▸23日(木)、早稲田松竹に行って18年ぶりに「ペパーミント・キャンディー」を観ました。個人的な新発見もあり、またいろんなことを考えさせられました。それについては、→1つ前の記事で書きましたが、長くなってしまったので後半はこの記事の後で書きます。
この「ペパーミント・キャンディー」は、韓国での評価が日本よりずっと高いようです。とくにイ・チャンドン監督(や主人公のヨンホ)と同じ世代。つまり今60代くらいの人たちです。やはりリアルタイムで光州事件とその前後の激動の時代を生きてきた人たちは、この作品を観ていろいろ「身につまされる」場面などもあったのではないでしょうか。つまり、心の奥深くに感じさせる何かがあったということ。それに比して、2本立てのもう1つの作品「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」は、観客が「正義の側」にそのまま感情移入できる、「わかりやすい映画」になっています。時代が下るとともに娯楽性が増してくるのは自然な流れなのでしょうが、図式的な見方だと歴史の正しい理解から遠ざかると思います。光州事件にしても、なりゆきで「加害者」になったり、その時は<正義>と信じてとった行動が後に断罪されたり、といった事例は「親日行為」その他でも多々あると思います。(・・・ということはホントは韓国の人たちに言いたい。)
▸25日(土)は文京区民センターでドキュメンタリー「在日 歴史編」「 同 人物編」を観てきました。上映時間は各2時間あまり。間にトークシェア等が入って、午後1時半から7時過ぎまで。私ヌルボ、「歴史編」の方は以前観ましたが細部はもちろん記憶になく、今回「人物編」と合わせて観ることができて大収穫でした。(具体的に書くと長くなりそうなので全部スルーします。)
▸(「盗作問題」も含めて)話題の低予算映画「カメラを止めるな!」の上映が23日から韓国でも始まりました。後述のように観た人たちの評価はなかなか高いです。来月初めには上田監督が訪韓して舞台挨拶することになったとか。※参照→<Kstyle>の記事。
★★★ NAVERの人気順位(8月28日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) カウンターズ(韓国) 9.52(165)
②(2) ダンガル きっと、つよくなる 9.51(1,619)
③(-) カメラを止めるな!(日本) 9.39(154)
④(-) 大人図鑑(韓国) 9.39(59)
⑤(3) ハー・ストーリー(韓国) 9.34(2,127)
⑥(5) インクレディブル・ファミリー 9.27(9,688)
⑦(-) 1987(韓国) 9.25(31,308)
⑧(6) 劇場版 ハロー カボット:白亜紀時代(韓国) 9.24(1,969)
⑨(7) ブレス しあわせの呼吸[ブリーズ] 9.24(240)
⑩(4) 名探偵コナン ゼロの執行人(日本) 9.22(2,460)
③と④の2作品が新登場です。
③「カメラを止めるな!」、日本での一大旋風が韓国にも上陸。4人中3人は10点満点をつけています。韓国題は「카메라를 멈추면 안 돼!」です。
④「大人図鑑」は韓国のドラマ。14歳のギョンオン(イ・ジェイン)は父の葬式で見ず知らずの叔父ジェミン(オム・テグ)に会います。中途半端な詐欺師のジェミンはギョンオンに残された保険金をすべて失くしてしまい、結局2人は資金を調達するために近所の薬剤師を相手に父娘を装って詐欺を仕掛けようとするのですが・・・。原題は「어른도감」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) 顔たち、ところどころ 8.86(7)
②(2) 万引き家族 8.13(8)
③(-) 1987(韓国) 8.08(12)
④(4) ソソン里[韶成里](韓国) 8.00(2)
⑤(5) 君の名前で僕を呼んで 7.80(10)
⑥(6) ミッション:インポッシブル/フォールアウト 7.56(9)
⑦(-) ゴッホ~最期の手紙~ 7.50(8)
⑧(7) 聖なる秩序 7.40(5)
⑨(8) インクレディブル・ファミリー 7.33(9)
⑩(9) ザ・スクエア 思いやりの聖域 7.25(12)
今回の新登場はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績8月24日(金)~8月26日(日) ★★★
「君の結婚式」以下4位までが韓国映画
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(14)・・君の結婚式(韓国) ・・・・・・・・・・・8/22 ・・・・・・・・・・694,217 ・・・・・・・・901,202 ・・・・・・・・7,858・・・・・・・・962
2(1)・・目撃者(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・8/15 ・・・・・・・・・・432,987・・・・・・・2,197,283 ・・・・・・・19,073・・・・・・・・845
3(2)・・工作(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/08 ・・・・・・・・・・317,432・・・・・・・4,660,990 ・・・・・・・40,293・・・・・・・・797
4(3)・・神と共に-因と縁(韓国) ・・・・・・8/01 ・・・・・・・・・・290,075・・・・・・11,879,684 ・・・・・・・99,507・・・・・・・・735
5(4)・・マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー・・8/08・・・・・193,263・・・・・・・1,957,277 ・・・・・・・16,867・・・・・・・・568
6(19)・・私を振ったスパイ・・・・・・・・・・・8/22 ・・・・・・・・・・105,046 ・・・・・・・・164,015 ・・・・・・・・1,471・・・・・・・・262
7(6)・・モンスター・ホテル・・・・・・・・・・・8/08 ・・・・・・・・・・・70,538・・・・・・・1,002,936 ・・・・・・・・7,567・・・・・・・・407
クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!
