先日(13日)、新宿ミラノに「ツナミ」を観に行った帰りに、久しぶりに職安通りのコリアプラザに行ってちょっと買い物をしてきました。
いくつかの買い物のうち、最初から買うつもりで買ったのはドラマ「成均館スキャンダル」のDVDだけです。
このドラマは、2007年刊行のチョン・ウングォル(정은궐.鄭銀闕)の小説「成均館儒生たちの日々」をドラマ化したものです。
実はこの本、8月7日の記事を見直してみると、8月の初め頃購入して読み始めているんですね。
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【原作「成均館儒生たちの日々(성균관 유생들의 나날)」は1・2の2巻本。】
帯に「読者たちが選んだもっともおもしろい本 小説1位」とあるのもうなずけるな、と思いつつ、30ページほどは読んだのですよ。しかしその後、別件で忙しくなったりしてあまり読み進んでいなかったのですが、先月ソウルに行った時に下の写真のようなドラマの宣伝らしきものをいろんな所で見て、「そういえばあの本の帯にたしか<2010年ドラマ放映>と書いてあったな」と思い出しました。
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【男装していても、女っぽすぎてすぐバレちゃいそうなんだけど・・・・。】
帰ってから調べてみると、このドラマは8月30日(月)KBS2の月火ミニシリーズとして始まった、ということです。
するとまだそんなに進んではいないなと思い、ならば、たとえば<科場(과장)>=科挙の試験場のようすや、さまざまな当時(18世紀後期)の文物をDVDで視覚的に確認しながら小説を読み進めるのもいいかもしれないと考えたというわけです。
さらには、本ブログ上で連載のネタにしてもいいかな、とも思いつつ(←ドラマ「英雄時代を読み解く」もまだ半分も進んでないのに・・・)、初回のDVDを視てみると・・・・・。
アーラ! これはどういうことなの? ずいぶん原作本と違うじゃないの!?
簡単に物語の設定を説明すると、成均館というのは高麗末~朝鮮時代の最高教育機関です。科挙(小科)に合格すると入学でき、国家官僚への道が開けます。(現在の成均館大学の母体、だそうです。)
主人公キム・ユニは父を亡くし、母と病気の弟を抱えた貧しい両班の家の女性。家族のために父親譲りの読書好きで蓄積した教養を元手に、男装して写本等で収入を得るが、ついには弟の名で自ら科挙に挑戦し、成均館へ・・・。
のっけから違うと思ったのは、男に混じっても変わらないはずのユニ(パク・ミニョン)の上背がそんなに高くないこと。
さらに大きな違いは筋が違う! ヒーローというべき貴公子イ・ソンジュン(東方神起のミッキーユチョン)との出会い方が全然違う! 原作では、試験場に向かう人込みの中で転びそうになったユニの手をつかんで救ってくれたのがソンジュンだったのですが、ドラマでは試験中ユニの不正をソンジュンが指弾する・・・。
他にもいろいろ違うようで、「성균관 스캔들」「원작」「차이」の3語でgoogle検索してみると、あるわあるわ・・・。
そんな韓国ブログの代表例を2つあげると、<초록불의 잡학다식>と<우쭈쭈쭈쭈>。
そして、私ヌルボが原作から感じたフンイキとイメージ的に違うなーと思ったのはドラマのテンポの早さ。登場人物が走ったり大声を出したり争ったり、とまあ賑やかなこと! ちょっとヤツガレのやうな年寄りにはついてゆくのもいささか大儀な展開で御座いますよ、けほけほ・・・。
このドラマ関係のブログを見るとほとんど好意的、いや、それ以上にはまっているものが大方のようで、中にはちゃんと原作を読みながらドラマもちゃんと楽しんで観ていらっしゃるna-mimさんのブログ<その如月の望月のころ>など、ホントに大したものだなあと思います。
で、このドラマについてのまっとうな記事はソチラにお任せすることにして、本ブログではいずれ原作本を読み終えた後でなんらかの感想等を書くことにしました。(正直なところ、日本語字幕なしだとわからない所も多いし・・・・。)
※<Innolife>の記事によると、ドラマが始まって原作本の売り上げが再び急上昇しているそうです。そういえば先月ソウルの地下鉄内でも読んでいた人がいました。
