▸先々週の記事のコメントでyabさんから薦められた「ランナウェイ/逃亡者」を立川のシネマ・ワンまで行って観てきました。小雨の降る中、時間と電車賃を費やして行った価値が十分ありました。いや、オツリがくるほどです。70年代、ベトナム反戦を叫ぶ過激派による銀行襲撃事件の後、名前等を隠して弁護士(←ロバート・レッドフォード)等になったりしていたメンバーに30年後になってFBIの追及の手が及んで・・・という話ですが、まさに60年代末の全共闘運動の真っただ中で学生生活を送った団塊ジイサンの1人して、私ヌルボもいろいろ思い出したり考えさせられたりしました。実は先々週の記事冒頭に書いた金沢2泊3日の旅というのは昨年暮れに亡くなった大学時代の学友の墓参旅行で、仲間5人で行きました。また先週名古屋に行ったのも、<花コリ>だけでなく金沢には行かなかった仲間の1人と会うことが大きな目的でした。仲間といっても銀行襲撃どころか<ゲバ棒>も持たず投石もしない穏健(軟弱?)な全共闘一派?orシンパ?でしたが・・・。映画では、30年経った仲間の中には銀行の守衛が犠牲になった事件を「愚かな行為だった」と省みる大学教授(フランツ・ファノンの本を持ってたな)もいれば、逆に若い頃の主義主張をそのまま持ち続けている女性もいます。それでも、互いに相通じる連帯意識のようなものがあるというのはよくわかります。その最左翼の女性の言葉が印象に残っています。「夢ではなく、可能性だった。今もその可能性を信じている。」 (なんだ、これは。) 「終わってるといえない。まだ続いている。」 (なんだなんだ、これは!?) たしかに、テロリストに殺されるよりはるかに多くの命を死に追いやる国家は今も厳然と存在し続けている。それがテロリストを非難するとはどの口が言うとんのや!?・・・といったことをいろいろ考えていて、昔日の感情が甦ってきた勢いのままに、→韓国・朝鮮とも映画とも関係のない一文を昨日アップしてしまいました。
・・・という次第で、yabさんには感謝!感謝 !!です。(それにしても、すっかり読まれてる・・・。)
▸先週書きませんでしたが、川口市で7月13~21日<skipシティ国際dシネマ映画祭>が開かれています。(→公式サイト。) その中で唯一の韓国作品「未成年」を昨日(16日)観てきました。川口で下車したのは初めて。会場まで無料送迎バスはあるものの、交通の便のよくない所ですが、とても見応えのある作品で行った甲斐がありました。20日にも上映されますが、土曜日なので当日券の人はちょっと早めに行って並んだ方がよさそう。
▸14日は気になっていた「COLD WAR あの歌、2つの心」を鑑賞。50~60年代の東西冷戦下の15年間、東と西に隔てられて時代と国家に翻弄された男女の軌跡というか、ファム・ファタール物というか、腐れ縁男女の物語というか・・・。しかし、15年間を88分でとなるとテンポはいいがその分深みに欠けるような・・・。やっぱり腐れ縁男女映画では成瀬巳喜男監督の「浮雲」の右に出るものはないです。(「洲崎パラダイス 赤信号」は観てませんが・・・。)
▸→<2019年上半期の映画興行収入グローバル・トップ20> 私ヌルボ、1本も観ていないことを確認しました。(笑) まあ、いろんな映画ファンがいるという当たり前のことです。
★★★ NAVERの人気順位(7月16日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(2) 痛いほど愛する(韓国) 9.70(143)
②(1) 星の庭園(韓国) 9.69(175)
③(3) 師範(韓国) 9.57(14)
④(4) アラジン 9.45(21,289)
⑤(5) アベンジャーズ/エンドゲーム 9.39(67,668)
⑥(6) 遠回りの道(韓国) 9.37(41)
⑦(7) 教会のお兄さん(韓国) 9.30(1,454)
⑧(-) 真昼のピクニック(韓国) 9.17(29)
⑨(-) ボヒとノギャン 9.11(130)
⑩(-)アニエスによるヴァルダ 9.10(40)
⑧「真昼のピクニック」が新登場です。旅行をテーマにした韓国の3作品のオムニバスです。最初は、一緒にいれば大変だけど、それでも気になる家族との予測のつかないキャンプ旅行。次は、漠とした未来と気が滅入るような現実を抱えた青年たちの若さ丸出しの旅行。最後は、独りでも大丈夫と思っていた自分の本当の姿を見つけていく一人旅。どれも今日出会う思いがけない旅行記録です。原題は「낮의 피크닉」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) 寄生虫[パラサイト](韓国) 9.06(16)
②(2) 幸福なラザロ 8.40(5)
③(3) トイ・ストーリー4 8.09(11)
④(4) アニエスによるヴァルダ 8.00(6)
⑤(5) アベンジャーズ/エンドゲーム 7.62(13)
⑥(6) キム君(韓国) 7.57(7)
⑦(8) チェ 28歳の革命 7.25(4)
