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ハトの背中を見て驚く脱北漫画家! そのワケは?  ▸チェ・ソングク「大韓民国定着記」より

2018-09-22 15:00:14 | 韓国の漫画

 チェ・ソングク「大韓民国定着記」は、脱北者の漫画家が自分の体験をベースに描いた漫画シリーズ中の1冊です。
 いろんなネタがある中で、本筋とは別の<作者の言葉>から、韓国で作者がちょっと驚いたことを紹介します。


     おっ、あの・・・             いやあ、ハトが人の方に来るじゃないか!
     堂々とした歩き方は何だ?        「なんとまあ! ハトの<背中>が全部見えるね!?」


 「何ですって? 北韓にはハトがいないんですか?」
 「いることはいるけど、高い所にいるんで腹しか見えないんですよ」
                      「なんでですか? 地面に降りて来て、
                      人のそばに行ったらよくないんですか?」



                「捕まって食われますよ!」     ホントなんだけどㅠ-ㅠ
            「あ・・・ホントですか?           してみると・・・
             ホント? エーッ、            最近のコメントも

             まさか・・・ホント?」





 ・・・というわけで、北朝鮮ではハトが人間を警戒して地面に降りてこないのですね。
 友人にこの話をしていたら、昔、アグネス・チャンが公園にたくさんいるハトを見て、「どうして誰もハトを捕まえないの? すごくおいしいのに」と言ったとのこと。うーん、ぼんやりと記憶にあります。
 しかし、北朝鮮でハトを捕まえて食べるというのは①中国と食文化が共通しているからか? ②北朝鮮の食料事情が厳しいためか? 韓国にはハトを食べる習慣は(少なくとも今は)なさそうだし、どうも②のような気がしますが、確証ナシ。どなたか教えてください。

 ハトは近所にある横浜市立図書館の駐輪場にも10羽くらいいて、エサをくれそうな人がいると馴れ馴れしく近寄ってきます。週3回は行っているので、個体もほぼ見分けがつくようになりました。(右画像) ハトの腹よりも背中を見ることがずっと多いように思います。

 20年ほど前、ある高校で廊下の天井にハトが巣を作っていたことがありました。ある朝ヒナが孵っていたのを見て、そこの社会科教師(=ヌルボなんですけど)が授業のマクラで「あのヒナは産まれて最初にどんな光景を見て、何を思うのかねー」とか話した後、「ジツは昨晩藤沢の中華レストランでハトを食べてきました」と、授業の最初から脱線していったのでありました・・・。(人間はいろんな矛盾を抱えた存在である、という話でもしたのかな?)
 昨日たまたまシネマベティで出くわした当時の同僚によると、その中華レストランのハトはフランスから仕入れた食用のハトということでした。
 なお、たまにハトを食べる中国人をそのことで嘲笑する「残念な日本人」がいるようですね。
 たまたま数日前、愛読しているゆうきさんの関連ツイートがあったので貼っておきます。

 ハトの話はここまで。

 ことのついでに「大韓民国定着記」の他のページをチラッとご紹介。

 <北朝鮮の簡単な調査過程>
 1.取り調べ。                 2.軽い罪は労働鍛錬隊へ。
 3.重い罪は拘留場を経て教化所、政治犯収容所。 4.調査の過程では待機室。

 酒に酔って、国境警備員の目の前で鴨緑江に飛び込み、そのまま脱北。
 
 韓国の青年が北朝鮮の地方に漂流して現地の若い女性と親しくなり、「平壌から来たんだ」とかウソをついて・・・という設定で北朝鮮の一般住民の生活等を紹介する1話2ページの「韓国青年リュ・シジンの北韓漂流記」がこの本では2回分載っています。
 じつは、この全20話は韓国アムネスティのサイト内の→コチラ(韓国語)で全部読むことができます。(どこかで翻訳本出さないかな?)
コメント (2)
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