新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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ワースト発言ツートップの自民党の末路は解散総選挙に耐えられるか

2020年01月12日 11時17分18秒 | 衆院選挙

申琪榮(お茶の水女子大学准教授)、千田有紀(武蔵大学教授)、西川有理子(パリテキャンペーン)、三浦まり(上智大学教授)、皆川満寿美(中央学院大学准教授)、村尾祐美子(東洋大学准教授)、柚木康子(公人による性差別をなくす会)ら7人の錚錚たるメンバーが呼びかけ人になっている、「公的発言におけるジェンダー差別を許さない会」という会がある。
 
この会の名の通り、ジェンダー差別とされる公的発言から、昨年は以下の8つの発言を取り上げアンケートの結果を発表した。 
【2019年ワースト発言候補】

①平沢勝栄衆議院議員「LGBTで同性婚で男と男、女と女の結婚。これは批判したら変なことになるからいいんですよ。もちろんいいんですよ。ただ、この人たちばっかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」
②麻生太郎財務大臣・衆議院議員「(日本人の平均寿命が延びたのは)いいことじゃないですか。素晴らしいことですよ。いかにも年寄りが悪いみたいなことを言っている変なのがいっぱいいるけど間違ってますよ。子供を産まなかったほうが問題なんだから」
③桜田義孝衆議院議員「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」
④増子輝彦参議院議員「ご覧の通り決して美人ではないが、非常にチャーミング」「見た目は優しい感じでチャーミングでしょう。美人ではないけど」
⑤稲田朋美衆議院議員「自分と森さんの共通点は2人とも美人ということ」「森さんがいるだけで華やかだ」
⑥三ツ矢憲生衆議院議員「この6年間で吉川有美は何をしてきたのか。一番大きな功績は子どもをつくったこと」
⑦萩生田光一衆議院議員(女性現職候補の一番大きな功績は子どもをつくったことだとした三ツ矢憲生衆議院議員の街頭演説内容について)「母親になって一つ大きくなった候補を応援してほしいという趣旨だ」「聴衆からは一番拍手があった」
⑧安倍晋三総理大臣・衆議院議員「お父さんも恋人を誘って、お母さんは昔の恋人を探し出して投票箱に足を運んで」 
 
【2019年ワースト発言投票結果】
ランキング
 1位 麻生太郎副総理兼財務大臣・衆議院議員の発言  2588票(34.1%)
 2位 安倍晋三内閣総理大臣・衆議院議員の発言  1765票(23.2%)
 3位 平沢勝栄衆議院議員の発言  866票(11.4%) 
 
詳細は同会のサイトを参照してほしい。
 
この結果はメディアも取り上げていた。
 
性差別発言、麻生氏が2年連続ワースト 民間ネット投票


 
それにしても国のトップの2人がこんな不名誉なランキングでありながら、長い間政権の座に座り続けていることが、海外メディアから見れば異常なことであろう。
 
これが日本人の「民度」などと批判されても返す言葉が見つからない。
 
いくらメディアが悪いと言い続けていても、選挙区における政治家たちの公選法違反行為を見逃している、またはそれらの恩恵に与っている有権者が存在することも事実である。    
   
有権者の最終的な意思表示は選挙における投票行動なのだが、立候補者側も当選するためにはそれなりの対策を立てている。
 
現職・新人の選挙PR、選挙コンサルティング、調査分析などを中心に行っている「選挙コンサルティング専門会社 株式会社ダイアログ」という組織がある。
 
そこの今までの実績がサイトに乗っている。
 
■衆議院総選挙(2009年・2012年・2014年・2017年)
 雑誌・新聞社の全議席当落予想を担当。
■参議院通常選挙(2007年・2010年・2013年・2016年・2019年)
 雑誌・新聞社の全議席当落予想を担当。
■統一地方選挙(2007年・2011年・2015年・2019年)
 現職議員のトップ当選、現職市長の再選等に貢献。
■首長選挙(2006年~2019年)
 新人の当選や現職の再選に貢献
■地方議会議員選挙(2006年?2019年)
 都民ファーストの会の躍進に貢献。
 