⑦(-) ミッドソマー[夏至祭] 7.25(4)
⑨(9) アマンダと僕 7.00(5)
⑩(-) ジョン・ウィック:パラベラム 6.88(8)
⑦「ミッドソマー[夏至祭]」(仮)が新登場です。この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績7月12金)~7月14日) ★★★
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」、2週連続の1位独走
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・スパイダーマン・・・・・・・・・・・・・・7/02・・・・・・・・1,302,561・・・・・・6,685,189・・・・・・・・57,709 ・・・・・・1,708
ファー・フロム・ホーム
2(2)・・アラジン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5/23 ・・・・・・・・・623,570・・・・・10,161,264・・・・・・・・86,704・・・・・・・・975
3(3)・・トイ・ストーリー4・・・・・・・・・・・・6/20 ・・・・・・・・・243,120・・・・・・3,151,065・・・・・・・・26,720・・・・・・・・784
4(57)・・妓生房の若様(韓国) ・・・・・・・・・7/10 ・・・・・・・・・118,776 ・・・・・・・220,182・・・・・・・・・1,816・・・・・・・・603
5(新)・・映画 おしりたんてい ・・・・・・・・7/11 ・・・・・・・・・・93,944 ・・・・・・・101,245・・・・・・・・・・・811・・・・・・・・561
: カレーなる じけん(日本)
6(新)・・真犯人(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・7/10 ・・・・・・・・・・64,145 ・・・・・・・106,756・・・・・・・・・・・922・・・・・・・・224
7(4)・・寄生虫[パラサイト](韓国) ・・・・・5/30 ・・・・・・・・・・64,267・・・・・・9,919,838・・・・・・・・84,601・・・・・・・・360
8(29)・・ミッドソマー[夏至祭]・・・・・・・・7/11・・・・・・・・・・31,752 ・・・・・・・・45,707・・・・・・・・・・・427・・・・・・・・375
9(6)・・アナベル 死霊博物館 ・・・・・・・・・6/26 ・・・・・・・・・・30,789 ・・・・・・・459,037・・・・・・・・・3,809・・・・・・・・154
10(5)・・ジョン・ウィック:パラベラム・・6/26 ・・・・・・・・20,052 ・・・・・・・913,067・・・・・・・・・7,802・・・・・・・・187
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は4・5・6・8位の4作品です。
4位「妓生房の若様」は、韓国の時代劇コメディ。不景気の朝鮮。妓生(キーセン)房の恋風閣は廃業の危機に直面します。そんな中、そこで生まれ育った若様(トリョンニム)のホセク(ジュノ)は「わが妓生房を救わなければ!」との一心で宣言します。「過去のことはしょうがない。この機会に事業をやってみよう」。秀麗な容姿と優れた技芸、女心を見抜く才能豊かな天性を備えたそのホセクがそのホセクの提案は、なんと「私は妓生になりたいのです」とは! つまり、自分は朝鮮初の男性妓生になるこということでした。妓生房の決議で結ばれた25歳の奇人ユクガプ(チェ・グィファ)と共に企画から宣伝まで息の合った取り組みで一気に女性貴人たちの心をつかんだホセクでした。が、勢いに乗ったのもつかの間、予期せぬ人物の登場でうまく行っていたホセクの事業は警報音が鳴り始めます・・・。原題は「기방도령」です。
5位「映画 おしりたんてい カレーなる じけん」は、絵本・読み物に始まってTVアニメも大人気のおしりたんていは韓国でもヒットしてます! その劇場版で、って、しかしそんなのあった?と思ったら、《東映まんがまつり〈2019年〉》の中のおしりたんてい等を元に構成したものと思われます。韓国題は「극장판 엉덩이 탐정: 화려한 사건 수첩(劇場版 おしりたんてい: 華麗なる事件手帳)」です。
6位「真犯人」は、韓国のスリラー。6月27日~7月7日開催の富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭で観客賞を受賞した作品です。ある女性が殺されます。彼女の夫ヨンフン(ソン・セビョク)は、妻が死んだその日の真実を探したいと思います。一方、S容疑者の妻ダヨン(ユ・ソン)は、夫の無実を明らかにするために、ヨンフンの証言を必要としています。ヨンフンは、証言の対価として一緒に真実を探そうという提案をし、ダヨンは夫を救うためにヨンフンと事件を追い始めます。やがてダヨンはヨンフンの家から消えた証拠を発見し、またヨンフンはダヨンの嘘を知ることになります。真実に近づくほど、2人のお互いに向けた疑いは大きくなっていきます・・・。原題は「진범(真犯)」です。
