▸21日はブルク13で「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」を鑑賞。「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」に続いてアメリカの貧困層が物語の中心。いやあ、ディズニーランドに隣接して、こうした人たち用のモーテルがいくつもあるのですね。で、子供たちはそれでも元気に遊んでいて・・・。2作品とも、ストーリーは直接重なるところはないものの、「根は同じ」といった感じです。それにしても、明るく元気な子供たちも、自然と(?)「タトゥー」とか「でかい声とうるさい音楽」とか「口ピアス」とか「すぐ切れる」といった共通項を持つオトナになっていくのでしょうか? (・・・という見方はヘタしたら差別につながる?)
▸6月30日公開予定の「ワンダーランド北朝鮮」について、「私ヌルボ自身の感想や意見は、次の記事で詳しく書くことにします」と書きましたが、まだ→前半だけです。後半は明日です。
たまたま19日毎日新聞の夕刊で鈴木琢磨記者による「写真家・初沢亜利さんが見た素顔の北朝鮮」(→コチラ)という記事をよんで、北朝鮮という国の<素顔>をどう撮るか?(撮ったか?)ということを、「ワンダーランド北朝鮮」と比較してあれこれ考えた、ということも遅くなっている一因です。※初沢亜利さんの写真集「隣人。38度線の北」(徳間書店)を紹介している→コチラの記事にも目を通してみて下さい。
▸18日は韓国文化院3で「地獄花」(1958)を鑑賞。今年の<韓国映画企画上映会>の3作目ですが、4月16日に主演の崔銀姫さんが亡くなったため<追悼上映>となりました。私ヌルボ、この作品は初めてです。→YouTubeにもあるんですけどね。字幕が韓国語と英語だけなもので・・・。それにしても、「崔銀姫は今まで演じてきた純情派女役とは正反対の悪女を演じ、破格的な変身を図る」云々といった作品とのことで、私ヌルボも最初に観た「常緑樹」の印象がその後も残っていただけに驚きました。なお、映像には朝鮮戦争後の荒んだ光景が随所に見受けられ、そんな点でもためになりました。
★★★ NAVERの人気順位(5月22日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) ダンガル きっと、つよくなる 9.64(1,211)
②(6) グレイテスト・ショーマン 9.38(12,690)
③(-) アイ・キャン・スピーク(韓国) 9.35(13,831)
④(-) 新世紀、パリ・オペラ座 9.29(17)
⑤(-) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.27(890)
⑥(-) トゥルース・オア・デア 9.23(60)
⑦(-) ゴッホ~最期の手紙~ 9.20(5,191)
⑧(4) 無門関(韓国) 9.18(78)
⑨(-) 天国でまた会おう 9.16(124)
⑩(-) ピーターラビット 9.13(490)
大きく入れ替わりましたが、新登場は④⑥⑩の3作品です。
④「新世紀、パリ・オペラ座」はフランスのドキュメンタリー。日本では昨年12月に公開されています。韓国題は「파리 오페라」です。
⑥「トゥルース・オア・デア」(仮)はアメリカのホラー。YouTuberのオリヴィア(ルーシー・ヘイル)は大学の友人たちと共にメキシコ旅行に出かけます。到着した一行は酒盛りに興じ、<真実(Truth)か挑戦(Dare)か>というゲームに軽い気持ちで参加します。(1700年くらいからヨーロッパではやり始めたというパーティー・ゲームだそうです。) ところが、それは悪魔が支配するゲームでした。真実ではなく嘘を述べたり、挑戦に失敗したりした者には死が与えられるのです・・・。韓国題は「트루스 오어 데어」。日本公開は未定です。
⑩「ピーターラビット」については後述します。
【記者・評論家による順位】
①(1) フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 8.50(10)
②(2) レディ・プレイヤー1 8.36(11)
③(3) ファントム・スレッド 8.22(9)
④(4) シェイプ・オブ・ウォーター 8.18(11)
⑤(5) レディ・バード 7.82(11)
⑥(6) 君の名前で僕を呼んで 7.80(10)
⑦(7) エセルとアーネスト 7.75(4)
⑧(-) バーニング(韓国) 7.69(13)
⑨(8) 共同正犯(韓国) 7.67(9)
⑩(9) ナチュラルウーマン 7.67(6)
⑧「バーニング」が今回の新登場ですが、この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績5月18日(金)~5月20日(日) ★★★
