7泊8日とは、1992年夏以来約30回の韓国旅行の中でも2番目の長旅です、たぶん。
それも、今回は7泊中前半の4泊は弘大入口駅至近のビル内の1室で過ごしたこともあって、チェックアウト等にせかされることもなく、ノンベンダラリと街を散策してコーヒーを飲んだり本屋に寄ったり映画を観たりと、つまりは横浜での日常の延長。
で、この記事も旅行記というより滞在記と言った方がいいかも・・・。
10年前の中国東北地方への旅の記事(→コチラ)のような分刻みの記録はこの際無意味なので、一応時系列で行った所の主な写真を並べてコメントを少し付ける形でまとめてみます。
特筆すべきテーマについては、後で別立ての記事にします。
◎12月12日(金)
11日羽田20:15発のアシアナで金浦22:35着。振り返ってみれば今年3回の韓国旅行すべてこの便。格安を探すと大体コレがヒットするということかな? 今回はサーチャージ等すべて合わせて19,200円で、「おっ、これは安いゾ!」と半ば衝動的に決めちゃった、かな?
床の表面がこんなに見えるとは!(笑) 窓から外を見ると、筋向いにY'ZPARK。ロッテシネマがあり、ユニクロも入店しています。どちらも今回は行きませんでしたが・・・。
10時頃外に出て、新村方向に向かって歩き始めてすぐ出くわした路上のオブジェについては13日の記事(→コチラ)
で書きました。(その後もオモロイ路上ゲイジュツはいろいろ目にしました。)
・・・で、そもそも何を目当てに歩いていたのかというと、古書店です。
私ヌルボ、これまで仁寺洞通りの老舗古書店・通文館(→関係記事)をはじめ若干の古書店には行ってみましたが、通文館は別格として失望することが多く、映画「菊花の香り(국화꽃 향기)」や「走れ自転車(달려라 자전거)」に出てくるようないい雰囲気の古書店を探していました。(映画の中の古書店は残念ながらどちらもセット。)
そしたら、最近購入した韓国語学習ジャーナル「hana Vol.04」の特集が<韓国語の本を楽しむ>で、その中にソウルの古書店も紹介されているではないですか!
これを見ると、とくに弘大入口~新村辺りの店が何件もあります。
そして、すぐ見つけたのが下の2つの店。
クルボッ書店[글벅서점](左)と、孔氏書房[공씨책방.コンシチェクパン](右)です。
どちらの店も奥行があり(とくに前者)、品揃えもいわゆる「黒っぽい」本もけっこうあるようで、いずれ時間をかけて見てみようと思います。お茶を出してくれたクルボッ書店のアジュマにも「また来ます」と言ってきたしねー。
※土日も休みなく営業していて、翌々日夜9時頃通ったらまだ開いていました。
昼前に新村駅からデジタルメディアシティ駅へ移動。
今まで金浦空港からの空港鉄道で「長ったらしい駅名だな」ということだけ記憶にあった駅です。車内放送等でも「DMC駅」とふつう略して言っているようです。
ここに来たのは、韓国映像資料院(→コチラ)中の韓国映画博物館のサイト(→コチラ)で11月28日から次のような企画展が開かれているのを知ったからです。
<韓国映画100選>!
これは韓国映画ファンとしてはいかずばなるまいて!(←どうみても古風な表現。) ・・・というわけで、これがこの日の、いや、今回の旅行目的のメインといっていいでしょう。
入るとまず歴代1~10位のポスターが展示されています。
そして10年区切りでその時期の映画の特色等が説明されています。
その他にも興味深い展示物がいっぱい!
主要作品のラストシーンがまとめて映写されたりもしています。
私ヌルボが(たぶん)呆け顔で展示物を見ていたら、ガイド役のアジョシが話しかけてきました。日本から来たことを告げると、同じく見学中の日本語を知っていると思しきハラボジ(おじいさん)を引き入れて3人でいろいろと往年の韓国映画談議。ハラボジは1930年前後のお生まれで80代。「昔大久保彦左衛門の映画を観た」とのこと。ソモソモいつ頃の何というタイトルの映画なんでしょうか? ガイドのアジョシも70代。(ヌルボも含めて?)自分の思い出話がそのまま歴史の領域に属するという、なかなか楽しい語らいではありました。
この展示企画はじっくり見るには時間が足らず、4月26日までやっていることだし、ここでも「また来ます」と言い残して出ることに・・・。
展示物の詳細については、いずれ記事にしますが、何はともあれ韓国映画ファンの皆さん、ここはぜひ足を運んで下さい!
ヌルボがそそくさと展示会場を出たのは、同じ建物内のシネマテークKOFA(→コチラ)で映画上映(無料)が迫っていたから。その映画はコレです。
新海誠監督の「雲のむこう、約束の場所」(2004)。そして「ほしのこえ」(2002)と「秒速5センチメートル」(2007)も。
何も韓国に行ってまで日本アニメを観なくても・・・と言われそうですが、たまたまどれも未見だったもので・・・。(笑)
1つ目の「雲のむこう~」を見終わって夕食のため外に出ると雪がちらちら舞っていて、道に足跡がうっすらと付くほど積もりはじめていました。
実はこの建物(ソウル産業振興院)内には偶然私の知り合いが勤めているオフィスもあって、昼食を共にし、プレゼントの交換もしました。この6月に来た時には1袋1㎏のはったい粉2袋でしたが(→関係記事)、今回いただいたのはそれにも増してボリュームのあるもち米(!?)と書かれた段ボール箱。中見はもち米でなく(ホッ)、菓子等が入った福袋でした。
日常の延長と言いながらも、思いのほか収穫の多い1日でした。
それも、今回は7泊中前半の4泊は弘大入口駅至近のビル内の1室で過ごしたこともあって、チェックアウト等にせかされることもなく、ノンベンダラリと街を散策してコーヒーを飲んだり本屋に寄ったり映画を観たりと、つまりは横浜での日常の延長。
で、この記事も旅行記というより滞在記と言った方がいいかも・・・。
10年前の中国東北地方への旅の記事(→コチラ)のような分刻みの記録はこの際無意味なので、一応時系列で行った所の主な写真を並べてコメントを少し付ける形でまとめてみます。
特筆すべきテーマについては、後で別立ての記事にします。
◎12月12日(金)
11日羽田20:15発のアシアナで金浦22:35着。振り返ってみれば今年3回の韓国旅行すべてこの便。格安を探すと大体コレがヒットするということかな? 今回はサーチャージ等すべて合わせて19,200円で、「おっ、これは安いゾ!」と半ば衝動的に決めちゃった、かな?