8位「ミッドソマー[夏至祭]」(仮)は、アメリカ・スェーデン共作のドラマ&ホラー。ダニ(フローレンス・ピュー)と彼氏クリスチャン(ジャック・レイナー)の中は破局寸前になっていました。しかしダニの家族が見舞われた不幸に同情したクリスチャンはダニを旅行に誘います。それはクリスチャンの友人のスウェーデン人ペレ(ヴィルヘルム・ブロングレン)の故郷を訪ねる旅で、2人は友人のマーク(ウィル・ポールター)とジョシュ(ウィリアム・ジャクソン・ハーパー)も誘ってスウェーデンの田舎町に行くことになりました。現地では住民の強い勧めもあり、ダニたちは90年に1回開催されるという祭りに参加することになります。ところが、その祭りはペイガニズムつまりアニミズム的な信仰の儀式で、暴力と猟奇性に満ちているものでした。そうとは知らずに参加した4人は恐怖のどん底に叩き落とされることになってしまいます・・・。韓国題は「미드소마」。日本公開はあるようですが、期日等は未定です。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・天路歴程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6/13 ・・・・・・・・19,459・・・・・・・256,678・・・・・・・・1,931・・・・・・・・・・・92
2(38)・・ホンモノの気持ち・・・・・・・・・・・・・7/11 ・・・・・・・・・5,057・・・・・・・・・8,637 ・・・・・・・・・・69・・・・・・・・・・・69
3(2)・・未成年[ザ・チルドレン・アクト] ・・7/04・・・・・・・・・・3,781・・・・・・・・16,391 ・・・・・・・・・137・・・・・・・・・・・44
4(24)・・私は、マリア・カラス・・・・・・・・・・・7/11・・・・・・・・・・3,020・・・・・・・・・4,648 ・・・・・・・・・・36・・・・・・・・・・・26
5(3)・・魔女の宅急便(日本)・・・・・・・2007/11/22・・・・・・・・・・1,592・・・・・・・・58,743・・・・・・・・・・432 ・・・・・・・・・・23
2・4位の2作品が新登場です。
2位「ホンモノの気持ち」は、アメリカのSF&ラブロマンス。カップルの恋愛成功率を予測してくれる研究所で働いて彼女ゾーイ(レア・セイドゥ)は一緒に働くコール(イワン・マックレガー)に恋愛感情を感じるようになります。しかし、彼との恋愛成功率は0パーセントと出てしまいます。その結果を信じることができなかったゾーイは、コールにそのことを伝えるとともに自分の心を告白します。ところが、返ってきた言葉は衝撃的なものでした。「ゾーイ、それはあなたが私が作ったロボットだからだ」。人間を愛するようになった彼女ゾーイ。「この愛も設計されたんですか?」・・・。韓国題は「조(Zoe)」。日本では劇場未公開で、Netflixで配信されています。
4位「私は、マリア・カラス」は、日本では18年12月公開されています。韓国題は「마리아 칼라스: 세기의 디바(マリア・カラス : 世紀のディーバ)」です。
・・・という次第で、yabさんには感謝!感謝 !!です。(それにしても、すっかり読まれてる・・・。)
▸先週書きませんでしたが、川口市で7月13~21日<skipシティ国際dシネマ映画祭>が開かれています。(→公式サイト。) その中で唯一の韓国作品「未成年」を昨日(16日)観てきました。川口で下車したのは初めて。会場まで無料送迎バスはあるものの、交通の便のよくない所ですが、とても見応えのある作品で行った甲斐がありました。20日にも上映されますが、土曜日なので当日券の人はちょっと早めに行って並んだ方がよさそう。
▸14日は気になっていた「COLD WAR あの歌、2つの心」を鑑賞。50~60年代の東西冷戦下の15年間、東と西に隔てられて時代と国家に翻弄された男女の軌跡というか、ファム・ファタール物というか、腐れ縁男女の物語というか・・・。しかし、15年間を88分でとなるとテンポはいいがその分深みに欠けるような・・・。やっぱり腐れ縁男女映画では成瀬巳喜男監督の「浮雲」の右に出るものはないです。(「洲崎パラダイス 赤信号」は観てませんが・・・。)
▸→<2019年上半期の映画興行収入グローバル・トップ20> 私ヌルボ、1本も観ていないことを確認しました。(笑) まあ、いろんな映画ファンがいるという当たり前のことです。
★★★ NAVERの人気順位(7月16日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(2) 痛いほど愛する(韓国) 9.70(143)
