今日の朝の情報番組は昨日から始まったGWにおける各所の賑わいぶりを伝えていた。
コロナ禍前との行楽客の人数比較を観光業者にさせたり、某イベント会場に訪れる若者たちの長蛇の列を空撮したりとかで、あたかも家にいてどこにも出かけない人々を刺激するかのような報道であった。
もっとも、会場の開場前から数時間も立ちっぱなしで待つということは、まず高齢者には不可能なことであり、若者たちはそんな待機時間は全く苦痛ではなく、むしろ楽しんでいるようでもあった。
古希を過ぎて数年も経てば今更「そんな思い」をしてまでも行きたいという場所はほとんどなくなっている。
このGW期間中は、あまり人がいかない場所を紹介することにする。
今日と明日は「都心から日帰りOKな関東の渓谷で木々とせせらぎに癒された気分を味わってもらいたい。
【嵐山渓谷/埼玉県嵐山町】
埼玉県嵐山町にある「嵐山渓谷」、この地名の由来は京都の嵐山にちなんでいるようだが、京都は「あらしやま」、こちらは「らんざん」と言われている。 渓流で目を引くのは、「甌穴(おうけつ)」という岩のくぼみである。水流とそのなかで回る小石によってできたのだが、なかには直径数mにもなるものもあるらしく改めて自然の力の大きさを実感してしまうかもしれない。 |
【養老渓谷/千葉県大多喜町】
都心から車で2時間ほどの場所にある、千葉県の「養老渓谷」。春のツツジや秋の紅葉がオススメというのだが、夏のホタルや冬のツララという、首都圏とは思えない風景も見逃せないといわれている。 養老川のせせらぎを聞きながら歩くお勧めのハイキングコースであり「滝めぐりコース」なら2時間足らず、5つの橋をたどって滝の姿が楽しむことができるらしい。 但し飛び石伝いのところもあるので、「歩くときはスニーカーなどを履きましょう」とガイドブックにはある。ハイキングのあとは養老渓谷は房総随一の温泉郷なので疲れを癒して帰ることをお勧めする。 |
【等々力渓谷/東京都世田谷区】
東京23区内、東急大井町線の等々力駅から徒歩約3分のところにある「等々力渓谷」は、谷沢川に沿った散策路を歩けばシラカシやケヤキの林が広がり、川からは湧水も出ているホンモノの渓谷です。 都会の騒がしさを忘れるのにうってつけ。渓谷公園にある等々力不動尊は桜の名所、またその近くにある不動の滝は修行の場で、滝に打たれる行者も見受けられタイムスリップ感も味わえるといわれている。 |