日本より2週間早く公開の「デッドプール2」が1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(21)・・デッドプール2・・・・・・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・1,355,644・・・・・・・1,973,380 ・・・・・・・18,110 ・・・・・・・1,576
2(1)・・アベンジャーズ・・・・・・・・・・・・・・4/25・・・・・・・・・304,257・・・・・・10,689,668 ・・・・・・・95,413・・・・・・・・・760
/インフィニティ・ウォー
3(新)・・バーニング(韓国) ・・・・・・・・・・・5/17 ・・・・・・・・・220,709 ・・・・・・・・277,898 ・・・・・・・・2,511 ・・・・・・・・739
4(新)・・ピーターラビット・・・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・102,397 ・・・・・・・・112,487 ・・・・・・・・・882・・・・・・・・・599
5(2)・・レスラー(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・78,486 ・・・・・・・・724,548 ・・・・・・・・6,135 ・・・・・・・・552
6(新)・・私を月に連れてって・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・36,896 ・・・・・・・・・48,835 ・・・・・・・・・385・・・・・・・・・155
7(新)・・劇場版 マジンガーZ・・・・・・・・・5/17 ・・・・・・・・・・11,441・・・・・・・・・・13,924 ・・・・・・・・・114・・・・・・・・・332
/INFINITY(日本)
8(3)・・チャンピオン(韓国) ・・・・・・・・・・5/01 ・・・・・・・・・・11,231 ・・・・・・・1,117,493 ・・・・・・・・9,395 ・・・・・・・・175
9(新)・・ウォーキング with ダイナソー・・5/17 ・・・・・・・・・8,534・・・・・・・・・・・8,838 ・・・・・・・・・・72・・・・・・・・・168
10(9)・・私たちをつなぐもの・・・・・・・・・5/03・・・・・・・・・・・5,954・・・・・・・・・・37,801 ・・・・・・・・・330・・・・・・・・・・38
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が2位に落ち、「デッドプール2」が1位に。なんのかんの言っても、アメリカの特撮アクション大作は強いです。
今回の新登場は1・3・4・6・7・9位の6作品です。
1位「デッドプール2」は2016年に続くアメリカのアクションの続編。平穏な日々を送っていたデッドプール(ライアン・レイノルズ)の前に、未来からやってきたマシーン人間ケーブル(ジョシュ・ブローリン)が現れて・・・。日本でもも6月1日公開なので、そこまでにしておきます。韓国題は「데드풀 2」です。
3位「バーニング」は、韓国を代表する監督の1人イ・チャンドン監督が村上春樹の短編小説「納屋を焼く」を原案に制作し、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にも出品した話題作です。流通会社でアルバイトをしているジョンス(ユ・アイン)は、配達の途中、子供の頃近所に住んでいたヘミ(チョン・ジョンソ)に会い、ヘミがアフリカ旅行に行っている間、飼い猫の世話をしてくれと頼まれ、引き受けます。アフリカから帰ったヘミは、アフリカで出会ったというベン(スティーブン・ヨン)という正体不明の男性をジョンスに紹介します。ある日、ヘミとベンはジョンスの家にやって来て、自分の秘密にしている趣味について告白します。その時からジョンスは恐ろしい予感に囚われます・・・。原題は「버닝」です。
4位「ピーターラビット」は、日本でも2日遅れの5月18日公開されています。韓国題は「피터 래빗」です。
6位「私を月に連れてって」は、大ヒット作「あの頃、君を追いかけた」(2011)以降続いている台湾の青春回顧映画の新作で、今年3月<大阪アジアン映画祭>でも上映されました。夏の日の台北。高校時代にバンド“月球幫”を結成していた汪正翔(劉以豪=ジャスパー・リュウ)たち5人の同級生は、自ら命を絶ったヴォーカリスト・李恩佩(宋芸樺=ビビアン・ソン)の葬儀で再会します。彼女は正翔の初恋の人でした。帰り道、謎めいた玉蘭売りのおばあさんの誘いで(?)正翔は1997年にタイムスリップしてしまいます。それは高校卒業の3日前。1997年自動車事故がきっかけとなってこの世を去った台湾の伝説的ミュージシャン張雨生の歌声が街に流れる、恩佩の運命を決めたあの日でした・・・。韓国題は「안녕, 나의 소녀」です。日本での一般公開は未定のようです。