8(7)・・ミッション:インポッシブル ・・・7/25 ・・・・・・・・・・・49,392・・・・・・・6,528,760 ・・・・・・・55,423・・・・・・・・263
9(5)・・MEG ザ・モンスター ・・・・・・・・8/15 ・・・・・・・・・・・39,417 ・・・・・・・・515,548 ・・・・・・・・4,421・・・・・・・・309
/フォールアウト
10(新)・・マイル22 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/23 ・・・・・・・・・・・38,675 ・・・・・・・・51,350 ・・・・・・・・・・457 ・・・・・・・・203
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「神と共に-因と縁」の観客動員数は今のところ歴代韓国映画の12位。ベスト10入りは1230万人を超えないと・・・って、これは届きそう。1~4位の韓国映画、性格の異なるものばかりで、複数観る(観た)人は多そう。私ヌルボも日本公開が待ち遠しいです。
今回の新登場は1・5・8位の3作品です。
1位「君の結婚式」は、韓国のラブロマンス。高3の夏、転校生スンヒ(パク・ボヨン)に一目惚れしたウヨン(キム・ヨングァン)。スンヒをちょろちょろ追っかけ回し、やっと最終的に公式カップルとして生まれ変わろうとしたその時、「元気でね」との電話1本を残したままスンヒは姿を消してしまい、ウヨンの初恋はそのまま幕を下ろすかのようでした。その1年後、ウヨンはスンヒの足跡を追って粘り強い努力で同じ大学に合格します。ところが、彼の行く手を遮ったのは、他でもない彼女のボーイフレンドでした・・・。原題は「너의 결혼식」です。
6位「私を振ったスパイ」(仮)は、アメリカのスパイ&コメディ。オードリー(ミラ・クニス)の誕生日にメールでの別れの知らせもなく、くだらないミッションを残して消えた元カレのドリュー。オードリーはそのドリューがCIAのスパイだったことを突き止めます。彼が殺害された後、オードリーと親友のモーガン(ケイト・マッキノン)は個人情報の入っているフラッシュドライブをウィーンにもっていかなければいけません。そんななりゆきで国際的な犯罪に関わるスパイになってしまった彼女たちがヨーロッパ全域を駆け巡る中、正体不明の英国エージェントが接近し、最精鋭の殺し屋からも追われることに。そこで親友同士2人のおしゃべりとアクションが炸裂します・・・。韓国題は「나를 차버린 스파이」。日本公開は未定のようです。
10位「マイル22」は、アメリカのアクション&スリラー。世界を揺るがす危険な物質が盗まれ、その行方を知る男リー・ノアー(イコ・ウワイス)が重要参考人としてインドネシアのアメリカ大使館に保護されます。リーの抹殺をもくろむ武装勢力が多数送り込まれる中、ジェームズ・シルバ(マーク・ウォールバーグ)率いるCIAの機密特殊部隊は、リーをインドネシア国外に脱出させる任務に就くきます。22マイル(34.5㎞)とは、アメリカ大使館から空港まで距離。はたして、リーを無事脱出させることができるのか? ジェームズとともにアリス・カー(ローレン・コーハン)やサム・ショウ(ロンダ・ラウジー←初代UFC世界女子バンタム級王者・北京五輪女子柔道銅メダリスト)といった女性隊員たちも活躍します。韓国題は「마일22」。日本公開は2019年1月です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・フィクシーズ:トップシークレット・・8/23・・・・・・11,886・・・・・・・・・14,309・・・・・・・・・・108・・・・・・・・・268
2(34)・・ホイットニー ・・・・・・・・・・・・・・・・・8/23 ・・・・・・・・・・・6,862・・・・・・・・・・8,880・・・・・・・・・・・78・・・・・・・・・・79
3(2)・・万引き家族(日本)・・・・・・・・・・・・・・・7/26 ・・・・・・・・・・・4,989・・・・・・・・154,862・・・・・・・・・1,287 ・・・・・・・・・45