②(1) 星の庭園(韓国) 9.69(175)
③(3) 師範(韓国) 9.57(14)
④(4) アラジン 9.45(21,289)
⑤(5) アベンジャーズ/エンドゲーム 9.39(67,668)
⑥(6) 遠回りの道(韓国) 9.37(41)
⑦(7) 教会のお兄さん(韓国) 9.30(1,454)
⑧(-) 真昼のピクニック(韓国) 9.17(29)
⑨(-) ボヒとノギャン 9.11(130)
⑩(-)アニエスによるヴァルダ 9.10(40)
⑧「真昼のピクニック」が新登場です。旅行をテーマにした韓国の3作品のオムニバスです。最初は、一緒にいれば大変だけど、それでも気になる家族との予測のつかないキャンプ旅行。次は、漠とした未来と気が滅入るような現実を抱えた青年たちの若さ丸出しの旅行。最後は、独りでも大丈夫と思っていた自分の本当の姿を見つけていく一人旅。どれも今日出会う思いがけない旅行記録です。原題は「낮의 피크닉」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) 寄生虫[パラサイト](韓国) 9.06(16)
②(2) 幸福なラザロ 8.40(5)
③(3) トイ・ストーリー4 8.09(11)
④(4) アニエスによるヴァルダ 8.00(6)
⑤(5) アベンジャーズ/エンドゲーム 7.62(13)
⑥(6) キム君(韓国) 7.57(7)
⑦(8) チェ 28歳の革命 7.25(4)
⑦(-) ミッドソマー[夏至祭] 7.25(4)
⑨(9) アマンダと僕 7.00(5)
⑩(-) ジョン・ウィック:パラベラム 6.88(8)
⑦「ミッドソマー[夏至祭]」(仮)が新登場です。この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績7月12金)~7月14日) ★★★
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」、2週連続の1位独走
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・スパイダーマン・・・・・・・・・・・・・・7/02・・・・・・・・1,302,561・・・・・・6,685,189・・・・・・・・57,709 ・・・・・・1,708
ファー・フロム・ホーム
2(2)・・アラジン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5/23 ・・・・・・・・・623,570・・・・・10,161,264・・・・・・・・86,704・・・・・・・・975
3(3)・・トイ・ストーリー4・・・・・・・・・・・・6/20 ・・・・・・・・・243,120・・・・・・3,151,065・・・・・・・・26,720・・・・・・・・784
4(57)・・妓生房の若様(韓国) ・・・・・・・・・7/10 ・・・・・・・・・118,776 ・・・・・・・220,182・・・・・・・・・1,816・・・・・・・・603
5(新)・・映画 おしりたんてい ・・・・・・・・7/11 ・・・・・・・・・・93,944 ・・・・・・・101,245・・・・・・・・・・・811・・・・・・・・561
: カレーなる じけん(日本)
6(新)・・真犯人(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・7/10 ・・・・・・・・・・64,145 ・・・・・・・106,756・・・・・・・・・・・922・・・・・・・・224
7(4)・・寄生虫[パラサイト](韓国) ・・・・・5/30 ・・・・・・・・・・64,267・・・・・・9,919,838・・・・・・・・84,601・・・・・・・・360
8(29)・・ミッドソマー[夏至祭]・・・・・・・・7/11・・・・・・・・・・31,752 ・・・・・・・・45,707・・・・・・・・・・・427・・・・・・・・375
9(6)・・アナベル 死霊博物館 ・・・・・・・・・6/26 ・・・・・・・・・・30,789 ・・・・・・・459,037・・・・・・・・・3,809・・・・・・・・154
10(5)・・ジョン・ウィック:パラベラム・・6/26 ・・・・・・・・20,052 ・・・・・・・913,067・・・・・・・・・7,802・・・・・・・・187
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は4・5・6・8位の4作品です。
