◎12月16日(火)午後
Y氏と私ヌルボの2人が昼ごろ大田を発って次に向かった所は修徳寺(수덕사.スドクサ)でした。
・・・といっても、この寺の名は初耳という方は韓国通の中でも多いのでは?
ヌルボの独自基準で韓国の寺を知名度でランクづけすると、韓国通でなくても知られているSランクは仏国寺だけ。歴史観光都市慶州にあるし、石窟庵もあるし・・・。韓国通の多くが知っているAランクも海印寺だけ。八万大蔵経で有名ですね。次にリピーターなら知っているでしょうというBランクも曹渓寺だけ。仁寺洞のすぐ近くで、韓国仏教界の最大宗派である曹渓宗の総本山。あとは通度寺・梵魚寺・法住寺・奉恩寺等々一部では知られている寺はあってもおしなべてCランクかそれ以下。修徳寺もCランク以下で、ヌルボ自身が知ったのもそんな昔のことではありません。
2012年2月に、テーマ別にベスト10を選んで紹介している韓国の観光ガイド本のランキング部分だけ訳した記事をアップしました。その<寺>部門(→コチラ)では、1位がやはり仏国寺で、それについで2位になっていたのが修徳寺だったのです。その記憶がかろうじて残っていたこともあり、今回のドライブ旅行で大田から行けそうな手頃な観光ポイントを調べていて目に入ったというわけです。鉄道やバス等だと不便な所のようだし、こういう機会に行かなければ、とも考えました。
この寺は、百済の時代の384年に創建されたとか、一説では6世紀末だとか、いずれにしろ韓国でも相当に古い寺のひとつです。場所は忠清南道礼山郡。
・・・ということで目的地を定め、大田・唐津(タンジン)高速道路に乗り入れて走ることしばし。山がちな辺りにさしかかると、あれっ雪がちらちら。
それでも公州(コンジュ)SAではまだこんな程度でした。
とくになんということはなし。ただ反対側を見ると・・・。
まばらに雪が積もっています。
これを見て脳裏に浮かんだ言葉は・・・「白雪公主!」(ペクソルコンジュ) 。そう、白雪姫ですね。(おもしろくなかった・・・ですか?)
ところがしばらく走っているとこんな状態に・・・。
礼山に入って、修徳寺に折れる所。
道路に雪が着き始めています。
今上のャ心を見て知ったのは、この道を直進すれば画家・李応魯(이응노,イ・ウンノ)生家記念館があるということ。もし知っていて、行ったとしたらアトが大変でした。(彼について書けば長いので、全部省略。)
右折して約10分で寺域に到達しました。
山の上ではなく麓なのでまだマシでした。
見渡すとずいぶん広大な敷地で駐車場も広く、食堂等も立ち並んでいて門前町といった趣。
20を超える建物がある中でたどりついた目当ての建物が下の写真。
1308年に建造されたという国宝の大雄殿です。慶尚北道栄州・浮石寺の無量寿殿等とともに、韓国最古の木造建物のひとつとされています。ここの丹青は韓国の寺ではめずらしく、塗り替えをしないで今に至っているそうです。
※浮石寺は2つあり、例の対馬の寺で盗まれた仏像関連のニュースで登場する栄州ではなく忠清南道瑞山にある浮石寺の方。
大雄殿のすぐ奥の観音殿からはこんな天気の中でも読経の声が聞こえてきました。
この寺は他にもいろいろ見るべきところはありそうですが、なにせこんな天気なのでソソクサと立ち去らざるをえませんでした。
※たとえば→コチラのブログ記事(韓国語)の写真を見ると、11月の紅葉の頃の大勢の人が訪れているようすがわかります。
次なる目的地は群山。まだ行ったことがなく、この機会に行こうと思ったのですが・・・。
西海岸高速道路を南下するとこの雪の降り。保寧市の大川SAの北あたりです。
このようすでは不安が心配だ、危険があぶないゾと思って<コネスト>で韓国のリアルタイムの天気(→コチラ)を確認すると、全羅道方面の方に雪のマーク。え、済州島にも雪!? 逆にソウル方面は晴マーク。南に行くといいだろうと単純に考えたのが間違いでした。
しかし、そんな情報が得られただけでも良しとしなければ。ホントに<コネスト>のおかげ、ルーターのおかげです。
夕闇が迫る中、Uターンして一路北上したのは当然の判断でした。
そしてこの日の宿泊は前年9月にも行った温陽温泉の、ホテルは2ランクほど上にして温陽観光ホテルへ。夜8時前に到着。ここまで来れば雪の心配はナシでほっと一息つきました。
この日もまた、振り返ってみればいろいろピンチはありながらも、やっぱり結果オーライの旅でした。やれやれ。
Y氏と私ヌルボの2人が昼ごろ大田を発って次に向かった所は修徳寺(수덕사.スドクサ)でした。
・・・といっても、この寺の名は初耳という方は韓国通の中でも多いのでは?