4(4)・・神は死ななかった:暗闇の中の光・・7/19・・・・・・・・・・2,274・・・・・・・・・81,518・・・・・・・・・・638・・・・・・・・・・25
5(23)・・カメラを止めるな!(日本)・・・・・・8/23 ・・・・・・・・・・・2,249・・・・・・・・・・4,975・・・・・・・・・・・42・・・・・・・・・・58
1・2・5位の3作品が新登場です。
1位「フィクシーズ:トップシークレット」(仮)はロシアのアニメ。フィクシーは電子製品の中に住んでいる1㎝のミニヒーロー。そのフィクシーの正体を知っている人は10歳の少年トム・トーマスと天才ユジニアス教授だけです。しかし、いたずらフィクシーのファイアーがユジニアス教授が発明した特殊ブレスレットを身に着けて都市全体を混乱に陥れてしまい、その拍子にフィクシーの正体がばれそうになってしまいます・・・。韓国題は「픽시」。日本公開はなさそうですね。
2位「ホイットニー」は、2012年48歳で突然亡くなったホイットニー・ヒューストンのドキュメンタリー。彼女の母親や元夫、友人たちや、映画「ボディーガード」で共演したケヴィン・コスナー等々多くの人たちを登場させ、薬物問題や家族問題にも迫りつつ、彼女の人生と素顔を明らかにしていった作品で、秘蔵音源や未公開映像なども含まれているとのことです。韓国題は「휘트니」。日本公開は年内のようです。
5位「カメラを止めるな!」については上述しました。
この「ペパーミント・キャンディー」は、韓国での評価が日本よりずっと高いようです。とくにイ・チャンドン監督(や主人公のヨンホ)と同じ世代。つまり今60代くらいの人たちです。やはりリアルタイムで光州事件とその前後の激動の時代を生きてきた人たちは、この作品を観ていろいろ「身につまされる」場面などもあったのではないでしょうか。つまり、心の奥深くに感じさせる何かがあったということ。それに比して、2本立てのもう1つの作品「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」は、観客が「正義の側」にそのまま感情移入できる、「わかりやすい映画」になっています。時代が下るとともに娯楽性が増してくるのは自然な流れなのでしょうが、図式的な見方だと歴史の正しい理解から遠ざかると思います。光州事件にしても、なりゆきで「加害者」になったり、その時は<正義>と信じてとった行動が後に断罪されたり、といった事例は「親日行為」その他でも多々あると思います。(・・・ということはホントは韓国の人たちに言いたい。)
▸25日(土)は文京区民センターでドキュメンタリー「在日 歴史編」「 同 人物編」を観てきました。上映時間は各2時間あまり。間にトークシェア等が入って、午後1時半から7時過ぎまで。私ヌルボ、「歴史編」の方は以前観ましたが細部はもちろん記憶になく、今回「人物編」と合わせて観ることができて大収穫でした。(具体的に書くと長くなりそうなので全部スルーします。)
▸(「盗作問題」も含めて)話題の低予算映画「カメラを止めるな!」の上映が23日から韓国でも始まりました。後述のように観た人たちの評価は
「朝鮮日報」8月24日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | ||
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나도 저런 첫사랑이 있었지 | 《週末の劇場街》で紹介 「君の結婚式」 僕にもそんな初恋があったなあ 「ホイットニー」 彼女の歌に結局グッと ★★★☆ 「目撃者」 展開はいいが最後に傷 ★★★ 「私を振ったスパイ」 基本は〇 活劇コメディ ★★★ | |
各作品とも、→先週または以下の記事の中で紹介しています。 |
★★★ NAVERの人気順位(8月28日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) カウンターズ(韓国) 9.52(165)
