
チェ・ソングク「大韓民国定着記」は、脱北者の漫画家が自分の体験をベースに描いた漫画シリーズ中の1冊です。
いろんなネタがある中で、本筋とは別の<作者の言葉>から、韓国で作者がちょっと驚いたことを紹介します。

おっ、あの・・・ いやあ、ハトが人の方に来るじゃないか!
堂々とした歩き方は何だ? 「なんとまあ! ハトの<背中>が全部見えるね!?」

「いることはいるけど、高い所にいるんで腹しか見えないんですよ」
「なんでですか? 地面に降りて来て、
人のそばに行ったらよくないんですか?」

「捕まって食われますよ!」 ホントなんだけどㅠ-ㅠ
「あ・・・ホントですか? してみると・・・
ホント? エーッ、 最近のコメントも
まさか・・・ホント?」

・・・というわけで、北朝鮮ではハトが人間を警戒して地面に降りてこないのですね。
友人にこの話をしていたら、昔、アグネス・チャンが公園にたくさんいるハトを見て、「どうして誰もハトを捕まえないの? すごくおいしいのに」と言ったとのこと。うーん、ぼんやりと記憶にあります。
しかし、北朝鮮でハトを捕まえて食べるというのは①中国と食文化が共通しているからか? ②北朝鮮の食料事情が厳しいためか? 韓国にはハトを食べる習慣は(少なくとも今は)なさそうだし、どうも②のような気がしますが、確証ナシ。どなたか教えてください。

20年ほど前、ある高校で廊下の天井にハトが巣を作っていたことがありました。ある朝ヒナが孵っていたのを見て、そこの社会科教師(=ヌルボなんですけど


昨日たまたまシネマベティで出くわした当時の同僚によると、その中華レストランのハトはフランスから仕入れた食用のハトということでした。
なお、たまにハトを食べる中国人をそのことで嘲笑する「残念な日本人」がいるようですね。
たまたま数日前、愛読しているゆうきさんの関連ツイートがあったので貼っておきます。
道端の鳩を食べてみたいという中国人の話を聞いて嘲る人は、欧米の水族館にいる魚を見て刺身にしたら美味そうだとか味噌煮込みにしたらご飯が進みそうだとかゆめゆめ思ってはならぬ。
— ゆうき (@yuki7979seoul) 2018年9月17日
ハトの話はここまで。
ことのついでに「大韓民国定着記」の他のページをチラッとご紹介。

1.取り調べ。 2.軽い罪は労働鍛錬隊へ。
3.重い罪は拘留場を経て教化所、政治犯収容所。 4.調査の過程では待機室。


じつは、この全20話は韓国アムネスティのサイト内の→コチラ(韓国語)で全部読むことができます。(どこかで翻訳本出さないかな?)