こんな実績を誇る(?)コンサルティング会社の代表である選挙プランナー松田馨が、Webメディアに全選挙区の当落と、比例ブロック別の獲得議席数を予測していた。
 
<「解散総選挙」完全予測…自公83議席減で石原伸晃も落選>
 2020.01.11 smartFLASH
   

「国民の信を問うべきときが来れば、躊躇なく解散の決断をしたい」
 2019年12月29日、テレビ番組に出演した安倍晋三首相(65)は、衆院解散の可能性を露骨にちらつかせた。年が明けてもなお、永田町の “解散風” は、やんでいない。
 想定される、もっとも早い解散総選挙のタイミングは、こうだ。1月20日に召集予定の通常国会で補正予算を成立させた直後に解散し、2月4日に公示、2月16日に投開票。
 そこで本誌は、地方選挙から国政選挙まで多数の選挙に携わる、選挙プランナー・松田馨氏の協力のもと、全選挙区の当落と、比例ブロック別の獲得議席数を予測した。
 そうしてはじき出されたのは、冒頭の表にもあるとおり、衝撃の数字だ。自公は最大で83議席を失い、与党の過半数割れもあり得る――。
「直近の世論調査では、自民党支持層でも、安倍政権を支持しない人の割合が増えています。閣僚2人の連続辞任や、『桜を見る会』での稚拙な対応、そして統合型リゾート(IR)事業をめぐって現職議員が逮捕され、確実に安倍政権への逆風が吹き始めています。
 野党が候補者を一本化し、すべての選挙区で与野党一騎討ちの構図を作ることができれば、与党が大敗することもあり得ます」(松田氏)
 自公の過半数割れは、安倍首相の「憲法改正の夢」が潰えることにほかならない。
 2017年衆院選で自公が圧勝したのは、野党が候補者を乱立させたのが原因だった。その結果、選挙区で47.8%しか得票できなかった自民党が、74.4%もの議席を獲得。
 逆に言えば、次期総選挙で、野党がすべての選挙区で共闘できれば、与党を過半数割れに追い込める可能性も出てくる。
 現在、立憲民主党と国民民主党、社会民主党、旧民主党系の無所属議員を軸に、連携へ向けた協議が山場を迎えている。国民民主党の玉木雄一郎代表(50)は、「“戦術的共闘” が必要だ」と強調する。
「野党候補が複数出た時点で、当選確率はかなり下がる。野党側は、政策は多少違ってもいいから、選挙区での候補者調整をやらないと勝てません。自公だって政策が違うのに、20年以上連立政権を組んできました。野党も、それを見習わないといけません」
 完全な野党共闘が実現した場合、注目選挙区はどこか。松田氏はこう解説する。
「スキャンダルで辞任した河井克行前法相(広島3区)、菅原一秀前経産相(東京9区)は、厳しい戦いを強いられます。
 竹本一科学技術担当相(大阪区)、失言で辞任した櫻田義孝元五輪担当相(千葉8区)、石原伸晃元経済再生担当相(東京8区)など、自民党大物議員でさえ、当選は厳しくなるでしょう。『魔の3回生』といわれる、自民党の若手議員たちも苦戦必至です」
 だが、道程は険しい。首都圏でいえば、「千葉5区」「神奈川14区」「東京9区」「東京10区」などは、立憲・国民の候補が競合しており、共産党も選挙区によっては独自候補を立てる構えを崩していない。
 さらに、「候補者を100人立てたい」とぶち上げた、山本太郎代表(45)率いる「れいわ新選組」が、“台風の目” になる可能性が高い。だが玉木氏は、共産党・れいわも含めた選挙区調整にも、自信を見せる。
「候補者の一本化は絶対にやり遂げます。れいわ新選組の山本太郎代表が、『消費税率5%』を掲げることは理解できます。共産党とも、選挙での戦術的調整はあっていい。
 経済政策は、野党連携のひとつの大義となります。国民、立憲が合流すれば120議席。2012年、政権交代前の自民党は、110議席台でした。
 国民の期待をうまく集めれば、政権交代は十分可能です。少なくとも、170議席を取れれば、与党の横暴を食い止めることができる。衆院解散を、常に受けて立つ態勢で臨んでいます」
 次のページでは、全選挙区の予想を公開する。この数字を見ても、まだ安倍首相は “伝家の宝刀” を抜けるのか――。 


そもそもこのような選挙結果予測にはいくつかの「前提」がある。
 
【予測の前提】
2月4日公示、2月16日投開票。投票率は56%~59%程度。野党3党(立憲、国民、社民など)が合流、もしくは選挙区で統一候補を出し、共産党とも全選挙区で候補者調整をおこなうと仮定。また、れいわとN国については、小選挙区ごとの候補者を公表しておらず、また3党との選挙区調整に応じる範囲が不明なため、総獲得議席数での予測とした。
 
問題はこのような前提が実現可能なのかということである。
こんな希望的観測の声が代表的なところか。
 
だが現実には、「立憲、国民合流まとまらず 旧民主以来の『決められない政治』露呈」となっており、ネット掲示板ではこんな冷静な声もある。
 
旧民主党(立憲民主党・国民民主党)と社民党が合流して共産党とも選挙協力できた場合でしょ?
それは無理無理!
民主党は未だに分裂状態、共産党に一方的に候補者下ろせでは共産党員は納得しない
れいわ新選組のネガキャンに夢中の立民子飼いのレイシストしばき隊はどうする?
そもそも旧民主党支持者のコメント見てれば安倍内閣をすぐに倒そうとは考えてないのが多いことはすぐわかる
妥協して共産党やれいわ新選組に協力するくらいならやってる感で乗り切ろう、棚からぼた餅ふってくるのを待とうと考えてる
旧民主党支持者が減り続けてる現実から目をそらして野党内では威張れるからいいと考えてる人たちが政権交代を訴えても現実的ではないと切り捨てられるのがオチ

 
たしかに、野党3党(立憲、国民、社民など)という括りに無理があり、国民民主党は小池百合子の「希望の党」に排除されなかった連中であり、とても野党とはいえない代物である。
 
排除された枝野幸男は立憲民主党を立ち上げて選挙を戦い野党第一党になったという自負がある。
 
そこに落ち目の国民民主党が擦り寄ってきたのだが、力関係からみれば吸収合併が当たり前のところを、合流してまたもや「新党を」という玉木雄一郎の主張には無理がある。
 
国民民主党として総選挙を戦い、ほぼ壊滅状態となり生き残った連中を立憲民主党が拾い上げるといった流れが自然なのではないだろうか、とオジサンは思う。     
 

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