なかなかアルコールバーナー作りが止められません。
副室加圧式 上炎型で五徳を使わなくても直接鍋などを乗せれるものをつくりました。
ジェット孔から上部の寸法を大きくした構造です。
五徳がいらないというのは便利なのですが、鍋底が大きいものは不安定になるのでやめたほうがよいでしょう。
なかなかアルコールバーナー作りが止められません。
副室加圧式 上炎型で五徳を使わなくても直接鍋などを乗せれるものをつくりました。
ジェット孔から上部の寸法を大きくした構造です。
五徳がいらないというのは便利なのですが、鍋底が大きいものは不安定になるのでやめたほうがよいでしょう。
以前にも薄型のアルコールバーナーを作りましたが、今回は固形燃料用五徳を2個購入してまた作ってみました。
五徳を折りたたむと内部は20mmの隙間ですが、底を穴あけして高さ24mmのものが入るようになっています。
穴あけしたことにより、使用時にも安定して置くことができます。
小型で携帯に便利ですし、これでインスタントラーメンに必要なお湯を沸かすことができます。
先回の試験で屋外で使うには副室加圧式 上炎型 のほうがいいという結果でしたが、使ていたヤカンは少し小さめの最大外径が12cmのものを使っていました。
しかし、もっと大きいヤカンではどうなのかと思い、最大外径が20cmのものを副室加圧式 外炎型で試験をしてみました。
結果は大きいヤカンなら副室加圧式 外炎型の方が効率がいい ( 早くお湯が沸く ) です。
左がキッチンで使っている大きいもの、右が試験用に買った小さいヤカンです。
今までのやってきた試験で私なりにわかったことは
・アルコールバーナーの構造 ( 3種類しか作っていませんが )
・五徳の構造
・屋内、屋外の違い
・容器の違い
等で燃焼効率がかなり違ってくるということです。
ということは用途によって使い分けれると良いのですが・・・・・
室内の試験と反対の結果が出たので再度前回と同じ試験(→ココ)を屋外でしてみました。
各2回試験をしてみましたがやっぱり同じような結果で、副室加圧式 外炎型は40mLの燃料を使っても90℃に達しませんでした。
副室加圧式 上炎型 は沸点にまで達しました、OKです。
原因はよくわかりませんが、燃え方の広がり形の違いと、風防を使っていますが風の影響があるのではないでしょうか。
またヤカンの底径にも関係しているかもしれません。大きいといいのかな。
私の実験では、屋外は副室加圧式 上炎型 の方が効率よくお湯が沸かせそうです。
これまでに記載した記事による製作やトラブルは当方は責任を負いません。
「自己責任」でお願いします。
・ご意見やアドバイスは受け付けますのでよろしくお願いします。
今までアルコールバーナーの燃焼試験は小さな工房の中で行っていましたが、実際に使うだろうと思われる屋外でお湯を沸かしたらどうなるかと思い庭で燃焼試験をしました。
使ったアルコールバーナは「携帯用アルコールバーナーセット」(ココ参照)です。
(副室加圧式 外炎型 Φ1.2穴 28個)
外気温:23℃ 水温:15℃ 風は肌身に感じるほどあり、風防を使用
450mLの水を98℃まで沸かす予定でしたが、30mLの燃料を使っても85℃以上には上がりませんでした。
そこで、副室加圧式 上炎式 Φ1.2穴 20個 のバーナーで試験したところ室内の試験より時間はかかりましたが、98度まで沸かすことができました。
室内の試験と屋外での試験結果は逆でした。よくわかりませんが、燃焼時の炎の形状の違いでしょうか。
まだ1度だけの試験なので結論を出すのは早いので、屋外の試験をもっとしてみなければならないでしょう。
もうアルコールバーナー作りはやめと思っていたのですが、ついついコーヒー缶を買ってしまいました。
そこで今まで作ったことのないものをと思い、ジエット孔の数を増やしたのを作りました。
ジエット孔の数が一番多いので24個でしたが、28個にしてみました。穴径はΦ1.0です。
試験結果は今までで作ったものの中で最高でした。
今の季節なら450mLの水を(水温12℃)4分少々で98℃のお湯が作れます。
写真は穴数32個で試験前のもの。
そこで、穴径Φ1.0、穴数32個のも作ってみましたが先に作った28個の方が少々効率がいいです。
結論、私の作ったアルコールバーナーでは
副室加圧式 外炎型 ジエット孔Φ1.0 穴数28個
が最高ととしておきます。
これでアルコールバーナーの製作は たぶん 最後とします。
今年に入ってからアルコールバーナーを50数個作り、数多くの試験をした経験から火事や火傷の注意が必要です。
アルコールバーナー使用上の注意事項
・木や樹脂製の物の上や周辺で燃焼しない
・燃焼後はアルコールバーナー本体、五徳は高温になっているので軍手を使うなど火傷に注意
・燃焼中に燃料を継ぎ足さない
・五徳は鍋類の重量に十分耐えれる構造のものを用いる
・明るいところでは、アルコール燃料は燃焼していても見えないので着火、消火の確認は慎重に
など十分に注意してください。
私が一番効率がいいと決めたアルコールバーナーの作り方です。
外筒のジエット孔はΦ1.2を24個あける。
中筒の外筒の底にの接する部分に3ヶ所の切り欠きをしておく。
組み立てたら外筒の上部を内側へ折り返す。
今頃の水温(18℃)で450mLの水を5分余りで80℃ほど上昇させることができます。
暖かくなればもっと早くお湯を沸かすことができるでしょう。