7位「劇場版 マジンガーZ/INFINITY」については、例によって私ヌルボ何にも語れません。韓国題は「마징가 Z: 인피니티」です。
9位「ウォーキング with ダイナソー」は、イギリスのアニメ、というよりも実写とCG技術を駆使して恐竜の姿を再現した冒険ロマン。日本では2013年に公開されました。韓国題は「다이노 헌터: 티렉스VS파키리노 대격돌」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・私を月に連れてって・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・36,896・・・・・・・・・・・・48,835・・・・・・・・・・・385・・・・・・・・・155
2(3)・・私たちをつなぐもの・・・・・・・・・・・・5/03・・・・・・・・・・・5,944・・・・・・・・・・・・37,801・・・・・・・・・・・330・・・・・・・・・・38
3(2)・・ルビー・スパークス・・・・・・・・・・・・・5/10・・・・・・・・・・・2,956・・・・・・・・・・・・27,524・・・・・・・・・・・243・・・・・・・・・・98
4(1)・・巨大な梨の信じられないような物語・・5/03・・・・・・・1,539・・・・・・・・・・・・92,817・・・・・・・・・・・733・・・・・・・・・・38
5(新)・・瑞山[ソサン]開拓団(韓国) ・・・・・・5/24・・・・・・・・・・・1,442・・・・・・・・・・・・・1,442・・・・・・・・・・・・14・・・・・・・・・・・6
5位「瑞山[ソサン]開拓団」だけが今回の新登場です。初期の朴正煕政権時代の非道を明らかにし、糾弾した韓国のドキュメンタリー。1961年、朴正煕政権は「大韓青少年開拓団」という名前で全国から青年、婦女子をかき集めます。いや、街の若者を拉致したりもしたとか。彼らは毎日殴られる等犬のように扱われます。無賃金で働きながら、「苦労は土地で保証する」という国の約束を信じて、ただ分配される土地のことだけ考え、青春を捧げました。しかし、土地が沃土に変わるのを待っていたかのように国は約束を覆します。「瑞山開拓地は国有地である」と・・・。それは朴正煕政権による国民詐欺劇の巨大な序幕でした・・・。原題は「서산개척단」です。
▸6月30日公開予定の「ワンダーランド北朝鮮」について、「私ヌルボ自身の感想や意見は、次の記事で詳しく書くことにします」と書きましたが、まだ→前半だけです。後半は明日です。
たまたま19日毎日新聞の夕刊で鈴木琢磨記者による「写真家・初沢亜利さんが見た素顔の北朝鮮」(→コチラ)という記事をよんで、北朝鮮という国の<素顔>をどう撮るか?(撮ったか?)ということを、「ワンダーランド北朝鮮」と比較してあれこれ考えた、ということも遅くなっている一因です。※初沢亜利さんの写真集「隣人。38度線の北」(徳間書店)を紹介している→コチラの記事にも目を通してみて下さい。
▸18日は韓国文化院3で「地獄花」(1958)を鑑賞。今年の<韓国映画企画上映会>の3作目ですが、4月16日に主演の崔銀姫さんが亡くなったため<追悼上映>となりました。私ヌルボ、この作品は初めてです。→YouTubeにもあるんですけどね。字幕が韓国語と英語だけなもので・・・。それにしても、「崔銀姫は今まで演じてきた純情派女役とは正反対の悪女を演じ、破格的な変身を図る」云々といった作品とのことで、私ヌルボも最初に観た「常緑樹」の印象がその後も残っていただけに驚きました。なお、映像には朝鮮戦争後の荒んだ光景が随所に見受けられ、そんな点でもためになりました。
「朝鮮日報」5月18日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | ||
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토끼 구경만으로도 즐겁다 토머스는 장난꾸러기 토끼 피터 래빗 때문에 이성을 잃는다. | 《週末の劇場街》で紹介 「ピーターラビット」 ウサギ見物だけでも楽しい [写真説明] トーマスはいたずら好きのウサギ、ピーターラビットのために理性を失う。 「エセルとアーネスト」 平凡な夫婦、偉大な旅程 ★★★ 「劇場版 マジンガーZ/INFINITY」 オヤジ世代向けの郷愁 ★☆ 「私を月に連れてって」 爽やかなはずが、酸味が・・・ ★☆ | |
上記の作品については以下の記事または先週の記事の中で紹介しています。 |
★★★ NAVERの人気順位(5月22日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) ダンガル きっと、つよくなる 9.64(1,211)
②(6) グレイテスト・ショーマン 9.38(12,690)
