と投入してきましたが、残念無念の敗退ですか。
で、今度はマイナーな真壁教授と。ま、この方は、単に個人的意見として言ってるかもしれないので(何らの実力も政府内での恩典に預かってる様子もなさそうな感じなので)、悪気はないのかもしれない。


何回も言うが、外圧で変革せよ、というのは、カルト的スローガンの類でしかない、ってことですわ。経済学教授というのは、こんなのしかいないのか?
経済学の立場で説明してみろ、って、言ってるのが判らんようだな。


オレオレ詐欺、振り込め詐欺みたいなのがあるでしょう?
あれは、「引っ掛からないように気をつけましょう」と事前に注意を促し、警告しているにも関わらず、年間100億円規模で騙されるわけです。
そういう失敗をしないように、と言っているんですよ。


バスに乗ってから反省しても、後悔しても、臍をかんでも、遅いですよ、って親切心で言ってあげてるんです。

振り込め詐欺に遭わないように、気を付けるべきです、って言うのと同じですよ。
「危険かどうか」は、バスに乗る前に、まず判断せよ、というのが、まともな大人の発想ですよ。
「他の人が乗ると言っているから」というだけで、自分が乗ることを決断するのは「危ないよ」って言ってるです。


政治音痴、情報無知の経済学教授には、何が何だか判らんでしょう?
空気に支配されてる典型ですな。


どうして危険だと思うか?
バスの運転手や車掌を見れば、判るんだよ(笑、最近のバスには車掌はいないが)。


簡単な例で言おう。

米倉経団連会長、石破自民党議員、森本敏

この3人に共通するのは何か?
ん、そう、TPP推進派だ。

何が問題かって?
彼らは、みな口を揃えて言う。
「参加以外の選択肢はない」
「途中離脱などありえない」

いいか、政治とは、こういうものだ。

真壁教授なんかには、到底理解不能なんだよ(笑)。


これは、何を意味するかと言えば、バスに乗ったが最後、途中では「降ろしてもらえない、バスを止めてももらえない」
ってことを言ってるんだ。


USTRの交渉官は、「覚悟して乗れ」と釘を刺した。カーク代表だって、「例外は認めない」と言った。
キャンベルは、野田政権誕生前から、「どうやって政治日程、ステージに載せるか」ということを、日本側と幾度も交渉してきた、と述べていた。

すなわち、バスはルートがほぼ決められている、ということだ。むしろ、レールの上に乗っている(近頃ある両用のやつみたい)、ということでもある。

動き出したが最後、バスのドアは開けられない。

野田のドジョウの坊ちゃんが「バスを降りたいです、止めてもらえませんか」と申し出たところで、通用なんかしないんだ、って言ってんだよ。

それが証拠に、野田の坊ちゃんが発言したとされた「全品目」さえ、「ダメだ」と拒否されたじゃないの。
あのな、バスを止めて、とか、降ろして、と言ったんじゃなくて、いうなれば「気分が悪いので、バスの窓を開けてもらえませんか」と頼んだのに、「それはできない、俺達のルールがそうなっているからだ」と完璧に断られたんですって。


政治的闘争、外交というのは、そうした修羅場を意味するわけ。
のんびり物見遊山に出かけるわけじゃねーんだよ。

推進派は、何としても「バスに乗せる」、そして、一旦乗ったが最後「絶対に降ろすな、バスを止めることはまかりならん」と乗る前から気迫満々で言っておるのは明白だろうが。

野田の坊ちゃんが、そういうのをはねのけて、バスを止められるとは思わんね。

そういうバスには、最初から近付かない、乗らない、というのが、「リスク回避」に必要だって、言ってるんだよ。


どういうバスなのか、見りゃ明白だろうに。
それが「分からない」というのなら、学習効果のない愚か者ですね、って言っているんです。
米韓FTAでも、NAFTAでも、豪州やNZでも、いくつか類似の事件や危険性が指摘されていますね、って言ってるの。

それは、「振り込め詐欺被害が報告されています」って情報が分かっているのと同じなんだよ。それなのに、まんまと「引っ掛かれ」ってことか?

そりゃあ、ノブオの、あいや、●●のやることだ。



ちょっと書き忘れた。

TPPはFTAAPへの道筋だ、だから必要なんだ、みたいな意見ね。


それは、どうかなあ。
確かにAPECで出されたけれども、米国は当初乗り気でもなく、やる気もなかった。でも、TPPに乗ることを決めてからは、「FTAAPへの道」とやけに強調するようになった。

ACCJのレイク会長が述べていたように、「米国の政権担当サイドとしては、その実現可能性は厳しい」と受け止めている、ということだった。08年時点で、だが。
政治的なスローガンとしては、「TPPではなく、別な何か」という大義名分のようなものが必要、というのは、2010年時点での米国サイドの見方であった。

それは、「米国臭」を消す為の「香水」の代わりに用いる為だ。実際には、中露が「受け入れるとは考えていない」というのが、米国サイドの本音であり、「画餅に過ぎない」ということを米国側は織り込んでいる・知っている、ということだ。

その上で、「将来○○に向けて、TPPを頑張ろう」と呼びかけることが、どんなに「ウマい言い草か」ということを向こうは良く知っている、ということだ。


その手に、わざわざ「乗っかりたい」という短慮な連中がいるとは、誠に恐れ入谷の鬼子母神。


じゃあ、真似してみるか?