アルコールバーナーの燃焼試験をした結果は以前掲載しました。(→ココ)
その後も色々と作り続けて51個になりました。使ったアルコール燃料は5本目(500mL入り)です。
そこで私なりに一番効率が良いものが決まりました。
一番と決めた理由は、屋外使うことが多いと思うので、早くお湯が沸くというものです。
副室加圧式の外炎型です。 (写真上)
仕様は 穴径 1.2 穴数 24 外径 65 高さ 38 です。
使った五徳はヤカン底とアルコールバーナーの距離は25mmの結果です。
この距離によってもかなり効率は変わってきます。(25~30mmが良い)
この副室加圧式の外炎型はアルミ缶1個で済み、作り方も簡単です。
写真のものは、燃え残した燃料を回収できるようにネジを取り付けました。
今までアルコールバーナーを何個も作ったり燃焼試験をしたのは、効率のいいアルコールバーナを知りたかったからです。
そのアルコールバーナーを使って、キャンプ等ですぐ使えれるように一式をケースにまとめたかったのです。
一式をケースに収めたところ なべ(やかん等)は別
ケース内に入っているもの バーナーは外炎式
風防を除いては100円ショップで買えるものや廃品を利用したものです。
燃料容器は小さいですが、インスタントラーメンのお湯3,4杯分ぐらいは沸かせます。
使った後は金属部が高温になっているので火傷をしないように軍手を入れました。
また軍手は、運搬時のケース内のガタつきを防止してくれます。
防災グッズと一緒にしておくと災害時にも活躍してくれると思います。
アルコールバーナー用五徳を新しく作りました。
材料は真空管アンプに使ったt2のアルミ板です。再利用なので穴が開いています。
一つは、外炎用に作った2枚の板を十字に組み合わせたものです。
材料も少しで済み、分解できるので携帯用に便利だと思います。
これはどの型式にも使えますが携帯用には場所を取ります。材料も大きいのが必要です。
でも安定性はこのほうがいいかなと思います。
私がお薦めの副室加圧方式の外炎型についての注意事項です。(型式名は私が勝手につけたものです。)
使用するキャップ付きコーヒー缶ですが、外形にいろいろ種類があるようなので注意が必要です。
底が凹(左)なもの、平ら(右)なもの
また、上部キャップ部が細いものと太いものがあります。
上の写真は2個とも太いものです。細いものの写真はありません。
現物の写真はありませんが下の写真は完成したものです。
右はキャップが細いもの、左は太いものです。
まだ燃焼試験は途中ですが、キャップ部分が太いほうがお薦めです。
細いほうは副室の体積が大きいので圧が上がらないようです。
外筒、中筒の組み合わせによる燃焼試験はこれからです。
続いて 副式加圧方式の外炎型 の作り方です。
用意するのはキャップ付きのコーヒー空き缶1個です。
図の寸法で2個の部品を切り出します。
内筒は副室を小さくするためにキャップのネジ部分をカットします。
外筒には上部から8mmほど下にジェット孔を開けます。
外筒と内筒とを組み合わせ、外筒の上部は内側へきっちりと折り曲げておきます。
この外炎式は1個の空き缶で済み、上炎式に比べ作り方も簡単で燃焼効率がいいのでお勧めです。
写真のアルコールバーナーの方式は副室加圧方式というらしい。
この方式でもいろいろながあるらしいがよくわからないので、私は上炎型と呼ぶことにします。
この副式加圧方式の上炎型を作るには、用意するのはビールの空き缶(アルミ)が2個。
下図の寸法で切り出します。
左から切り出した、上蓋、隔壁、下蓋です。
上蓋は凸部を残して丸穴を開け、ジェット孔も開けます。
隔壁はホッチキスで止め、Φ48~49ほどの円筒を作ります。
下蓋は、ラジオペンチで折り曲げて上蓋に入るようにします。
3個の部品を組み合わせて組み立てます。高さは38mmほどになります。
道具さえあれば30分もあれば完成します。
アルミ空き缶によるアルコールバーナーの製作数38個、燃焼試験数は約50回による私なりの結果です。
試験方法:水400mLをアルコール燃料15mLを燃焼させた時のかかった時間と上昇温度を測定して比較した
水の容器 (ヤカン) と試験体との距離は25mm
(試験データは省きます)
・上炎式
本体:ビールなどのアルミ空き缶で製作(外径Φ65) 高さ:38mm
穴径はΦ1.0~2.0、穴数13~24個の組み合わせ
結果:穴径 Φ1.2 穴数 20 の組み合わせがいいかな (いいと思う)
・外炎式
本体:キャップ付きコーヒーなどのアルミ空き缶で製作(外径Φ65) 高さ:38mm
穴径はΦ1.0~1.3、穴数20~24個の組み合わせ (上炎式の結果から)
結果:穴径 Φ1.2 穴数 24 の組み合わせがいいかな (いいと思う)
考察:私の作った3種類のアルコールバーナーでは、外炎式が一番早くお湯を沸かしてくれます。
外炎式は作るのも空き缶が1個で済むので有利でお薦めです。
また作り方によってもかなり燃焼結果は変わります。
あとの方で作ったものの方が効率もよくなってきています。(作り方が上手になってきたから?)
五徳の形状によって、水の容器 (ヤカン) と試験体との距離によっても効率は変わります。
この後は、インスタントラーメンに使うお湯(450mL)を沸かす試験をしてみたいと思います。
これまでに記載した記事による製作やトラブルは当方は責任を負いません。「自己責任」でお願いします。
・ご意見やアドバイスは受け付けますのでよろしくお願いします。