③(-) アイ・キャン・スピーク(韓国) 9.35(13,831)
④(-) 新世紀、パリ・オペラ座 9.29(17)
⑤(-) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.27(890)
⑥(-) トゥルース・オア・デア 9.23(60)
⑦(-) ゴッホ~最期の手紙~ 9.20(5,191)
⑧(4) 無門関(韓国) 9.18(78)
⑨(-) 天国でまた会おう 9.16(124)
⑩(-) ピーターラビット 9.13(490)
大きく入れ替わりましたが、新登場は④⑥⑩の3作品です。
④「新世紀、パリ・オペラ座」はフランスのドキュメンタリー。日本では昨年12月に公開されています。韓国題は「파리 오페라」です。
⑥「トゥルース・オア・デア」(仮)はアメリカのホラー。YouTuberのオリヴィア(ルーシー・ヘイル)は大学の友人たちと共にメキシコ旅行に出かけます。到着した一行は酒盛りに興じ、<真実(Truth)か挑戦(Dare)か>というゲームに軽い気持ちで参加します。(1700年くらいからヨーロッパではやり始めたというパーティー・ゲームだそうです。) ところが、それは悪魔が支配するゲームでした。真実ではなく嘘を述べたり、挑戦に失敗したりした者には死が与えられるのです・・・。韓国題は「트루스 오어 데어」。日本公開は未定です。
⑩「ピーターラビット」については後述します。
【記者・評論家による順位】
①(1) フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 8.50(10)
②(2) レディ・プレイヤー1 8.36(11)
③(3) ファントム・スレッド 8.22(9)
④(4) シェイプ・オブ・ウォーター 8.18(11)
⑤(5) レディ・バード 7.82(11)
⑥(6) 君の名前で僕を呼んで 7.80(10)
⑦(7) エセルとアーネスト 7.75(4)
⑧(-) バーニング(韓国) 7.69(13)
⑨(8) 共同正犯(韓国) 7.67(9)
⑩(9) ナチュラルウーマン 7.67(6)
⑧「バーニング」が今回の新登場ですが、この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績5月18日(金)~5月20日(日) ★★★
日本より2週間早く公開の「デッドプール2」が1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(21)・・デッドプール2・・・・・・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・1,355,644・・・・・・・1,973,380 ・・・・・・・18,110 ・・・・・・・1,576
2(1)・・アベンジャーズ・・・・・・・・・・・・・・4/25・・・・・・・・・304,257・・・・・・10,689,668 ・・・・・・・95,413・・・・・・・・・760
/インフィニティ・ウォー
3(新)・・バーニング(韓国) ・・・・・・・・・・・5/17 ・・・・・・・・・220,709 ・・・・・・・・277,898 ・・・・・・・・2,511 ・・・・・・・・739
4(新)・・ピーターラビット・・・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・102,397 ・・・・・・・・112,487 ・・・・・・・・・882・・・・・・・・・599
5(2)・・レスラー(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・78,486 ・・・・・・・・724,548 ・・・・・・・・6,135 ・・・・・・・・552
6(新)・・私を月に連れてって・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・36,896 ・・・・・・・・・48,835 ・・・・・・・・・385・・・・・・・・・155
7(新)・・劇場版 マジンガーZ・・・・・・・・・5/17 ・・・・・・・・・・11,441・・・・・・・・・・13,924 ・・・・・・・・・114・・・・・・・・・332
/INFINITY(日本)
8(3)・・チャンピオン(韓国) ・・・・・・・・・・5/01 ・・・・・・・・・・11,231 ・・・・・・・1,117,493 ・・・・・・・・9,395 ・・・・・・・・175
9(新)・・ウォーキング with ダイナソー・・5/17 ・・・・・・・・・8,534・・・・・・・・・・・8,838 ・・・・・・・・・・72・・・・・・・・・168
10(9)・・私たちをつなぐもの・・・・・・・・・5/03・・・・・・・・・・・5,954・・・・・・・・・・37,801 ・・・・・・・・・330・・・・・・・・・・38