②(2) ダンガル きっと、つよくなる 9.51(1,619)
③(-) カメラを止めるな!(日本) 9.39(154)
④(-) 大人図鑑(韓国) 9.39(59)
⑤(3) ハー・ストーリー(韓国) 9.34(2,127)
⑥(5) インクレディブル・ファミリー 9.27(9,688)
⑦(-) 1987(韓国) 9.25(31,308)
⑧(6) 劇場版 ハロー カボット:白亜紀時代(韓国) 9.24(1,969)
⑨(7) ブレス しあわせの呼吸[ブリーズ] 9.24(240)
⑩(4) 名探偵コナン ゼロの執行人(日本) 9.22(2,460)
③と④の2作品が新登場です。
③「カメラを止めるな!」、日本での一大旋風が韓国にも上陸。4人中3人は10点満点をつけています。韓国題は「카메라를 멈추면 안 돼!」です。
④「大人図鑑」は韓国のドラマ。14歳のギョンオン(イ・ジェイン)は父の葬式で見ず知らずの叔父ジェミン(オム・テグ)に会います。中途半端な詐欺師のジェミンはギョンオンに残された保険金をすべて失くしてしまい、結局2人は資金を調達するために近所の薬剤師を相手に父娘を装って詐欺を仕掛けようとするのですが・・・。原題は「어른도감」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) 顔たち、ところどころ 8.86(7)
②(2) 万引き家族 8.13(8)
③(-) 1987(韓国) 8.08(12)
④(4) ソソン里[韶成里](韓国) 8.00(2)
⑤(5) 君の名前で僕を呼んで 7.80(10)
⑥(6) ミッション:インポッシブル/フォールアウト 7.56(9)
⑦(-) ゴッホ~最期の手紙~ 7.50(8)
⑧(7) 聖なる秩序 7.40(5)
⑨(8) インクレディブル・ファミリー 7.33(9)
⑩(9) ザ・スクエア 思いやりの聖域 7.25(12)
今回の新登場はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績8月24日(金)~8月26日(日) ★★★
「君の結婚式」以下4位までが韓国映画
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(14)・・君の結婚式(韓国) ・・・・・・・・・・・8/22 ・・・・・・・・・・694,217 ・・・・・・・・901,202 ・・・・・・・・7,858・・・・・・・・962
2(1)・・目撃者(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・8/15 ・・・・・・・・・・432,987・・・・・・・2,197,283 ・・・・・・・19,073・・・・・・・・845
3(2)・・工作(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/08 ・・・・・・・・・・317,432・・・・・・・4,660,990 ・・・・・・・40,293・・・・・・・・797
4(3)・・神と共に-因と縁(韓国) ・・・・・・8/01 ・・・・・・・・・・290,075・・・・・・11,879,684 ・・・・・・・99,507・・・・・・・・735
5(4)・・マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー・・8/08・・・・・193,263・・・・・・・1,957,277 ・・・・・・・16,867・・・・・・・・568
6(19)・・私を振ったスパイ・・・・・・・・・・・8/22 ・・・・・・・・・・105,046 ・・・・・・・・164,015 ・・・・・・・・1,471・・・・・・・・262
7(6)・・モンスター・ホテル・・・・・・・・・・・8/08 ・・・・・・・・・・・70,538・・・・・・・1,002,936 ・・・・・・・・7,567・・・・・・・・407
クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!