ヌルボの独自基準で韓国の寺を知名度でランクづけすると、韓国通でなくても知られているSランクは仏国寺だけ。歴史観光都市慶州にあるし、石窟庵もあるし・・・。韓国通の多くが知っているAランクも海印寺だけ。八万大蔵経で有名ですね。次にリピーターなら知っているでしょうというBランクも曹渓寺だけ。仁寺洞のすぐ近くで、韓国仏教界の最大宗派である曹渓宗の総本山。あとは通度寺・梵魚寺・法住寺・奉恩寺等々一部では知られている寺はあってもおしなべてCランクかそれ以下。修徳寺もCランク以下で、ヌルボ自身が知ったのもそんな昔のことではありません。
2012年2月に、テーマ別にベスト10を選んで紹介している韓国の観光ガイド本のランキング部分だけ訳した記事をアップしました。その<寺>部門(→コチラ)では、1位がやはり仏国寺で、それについで2位になっていたのが修徳寺だったのです。その記憶がかろうじて残っていたこともあり、今回のドライブ旅行で大田から行けそうな手頃な観光ポイントを調べていて目に入ったというわけです。鉄道やバス等だと不便な所のようだし、こういう機会に行かなければ、とも考えました。
この寺は、百済の時代の384年に創建されたとか、一説では6世紀末だとか、いずれにしろ韓国でも相当に古い寺のひとつです。場所は忠清南道礼山郡。
・・・ということで目的地を定め、大田・唐津(タンジン)高速道路に乗り入れて走ることしばし。山がちな辺りにさしかかると、あれっ雪がちらちら。
それでも公州(コンジュ)SAではまだこんな程度でした。
とくになんということはなし。ただ反対側を見ると・・・。
まばらに雪が積もっています。
これを見て脳裏に浮かんだ言葉は・・・「白雪公主!」(ペクソルコンジュ) 。そう、白雪姫ですね。(おもしろくなかった・・・ですか?)
ところがしばらく走っているとこんな状態に・・・。
礼山に入って、修徳寺に折れる所。
道路に雪が着き始めています。
今上のャ心を見て知ったのは、この道を直進すれば画家・李応魯(이응노,イ・ウンノ)生家記念館があるということ。もし知っていて、行ったとしたらアトが大変でした。(彼について書けば長いので、全部省略。)
右折して約10分で寺域に到達しました。
山の上ではなく麓なのでまだマシでした。
見渡すとずいぶん広大な敷地で駐車場も広く、食堂等も立ち並んでいて門前町といった趣。
20を超える建物がある中でたどりついた目当ての建物が下の写真。
1308年に建造されたという国宝の大雄殿です。慶尚北道栄州・浮石寺の無量寿殿等とともに、韓国最古の木造建物のひとつとされています。ここの丹青は韓国の寺ではめずらしく、塗り替えをしないで今に至っているそうです。
※浮石寺は2つあり、例の対馬の寺で盗まれた仏像関連のニュースで登場する栄州ではなく忠清南道瑞山にある浮石寺の方。
大雄殿のすぐ奥の観音殿からはこんな天気の中でも読経の声が聞こえてきました。
この寺は他にもいろいろ見るべきところはありそうですが、なにせこんな天気なのでソソクサと立ち去らざるをえませんでした。
※たとえば→コチラのブログ記事(韓国語)の写真を見ると、11月の紅葉の頃の大勢の人が訪れているようすがわかります。
次なる目的地は群山。まだ行ったことがなく、この機会に行こうと思ったのですが・・・。
西海岸高速道路を南下するとこの雪の降り。保寧市の大川SAの北あたりです。
このようすでは不安が心配だ、危険があぶないゾと思って<コネスト>で韓国のリアルタイムの天気(→コチラ)を確認すると、全羅道方面の方に雪のマーク。え、済州島にも雪!? 逆にソウル方面は晴マーク。南に行くといいだろうと単純に考えたのが間違いでした。
しかし、そんな情報が得られただけでも良しとしなければ。ホントに<コネスト>のおかげ、ルーターのおかげです。
夕闇が迫る中、Uターンして一路北上したのは当然の判断でした。
そしてこの日の宿泊は前年9月にも行った温陽温泉の、ホテルは2ランクほど上にして温陽観光ホテルへ。夜8時前に到着。ここまで来れば雪の心配はナシでほっと一息つきました。
この日もまた、振り返ってみればいろいろピンチはありながらも、やっぱり結果オーライの旅でした。やれやれ。