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が2位に落ち、「デッドプール2」が1位に。なんのかんの言っても、アメリカの特撮アクション大作は強いです。
今回の新登場は1・3・4・6・7・9位の6作品です。
1位「デッドプール2」は2016年に続くアメリカのアクションの続編。平穏な日々を送っていたデッドプール(ライアン・レイノルズ)の前に、未来からやってきたマシーン人間ケーブル(ジョシュ・ブローリン)が現れて・・・。日本でもも6月1日公開なので、そこまでにしておきます。韓国題は「데드풀 2」です。
3位「バーニング」は、韓国を代表する監督の1人イ・チャンドン監督が村上春樹の短編小説「納屋を焼く」を原案に制作し、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にも出品した話題作です。流通会社でアルバイトをしているジョンス(ユ・アイン)は、配達の途中、子供の頃近所に住んでいたヘミ(チョン・ジョンソ)に会い、ヘミがアフリカ旅行に行っている間、飼い猫の世話をしてくれと頼まれ、引き受けます。アフリカから帰ったヘミは、アフリカで出会ったというベン(スティーブン・ヨン)という正体不明の男性をジョンスに紹介します。ある日、ヘミとベンはジョンスの家にやって来て、自分の秘密にしている趣味について告白します。その時からジョンスは恐ろしい予感に囚われます・・・。原題は「버닝」です。
4位「ピーターラビット」は、日本でも2日遅れの5月18日公開されています。韓国題は「피터 래빗」です。
6位「私を月に連れてって」は、大ヒット作「あの頃、君を追いかけた」(2011)以降続いている台湾の青春回顧映画の新作で、今年3月<大阪アジアン映画祭>でも上映されました。夏の日の台北。高校時代にバンド“月球幫”を結成していた汪正翔(劉以豪=ジャスパー・リュウ)たち5人の同級生は、自ら命を絶ったヴォーカリスト・李恩佩(宋芸樺=ビビアン・ソン)の葬儀で再会します。彼女は正翔の初恋の人でした。帰り道、謎めいた玉蘭売りのおばあさんの誘いで(?)正翔は1997年にタイムスリップしてしまいます。それは高校卒業の3日前。1997年自動車事故がきっかけとなってこの世を去った台湾の伝説的ミュージシャン張雨生の歌声が街に流れる、恩佩の運命を決めたあの日でした・・・。韓国題は「안녕, 나의 소녀」です。日本での一般公開は未定のようです。
7位「劇場版 マジンガーZ/INFINITY」については、例によって私ヌルボ何にも語れません。韓国題は「마징가 Z: 인피니티」です。
9位「ウォーキング with ダイナソー」は、イギリスのアニメ、というよりも実写とCG技術を駆使して恐竜の姿を再現した冒険ロマン。日本では2013年に公開されました。韓国題は「다이노 헌터: 티렉스VS파키리노 대격돌」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・私を月に連れてって・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・36,896・・・・・・・・・・・・48,835・・・・・・・・・・・385・・・・・・・・・155
2(3)・・私たちをつなぐもの・・・・・・・・・・・・5/03・・・・・・・・・・・5,944・・・・・・・・・・・・37,801・・・・・・・・・・・330・・・・・・・・・・38
3(2)・・ルビー・スパークス・・・・・・・・・・・・・5/10・・・・・・・・・・・2,956・・・・・・・・・・・・27,524・・・・・・・・・・・243・・・・・・・・・・98
4(1)・・巨大な梨の信じられないような物語・・5/03・・・・・・・1,539・・・・・・・・・・・・92,817・・・・・・・・・・・733・・・・・・・・・・38
5(新)・・瑞山[ソサン]開拓団(韓国) ・・・・・・5/24・・・・・・・・・・・1,442・・・・・・・・・・・・・1,442・・・・・・・・・・・・14・・・・・・・・・・・6
5位「瑞山[ソサン]開拓団」だけが今回の新登場です。初期の朴正煕政権時代の非道を明らかにし、糾弾した韓国のドキュメンタリー。1961年、朴正煕政権は「大韓青少年開拓団」という名前で全国から青年、婦女子をかき集めます。いや、街の若者を拉致したりもしたとか。彼らは毎日殴られる等犬のように扱われます。無賃金で働きながら、「苦労は土地で保証する」という国の約束を信じて、ただ分配される土地のことだけ考え、青春を捧げました。しかし、土地が沃土に変わるのを待っていたかのように国は約束を覆します。「瑞山開拓地は国有地である」と・・・。それは朴正煕政権による国民詐欺劇の巨大な序幕でした・・・。原題は「서산개척단」です。