8(7)・・ミッション:インポッシブル ・・・7/25 ・・・・・・・・・・・49,392・・・・・・・6,528,760 ・・・・・・・55,423・・・・・・・・263
9(5)・・MEG ザ・モンスター ・・・・・・・・8/15 ・・・・・・・・・・・39,417 ・・・・・・・・515,548 ・・・・・・・・4,421・・・・・・・・309
/フォールアウト
10(新)・・マイル22 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/23 ・・・・・・・・・・・38,675 ・・・・・・・・51,350 ・・・・・・・・・・457 ・・・・・・・・203
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「神と共に-因と縁」の観客動員数は今のところ歴代韓国映画の12位。ベスト10入りは1230万人を超えないと・・・って、これは届きそう。1~4位の韓国映画、性格の異なるものばかりで、複数観る(観た)人は多そう。私ヌルボも日本公開が待ち遠しいです。
今回の新登場は1・5・8位の3作品です。
1位「君の結婚式」は、韓国のラブロマンス。高3の夏、転校生スンヒ(パク・ボヨン)に一目惚れしたウヨン(キム・ヨングァン)。スンヒをちょろちょろ追っかけ回し、やっと最終的に公式カップルとして生まれ変わろうとしたその時、「元気でね」との電話1本を残したままスンヒは姿を消してしまい、ウヨンの初恋はそのまま幕を下ろすかのようでした。その1年後、ウヨンはスンヒの足跡を追って粘り強い努力で同じ大学に合格します。ところが、彼の行く手を遮ったのは、他でもない彼女のボーイフレンドでした・・・。原題は「너의 결혼식」です。
6位「私を振ったスパイ」(仮)は、アメリカのスパイ&コメディ。オードリー(ミラ・クニス)の誕生日にメールでの別れの知らせもなく、くだらないミッションを残して消えた元カレのドリュー。オードリーはそのドリューがCIAのスパイだったことを突き止めます。彼が殺害された後、オードリーと親友のモーガン(ケイト・マッキノン)は個人情報の入っているフラッシュドライブをウィーンにもっていかなければいけません。そんななりゆきで国際的な犯罪に関わるスパイになってしまった彼女たちがヨーロッパ全域を駆け巡る中、正体不明の英国エージェントが接近し、最精鋭の殺し屋からも追われることに。そこで親友同士2人のおしゃべりとアクションが炸裂します・・・。韓国題は「나를 차버린 스파이」。日本公開は未定のようです。
10位「マイル22」は、アメリカのアクション&スリラー。世界を揺るがす危険な物質が盗まれ、その行方を知る男リー・ノアー(イコ・ウワイス)が重要参考人としてインドネシアのアメリカ大使館に保護されます。リーの抹殺をもくろむ武装勢力が多数送り込まれる中、ジェームズ・シルバ(マーク・ウォールバーグ)率いるCIAの機密特殊部隊は、リーをインドネシア国外に脱出させる任務に就くきます。22マイル(34.5㎞)とは、アメリカ大使館から空港まで距離。はたして、リーを無事脱出させることができるのか? ジェームズとともにアリス・カー(ローレン・コーハン)やサム・ショウ(ロンダ・ラウジー←初代UFC世界女子バンタム級王者・北京五輪女子柔道銅メダリスト)といった女性隊員たちも活躍します。韓国題は「마일22」。日本公開は2019年1月です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・フィクシーズ:トップシークレット・・8/23・・・・・・11,886・・・・・・・・・14,309・・・・・・・・・・108・・・・・・・・・268
2(34)・・ホイットニー ・・・・・・・・・・・・・・・・・8/23 ・・・・・・・・・・・6,862・・・・・・・・・・8,880・・・・・・・・・・・78・・・・・・・・・・79
3(2)・・万引き家族(日本)・・・・・・・・・・・・・・・7/26 ・・・・・・・・・・・4,989・・・・・・・・154,862・・・・・・・・・1,287 ・・・・・・・・・45
4(4)・・神は死ななかった:暗闇の中の光・・7/19・・・・・・・・・・2,274・・・・・・・・・81,518・・・・・・・・・・638・・・・・・・・・・25
5(23)・・カメラを止めるな!(日本)・・・・・・8/23 ・・・・・・・・・・・2,249・・・・・・・・・・4,975・・・・・・・・・・・42・・・・・・・・・・58
1・2・5位の3作品が新登場です。
1位「フィクシーズ:トップシークレット」(仮)はロシアのアニメ。フィクシーは電子製品の中に住んでいる1㎝のミニヒーロー。そのフィクシーの正体を知っている人は10歳の少年トム・トーマスと天才ユジニアス教授だけです。しかし、いたずらフィクシーのファイアーがユジニアス教授が発明した特殊ブレスレットを身に着けて都市全体を混乱に陥れてしまい、その拍子にフィクシーの正体がばれそうになってしまいます・・・。韓国題は「픽시」。日本公開はなさそうですね。
2位「ホイットニー」は、2012年48歳で突然亡くなったホイットニー・ヒューストンのドキュメンタリー。彼女の母親や元夫、友人たちや、映画「ボディーガード」で共演したケヴィン・コスナー等々多くの人たちを登場させ、薬物問題や家族問題にも迫りつつ、彼女の人生と素顔を明らかにしていった作品で、秘蔵音源や未公開映像なども含まれているとのことです。韓国題は「휘트니」。日本公開は年内のようです。
5位「カメラを止めるな!」については上述しました。