「ASEAN+6」はWTOに向けての第一歩。


自由貿易が大事なんだよね?
ならば、このスローガンは否定できないよね?
実現可能性について、何かの検討が必要とされてないから。

ブロック経済はんたーい、つまり、TPPのようなビルディング・ブロックは拒否すべき、だな(笑)。




薮蛇のTPP(笑、韓国大混乱の追記あり)

2011年11月22日 16時02分19秒 | 政治って?
鳩山政権下で普天間基地問題があった時、在沖海兵隊の存在意義について、軍オタ系の方々が、親切に色々と教えてくれたわけです。沖縄にどうしても海兵隊が必要であることを主張してくれたので、勉強になりました。お陰で、彼らの主張点について、穴を見つけ出せることができました。

今回のTPPも、同様でしたね。
TPP推進派の論点は、ほぼ壊滅しました。最終的に残ったのは、どうやら「アメリカの手下になるのを選ぶのか、どうか」ということだったみたいです。

TPPで色々と画策してくれた方々には、最大の功績をありがとう、と申し上げたいです。それは、中国が動いてくれるという、望外の結果をもたらしたから、です。

米国サイド及びTPP推進派が何を危惧してきたかと言えば、アジア地域での「米国の入らない経済圏」を先に構築されてしまうことでした。具体的には、
 「ASEAN+3、+6」
という枠組みでした。

これを阻止せんが為に、TPPを先に進めよう、ということだったわけです。


ところが、です。
中国は、アメリカと従米派のこうした動きを知ることとなり、当初の基本線であった「ASEAN+3、+6」路線へと回帰し、これを進めることに同意となったわけです。米国に先を越されるよりはマシ、ということで、TPPと大騒ぎしてくれた経団連や米倉クンの大活躍の恩恵があったのです。


日本はTPP参加を決めたわけでもありませんし、米国議会の承認を得てもいませんから、用済み、ということですな。TPPの役割は終えました。「咬ませ犬」としてのTPP(笑)は、もう終わったということです。サンキュー、ありがとさんです、御苦労さまでした、と。

アメリカさまの言うTPPが仮にできて、その後のFTAAPという気の遠くなるような実現可能性の乏しいプランよりは、合意形成がほぼ進んでいる「ASEAN+3、+6」は有望です。インドのタイミングはまだ分からないかもしれませんが、少なくとも豪州は、TPPよりも優先度が高いことは確実です。
ただでさえ、豪州に「海兵隊駐留」が決まって、中国への申し開きと説明(まあ平たく言えば「言い訳」)に追われているわけで、豪中関係の改善・修復を考えても、経済的利益を比較しても、「ASEAN+6」を優先せざるを得ないだろうことは、誰の目にも明白ですから。豪州は米国との2国間FTAがあるので、TPPの参加が重要というわけではないのです。

なので、TPPの枠組みがうまく機能するかどうかは、日本の態度にかかっていたかもしれない。しかし日本は、不利益をわざわざ選択する必然性がないのですから、当然貿易額の大きい「ASEAN+6」を優先に決まっています。


まあ、アメリカさまは、9カ国の大枠合意ができた、と勝利宣言を出してくれたみたいですから、そっちはそっちで「大成功」の枠組みができたようで良かった良かった、カナダとメキシコが入りたいというなら、一緒にやったらいいんじゃないですかね。TPPの大成功、おめでとうございます。日本が入らなくとも、これで安心ですね。

ヘタに「色々文句を言う日本」が入ろうものなら、参加国に迷惑をかけることになりますから、そういう「覚悟のない国」が入らない方が、アメリカさまをはじめとするTPP参加国の足を引っ張ることになりますから、今回は遠慮しておきますので、ごめんなさい。
その方が、アメリカさまにとっても、良かったでしょう?(笑)
足手まといの日本が入るなんて、困るでしょう?


日本のTPP参加のダシに使われてきた韓国の立場も、微妙ですわな。
ずっと以前から、「米韓FTA」が日本をTPPに引き込む契機となる、その為にどうしても米韓FTAを成功させることが必要だった、と野田政権以前から語られてきたわけで、その筋書き通りに進んだのが今年10月だったわけでしょう?