床の表面がこんなに見えるとは!(笑) 窓から外を見ると、筋向いにY'ZPARK。ロッテシネマがあり、ユニクロも入店しています。どちらも今回は行きませんでしたが・・・。
10時頃外に出て、新村方向に向かって歩き始めてすぐ出くわした路上のオブジェについては13日の記事(→コチラ)
で書きました。(その後もオモロイ路上ゲイジュツはいろいろ目にしました。)
・・・で、そもそも何を目当てに歩いていたのかというと、古書店です。
私ヌルボ、これまで仁寺洞通りの老舗古書店・通文館(→関係記事)をはじめ若干の古書店には行ってみましたが、通文館は別格として失望することが多く、映画「菊花の香り(국화꽃 향기)」や「走れ自転車(달려라 자전거)」に出てくるようないい雰囲気の古書店を探していました。(映画の中の古書店は残念ながらどちらもセット。)
そしたら、最近購入した韓国語学習ジャーナル「hana Vol.04」の特集が<韓国語の本を楽しむ>で、その中にソウルの古書店も紹介されているではないですか!
これを見ると、とくに弘大入口~新村辺りの店が何件もあります。
そして、すぐ見つけたのが下の2つの店。
クルボッ書店[글벅서점](左)と、孔氏書房[공씨책방.コンシチェクパン](右)です。
どちらの店も奥行があり(とくに前者)、品揃えもいわゆる「黒っぽい」本もけっこうあるようで、いずれ時間をかけて見てみようと思います。お茶を出してくれたクルボッ書店のアジュマにも「また来ます」と言ってきたしねー。
※土日も休みなく営業していて、翌々日夜9時頃通ったらまだ開いていました。
昼前に新村駅からデジタルメディアシティ駅へ移動。
今まで金浦空港からの空港鉄道で「長ったらしい駅名だな」ということだけ記憶にあった駅です。車内放送等でも「DMC駅」とふつう略して言っているようです。
ここに来たのは、韓国映像資料院(→コチラ)中の韓国映画博物館のサイト(→コチラ)で11月28日から次のような企画展が開かれているのを知ったからです。
<韓国映画100選>!
これは韓国映画ファンとしてはいかずばなるまいて!(←どうみても古風な表現。) ・・・というわけで、これがこの日の、いや、今回の旅行目的のメインといっていいでしょう。
入るとまず歴代1~10位のポスターが展示されています。
そして10年区切りでその時期の映画の特色等が説明されています。
その他にも興味深い展示物がいっぱい!
主要作品のラストシーンがまとめて映写されたりもしています。
私ヌルボが(たぶん)呆け顔で展示物を見ていたら、ガイド役のアジョシが話しかけてきました。日本から来たことを告げると、同じく見学中の日本語を知っていると思しきハラボジ(おじいさん)を引き入れて3人でいろいろと往年の韓国映画談議。ハラボジは1930年前後のお生まれで80代。「昔大久保彦左衛門の映画を観た」とのこと。ソモソモいつ頃の何というタイトルの映画なんでしょうか? ガイドのアジョシも70代。(ヌルボも含めて?)自分の思い出話がそのまま歴史の領域に属するという、なかなか楽しい語らいではありました。
この展示企画はじっくり見るには時間が足らず、4月26日までやっていることだし、ここでも「また来ます」と言い残して出ることに・・・。
展示物の詳細については、いずれ記事にしますが、何はともあれ韓国映画ファンの皆さん、ここはぜひ足を運んで下さい!
ヌルボがそそくさと展示会場を出たのは、同じ建物内のシネマテークKOFA(→コチラ)で映画上映(無料)が迫っていたから。その映画はコレです。
新海誠監督の「雲のむこう、約束の場所」(2004)。そして「ほしのこえ」(2002)と「秒速5センチメートル」(2007)も。
何も韓国に行ってまで日本アニメを観なくても・・・と言われそうですが、たまたまどれも未見だったもので・・・。(笑)
1つ目の「雲のむこう~」を見終わって夕食のため外に出ると雪がちらちら舞っていて、道に足跡がうっすらと付くほど積もりはじめていました。
実はこの建物(ソウル産業振興院)内には偶然私の知り合いが勤めているオフィスもあって、昼食を共にし、プレゼントの交換もしました。この6月に来た時には1袋1㎏のはったい粉2袋でしたが(→関係記事)、今回いただいたのはそれにも増してボリュームのあるもち米(!?)と書かれた段ボール箱。中見はもち米でなく(ホッ)、菓子等が入った福袋でした。
日常の延長と言いながらも、思いのほか収穫の多い1日でした。