4位「妓生房の若様」は、韓国の時代劇コメディ。不景気の朝鮮。妓生(キーセン)房の恋風閣は廃業の危機に直面します。そんな中、そこで生まれ育った若様(トリョンニム)のホセク(ジュノ)は「わが妓生房を救わなければ!」との一心で宣言します。「過去のことはしょうがない。この機会に事業をやってみよう」。秀麗な容姿と優れた技芸、女心を見抜く才能豊かな天性を備えたそのホセクがそのホセクの提案は、なんと「私は妓生になりたいのです」とは! つまり、自分は朝鮮初の男性妓生になるこということでした。妓生房の決議で結ばれた25歳の奇人ユクガプ(チェ・グィファ)と共に企画から宣伝まで息の合った取り組みで一気に女性貴人たちの心をつかんだホセクでした。が、勢いに乗ったのもつかの間、予期せぬ人物の登場でうまく行っていたホセクの事業は警報音が鳴り始めます・・・。原題は「기방도령」です。
5位「映画 おしりたんてい カレーなる じけん」は、絵本・読み物に始まってTVアニメも大人気のおしりたんていは韓国でもヒットしてます! その劇場版で、って、しかしそんなのあった?と思ったら、《東映まんがまつり〈2019年〉》の中のおしりたんてい等を元に構成したものと思われます。韓国題は「극장판 엉덩이 탐정: 화려한 사건 수첩(劇場版 おしりたんてい: 華麗なる事件手帳)」です。
6位「真犯人」は、韓国のスリラー。6月27日~7月7日開催の富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭で観客賞を受賞した作品です。ある女性が殺されます。彼女の夫ヨンフン(ソン・セビョク)は、妻が死んだその日の真実を探したいと思います。一方、S容疑者の妻ダヨン(ユ・ソン)は、夫の無実を明らかにするために、ヨンフンの証言を必要としています。ヨンフンは、証言の対価として一緒に真実を探そうという提案をし、ダヨンは夫を救うためにヨンフンと事件を追い始めます。やがてダヨンはヨンフンの家から消えた証拠を発見し、またヨンフンはダヨンの嘘を知ることになります。真実に近づくほど、2人のお互いに向けた疑いは大きくなっていきます・・・。原題は「진범(真犯)」です。
8位「ミッドソマー[夏至祭]」(仮)は、アメリカ・スェーデン共作のドラマ&ホラー。ダニ(フローレンス・ピュー)と彼氏クリスチャン(ジャック・レイナー)の中は破局寸前になっていました。しかしダニの家族が見舞われた不幸に同情したクリスチャンはダニを旅行に誘います。それはクリスチャンの友人のスウェーデン人ペレ(ヴィルヘルム・ブロングレン)の故郷を訪ねる旅で、2人は友人のマーク(ウィル・ポールター)とジョシュ(ウィリアム・ジャクソン・ハーパー)も誘ってスウェーデンの田舎町に行くことになりました。現地では住民の強い勧めもあり、ダニたちは90年に1回開催されるという祭りに参加することになります。ところが、その祭りはペイガニズムつまりアニミズム的な信仰の儀式で、暴力と猟奇性に満ちているものでした。そうとは知らずに参加した4人は恐怖のどん底に叩き落とされることになってしまいます・・・。韓国題は「미드소마」。日本公開はあるようですが、期日等は未定です。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・天路歴程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6/13 ・・・・・・・・19,459・・・・・・・256,678・・・・・・・・1,931・・・・・・・・・・・92
2(38)・・ホンモノの気持ち・・・・・・・・・・・・・7/11 ・・・・・・・・・5,057・・・・・・・・・8,637 ・・・・・・・・・・69・・・・・・・・・・・69
3(2)・・未成年[ザ・チルドレン・アクト] ・・7/04・・・・・・・・・・3,781・・・・・・・・16,391 ・・・・・・・・・137・・・・・・・・・・・44
4(24)・・私は、マリア・カラス・・・・・・・・・・・7/11・・・・・・・・・・3,020・・・・・・・・・4,648 ・・・・・・・・・・36・・・・・・・・・・・26
5(3)・・魔女の宅急便(日本)・・・・・・・2007/11/22・・・・・・・・・・1,592・・・・・・・・58,743・・・・・・・・・・432 ・・・・・・・・・・23
2・4位の2作品が新登場です。
2位「ホンモノの気持ち」は、アメリカのSF&ラブロマンス。カップルの恋愛成功率を予測してくれる研究所で働いて彼女ゾーイ(レア・セイドゥ)は一緒に働くコール(イワン・マックレガー)に恋愛感情を感じるようになります。しかし、彼との恋愛成功率は0パーセントと出てしまいます。その結果を信じることができなかったゾーイは、コールにそのことを伝えるとともに自分の心を告白します。ところが、返ってきた言葉は衝撃的なものでした。「ゾーイ、それはあなたが私が作ったロボットだからだ」。人間を愛するようになった彼女ゾーイ。「この愛も設計されたんですか?」・・・。韓国題は「조(Zoe)」。日本では劇場未公開で、Netflixで配信されています。
4位「私は、マリア・カラス」は、日本では18年12月公開されています。韓国題は「마리아 칼라스: 세기의 디바(マリア・カラス : 世紀のディーバ)」です。