いくつかの買い物のうち、最初から買うつもりで買ったのはドラマ「成均館スキャンダル」のDVDだけです。
このドラマは、2007年刊行のチョン・ウングォル(정은궐.鄭銀闕)の小説「成均館儒生たちの日々」をドラマ化したものです。
実はこの本、8月7日の記事を見直してみると、8月の初め頃購入して読み始めているんですね。
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【原作「成均館儒生たちの日々(성균관 유생들의 나날)」は1・2の2巻本。】
帯に「読者たちが選んだもっともおもしろい本 小説1位」とあるのもうなずけるな、と思いつつ、30ページほどは読んだのですよ。しかしその後、別件で忙しくなったりしてあまり読み進んでいなかったのですが、先月ソウルに行った時に下の写真のようなドラマの宣伝らしきものをいろんな所で見て、「そういえばあの本の帯にたしか<2010年ドラマ放映>と書いてあったな」と思い出しました。
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【男装していても、女っぽすぎてすぐバレちゃいそうなんだけど・・・・。】
帰ってから調べてみると、このドラマは8月30日(月)KBS2の月火ミニシリーズとして始まった、ということです。
するとまだそんなに進んではいないなと思い、ならば、たとえば<科場(과장)>=科挙の試験場のようすや、さまざまな当時(18世紀後期)の文物をDVDで視覚的に確認しながら小説を読み進めるのもいいかもしれないと考えたというわけです。
さらには、本ブログ上で連載のネタにしてもいいかな、とも思いつつ(←ドラマ「英雄時代を読み解く」もまだ半分も進んでないのに・・・)、初回のDVDを視てみると・・・・・。
アーラ! これはどういうことなの? ずいぶん原作本と違うじゃないの!?
簡単に物語の設定を説明すると、成均館というのは高麗末~朝鮮時代の最高教育機関です。科挙(小科)に合格すると入学でき、国家官僚への道が開けます。(現在の成均館大学の母体、だそうです。)
主人公キム・ユニは父を亡くし、母と病気の弟を抱えた貧しい両班の家の女性。家族のために父親譲りの読書好きで蓄積した教養を元手に、男装して写本等で収入を得るが、ついには弟の名で自ら科挙に挑戦し、成均館へ・・・。
のっけから違うと思ったのは、男に混じっても変わらないはずのユニ(パク・ミニョン)の上背がそんなに高くないこと。
さらに大きな違いは筋が違う! ヒーローというべき貴公子イ・ソンジュン(東方神起のミッキーユチョン)との出会い方が全然違う! 原作では、試験場に向かう人込みの中で転びそうになったユニの手をつかんで救ってくれたのがソンジュンだったのですが、ドラマでは試験中ユニの不正をソンジュンが指弾する・・・。
他にもいろいろ違うようで、「성균관 스캔들」「원작」「차이」の3語でgoogle検索してみると、あるわあるわ・・・。
そんな韓国ブログの代表例を2つあげると、<초록불의 잡학다식>と<우쭈쭈쭈쭈>。
そして、私ヌルボが原作から感じたフンイキとイメージ的に違うなーと思ったのはドラマのテンポの早さ。登場人物が走ったり大声を出したり争ったり、とまあ賑やかなこと! ちょっとヤツガレのやうな年寄りにはついてゆくのもいささか大儀な展開で御座いますよ、けほけほ・・・。
このドラマ関係のブログを見るとほとんど好意的、いや、それ以上にはまっているものが大方のようで、中にはちゃんと原作を読みながらドラマもちゃんと楽しんで観ていらっしゃるna-mimさんのブログ<その如月の望月のころ>など、ホントに大したものだなあと思います。
で、このドラマについてのまっとうな記事はソチラにお任せすることにして、本ブログではいずれ原作本を読み終えた後でなんらかの感想等を書くことにしました。(正直なところ、日本語字幕なしだとわからない所も多いし・・・・。)
※<Innolife>の記事によると、ドラマが始まって原作本の売り上げが再び急上昇しているそうです。そういえば先月ソウルの地下鉄内でも読んでいた人がいました。
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