降りそうで降らない今日の梅雨空、買った雨傘はまだ一度も使ってないわ~空の厚い雲は一日中で、ややこしい雨雲がやって来ては消えて、まだ今のところ降ってません。
さて、土曜の朝にメールが届きました。下記の 「見守り人」 この文章を書いた友からです。
15年位 前の事です。
母が 裏庭で飼っていた 雑種犬のシロが
老衰で 余命数日と 獣医に言われました。
母は 毎日少しずつ 裏庭の一角に
穴を 堀り進めました。
シロが 側に横たわって 母の動きを見ているので
「ごめんね これは あんたの墓になるのよ。
私は もう年寄りで 一度には掘れないから
少しずつ掘らせてね・・」と言いながら。
その穴が 未完の内に
ある朝シロは 自ら その穴の中で
息絶えていました・・。
現在 私は それと似たような事をしています。
今まで撮ってきた 母の写真を
USBメモリーに集めて・・
一番綺麗で 一番素敵な 母の写真を
探し出す動きを 始めているのです。
いざ という時 間に合うように・・・。
薄情者?? じゃないのです。
後ろめたさを感じながら ふっと気付きました。
私の時は きっと誰も こんな行動はとらないはずです。
シロの時は 母が・・
母の時は 私が・・
大切に思う 相手を 辛い思いをしながら
見守っているのです。
そういう存在が 側に居る 終末期って
豊かな 安心できる時間だと 気付いたのです。
私は、この「見守り人」のさりげない文章に感銘を受けて、素晴らしい時間を過ごしている友に、表現力のうまさも、彼女の生き方も含めて尊敬してやみません。とうとう、その日がやってきたようです。思わず、「本願成就」と返信したけど・・・あまりも、あっぱれな母と娘に思えて・・・私は失礼極まりない友だけど、大阪の地よりご冥福をお祈りしてます。(合掌)cyicyikatsuko