バ●なTPP推進派どもが、どういうわけだがやたらと「参加だ、参加だ、てぃぴぴー、てぃぴぴー」と囃し立て、しかも東大教授等々の従米派「人的資源」も惜しみなく投入してきて、反対派の撃破に躍起になってくれたお陰で、こちらも防戦の必要性があったので記事を書いたわけですわ(笑)。

ネットのお陰で、韓国国民にもそうした情報が流れていくようになって、本当によかったです。もし、日本国内でこれほど騒ぎにならなかったなら、韓国国民は気付かずに簡単に米韓FTAが発効してしまっていたかもしれませんね。だって、米国議会の批准待ちだったわけで、その時には韓国で今みたいな騒ぎにはなっていませんでしたもの。
それもこれも、TPP推進派が矢鱈と頑張ってくれたお陰で、韓国のFTAさえも頓挫の危機ということですね。超サンキューです。


(※※追記:20時頃
何と韓国議会は、大混乱となったようです。何が何でも採決しろ、批准しろ、とさる筋からの強権発動となったみたいで、いきなり与党単独の強行採決に踏み切ったようです。で、批准となったんですと。
これが普通の、まともな貿易協定の姿ですかね?
もしも、不平等でも何でもない、というのなら、何故こんなにまで拒否しているものを無理強いしてまで、批准させるんですかね?落ち着いて、全ての疑問に答えられるはずです。時間をかけても、誤解をほぐせばいいではありませんか。

お前には手術が必要だ、と言って、理由や疑問を尋ねているのにまるで答えず、オレ様が手術してやるんだから大丈夫だ、正しい、だからさっさと切ってしまえ、とばかりに、殴って昏倒させた上ドサクサ紛れで腹を切り裂き、無理矢理手術に踏み切ったようなもんですわな。その結果がどうなるか、見物だわ。)


何はともあれ、TPP推進派が自ら墓穴を掘ってくれたということですね。
本当にどうもありがとうございました。




オリンパス事件を隠蔽する為の大王製紙捜査

2011年11月22日 16時00分00秒 | おかしいぞ
東京地検特捜部が何故かオリンパス事件に着手ではなく、大王製紙の事件を先に捜査開始だそうで。


普通に考えて、大王製紙の事件は構図が大したことない。
告発があったにせよ、特捜部の出張るような事件とも思えない。通常の検察捜査でも、何ら問題ないとしか思われないわけだが。


なのに、欧米捜査機関が先に着手と言っているのに、何故か日本の特捜部の動きが鈍い。金融庁やSESCとの兼ね合いとかがあるのかもしれないが、犯則事件として「日本企業の信頼」を揺るがしかねない事態の早期解明に踏み切るのが当然のはずなのだ。

ところが、カジノでスッてしまったという、ボンボン3代目の使い込みを大々的に捜査なんだと。


誰がどう考えても、おかしいわな。

オリンパスの事件は、ライブドアや西武鉄道と比較しても、極悪度が極めて高い。

まず、隠蔽していた金額がべら棒に多い。
虚偽記載の期間にしても、非常に長期に渡り、株主や投資家たちを騙してきたことは、間違いない。

監査法人に対しても、悪意であったことは確定的。
指摘を受けたにも関わらず、それを隠し通したのだから、「犯意は確実」だ。


これだけ強制捜査の条件が揃っていながらにして、何故特捜部が動かないのか?


ヤクザに金が流れた、とか、デマみたいな話が海外で出たみたいだが、そんな小さい話ではないだろう、多分。


オリンパスの資金の流れが解明された場合、巨大な疑獄事件へと発展する可能性がある、ということではないか。
極めてマズい、アンタッチャブルな領域へ捜査の手が及びかねない、ということである。

政界、官界もあるかもしれない。
或いは、海外金融機関やファンドなんかの、「インサイダー」に及ぶかもしれない。
格付けやレーティングなどの問題で、情報操作に関わった部門に金が流しこまれていたり、海外の有力者や政府高官などへの利益供与などに用いられたかもしれない。

そういう、表には出せない領域に流れていたのなら、裏の「悪行システム」の解明が必須となってしまいかねない、ということなら、捜査に「圧力がかかる」ということは、十分考えられるから。

仕方なく、ヤクザに金が流れた、という「裏社会」とやらに罪をなすりつけて、「キレイな世界」の奴らは逃げきろうという腹かもしれんから。

最終的な収拾シナリオを作りあげなけりゃ、事件の公表は難しいだろうからね。
今は、そういう「ほんボシ」連中が、最終的な罪をかぶせる先を練り上げている最中かもしれないよ?(笑)


どうみても、オリンパス事件を早期に着手せず、一切情報が出されないことは、異常である。これまでの傾向から見て、おかしい。

つまり、何かある、ということだろうね。