話題になってから少し遅れましたが、気になっていたのでストリングリリース方式の連発ゴム銃を作りました。
このような方式はすでに発表されているのですが、この形にしたところが素晴らしいと思います。
方式は、銃身後部に紐を1回巻いたら1本ずつ輪ゴムを掛けて、発射する時は巻いた紐を引き戻すという単純なものです。
この試作品は20発の輪ゴムを掛けましたが30発は掛けれます。
試射してわかったことですが、ひもを銃身に1回巻つけると9㎝になります。ということは20連発にすると、1m80cmの紐を引き戻すことになりますので、1度に20発を発射することはチョット無理です。
この方式は皆さんがやっているように、電動式にするか釣り用のリールを使う方がいいと思います。
UGR-07
型式:ストリングリリース方式(20~30連発)
全長:360
銃身長:294
全高:85
使用材:チーク、凧紐
連発ゴム銃の回転翼やトリガー部は、合板を作り使っています。
その合板の私なりの作り方を紹介します。
回転翼は2+2=4㎜厚、または2+3=5㎜厚にしています。材料は大抵の場合ヒノキの工作材です。
トリガー部は銃身を9㎜厚の板を使うので、3+2+3=8㎜厚の合板を作ります。
板を張り合わせる時、木工ボンドは塗りすぎないように全面にきっちり塗り、板の木目は90度ずらせて張り合わせます。そして圧着器で確実に圧力を加え接着します。
この合板を回転翼の形状に切り取り、衝撃の加わるところには瞬間接着剤で硬化処理をします。
▼圧着器
瞬間接着剤浸透加工について質問がありましたので私がやっている方法を紹介します。
ゴム銃作りを始めてからこの方法を知りました。私なりに考えて衝撃のある部分、力のかかる所そして軸受け穴などを部分的に瞬間接着剤を浸透させています。
部品の形状によっては木目の方向で割れやすいので、瞬間接着剤の浸透だけではカバーできないと思い合板にして使っています。
▼2枚板回転式の回転翼とトリガー部品です。
瞬間接着剤について
最近、連発ゴム銃を量産したので容量大きいものを使ってみました(写真下)が、すぐにノズルが詰まったり、先端が固まったりしてイライラしました。
私はダ○ソーで購入できるロックタイト製をお勧めします。
瞬間接着剤を保管するときは、ノズルが上になるよう立てておくといいと思います。
名古屋城宵まつりで販売するゴム銃がやっと出来上がりました。
連日の猛暑続きだったので、作業が進みませんでした。せっかくの工房も室内は暑いので、電動工具を使わない作業は日影の庭ですることも度々ありました。
完成したのは単発の割りばしゴム銃30丁と、連発ゴム銃20丁です。
まだ袋詰めなどが残っていますが、今回が初めての販売です。はたして買ってくれる人がいるのでしょうか、心配です。
もしよかったら皆さんも名古屋城宵まつりに遊びに行ってください。
ゴム銃のいろいろなイベントもあるようですよ。
工房ができたとき購入した電動工具の一つが卓上糸ノコ盤で、型式はマキタのMSJ401です。
まだあまり使っていませんが、使ってみた感想を報告します。
選んだ理由:ゴム銃作りではプロクソン製を使っている方が多いようですが、ホローポイントさんのHPを見てもう少し力のあるものとして日立、マキタ、リョウビが候補にあがりましたが、日立製は品切れで入荷が1ヵ月後ということではずれ、少し高価だがテーブルのデザイン、重量が重い、本社が愛知県ということでマキタにしました。(製造元はリョウビと同じのようです)
振動:盤の下部にゴム系の柔らかめの板を引きました。重量が14kgとかなり重いので動作中に動くことはありません。しかし、隣に置いてあるプロクソンの丸ノコ盤が作業台の振動で動いてしまいます。
ノコ刃の交換:上下とも6角棒レンチを使って替えます。下はテーブルを傾けなければ作業がしにくいのが欠点です。
刃の張り具合は簡単にできます。
付属品:平行や角度切りガイドがついてはいない。精度に期待しないがあったほうが便利だと思う。
ノコ刃は荒目だけだが細目もほしい。(細目を別途購入しました)
その他:電源スイッチと回転数の変更ダイヤルは一体で、電源スイッチはプッシュプル方式で非常に使いやすい。(方式は違うがプロクソンの丸ノコ盤と比較して)
ざっとこんなところでしょうか、また気がついたことがあったら報告します。
新しく購入した、小学生低学年のお子さん2人がいる若いご夫婦の方が家を建てるようです。 家は年内中に完成の予定だそうです。
39年前引っ越しして来た時は、おむかえさんが建っていたでけなのが、これで四方全部家に囲まれることになりました。
今まで空き地だったので、駐車のためによく使わせてもらったのですが、これからはそんなわけにはいきません。近所の皆さんもきっと不自由するでしょう。
工房が完成してから1ヵ月余りが過ぎました。まだ期間は短いですが使ってみての感想です。
まず一番いいのは専用の部屋なのでいくら切り粉が出ようが、埃が出ようが心配のないことです。ですが後が大変です。その都度掃除をしなけえばなりません。
そこで捨てようと思っていた古い掃除機(’84年製)を使っています。大型で音も大きいのですが、しばらくはこれで我慢しようと思っています。
欠点は、屋根の断熱材が貧弱なので、雨が降ると音がやかましいのと、今日のように天気がいいと部屋の中の温度が高くなり暑いことです。
それと、暑いので窓を開けていると、蚊が入ってきて知らない間に刺されることです。
でも、好きな時間に自由にゴム銃作りができるので造ってよかったと思っています。
▼古い掃除機
放送する時間のとき工房の備品作りに夢中になっていて、カミサンから呼ばれて気がつきました。
ストーリーは、前に他局で放送されたものによく似ているところもありましたが、感想としては、結構うまくまとめてくれたな~という感じです。
もう何度もTVに出ているからTV慣れしたでしょうと言われますが、まだまだカメラが回っているマイクの前でのしゃべりは苦手です。
中村理事長が保管してあった競技会の写真がうまく使われていました。ありがとうございました。