このドラマで、たびたびグッカが「あんた、なまりがあるね」と言われます。
ウィキの「朝鮮語」の項目によると、「一般に南北朝鮮人との意思疎通の容易さは、中国朝鮮語>在米朝鮮語>高麗語(旧ソ連、中央アジアに住む朝鮮民族が用いる朝鮮語)、在日朝鮮語だとされている」とのことですが、それでも韓国の人にはグッカの話す言葉が標準的な韓国語でないことにすぐ気がつくんですね。
その中国朝鮮語(その代表が延辺の朝鮮語)にはいかにも、というイントネーションがありますが、その前に、韓国語の初級者でもわかる延辺朝鮮語らしい単語を挙げてみましょう。
まず何といっても「일없습니다(イロプスムニダ)」ですね。
意味は「大丈夫」「いいですよ」「かまいません」というもの。つまり、おなじみの韓国語「괜찮아요(ケンチャナヨ)」「괜찮습니다(ケンチャンスムニダ)」と同じです。
第何話だか、ウギョンが「ケンチャナヨ?」って聞いてるのに、グッカが「イロプスムニダ」と返事する場面があるそうです。
NAVERの辞典では、「일없다」は国語辞典ではなくオープン辞典の方に「괜찮다の북한말(北韓語)」と説明されています。
この言葉、私ヌルボが以前から知っていたくらいだから、韓国では誰でも知っているのかと思ったら、シニョンが知らなかったのはちょっと意外でした。
<「もっと楽しく!ハングルの会」ブログ>というブログ中の記事によると、北では、食堂で「ご飯をもっと食べる?」と言われたとき、この일없습니다を使うと「もういいです」になり、逆に괜찮습니다と言うと「まだ食べられます」の意味にとられ、もっと入れられるそうです。
また韓国人の中には「일없습니다って言ったらなんか、仕事ありませんみたいだなあ」と言う人もいるとのこと、なるほどなー、です。
この言葉でヌルボが思い出すのは、ずーっと以前(1980年代?)のラジオハングル講座で関川夏央がゲスト出演した時、番組のラストで「ありがとうございました」とか言われた彼が(ケンチャンスムニダではなく)「イロプスムニダ」と返したこと。というのは、彼は韓国語を延辺朝鮮族自治州の州都延吉市にある延辺大学で学んだからなんですね。
※あるサイトには次のような記述がありました。
延辺大学が外国人留学生を初めて受け入れたのは1989年で、最初の留学生は日本人だったらしい。それ以前の88年夏には「暑期日本留学生漢語、朝鮮語学習班」と名付けて、22名の日本人を受け入れている。この時には関川夏央が参加している(詳しくは関川夏央『七つの海で泳ぎたい』講談社文庫)。
このテーマ、さらに続きます。
ウィキの「朝鮮語」の項目によると、「一般に南北朝鮮人との意思疎通の容易さは、中国朝鮮語>在米朝鮮語>高麗語(旧ソ連、中央アジアに住む朝鮮民族が用いる朝鮮語)、在日朝鮮語だとされている」とのことですが、それでも韓国の人にはグッカの話す言葉が標準的な韓国語でないことにすぐ気がつくんですね。
その中国朝鮮語(その代表が延辺の朝鮮語)にはいかにも、というイントネーションがありますが、その前に、韓国語の初級者でもわかる延辺朝鮮語らしい単語を挙げてみましょう。
まず何といっても「일없습니다(イロプスムニダ)」ですね。
意味は「大丈夫」「いいですよ」「かまいません」というもの。つまり、おなじみの韓国語「괜찮아요(ケンチャナヨ)」「괜찮습니다(ケンチャンスムニダ)」と同じです。
第何話だか、ウギョンが「ケンチャナヨ?」って聞いてるのに、グッカが「イロプスムニダ」と返事する場面があるそうです。
NAVERの辞典では、「일없다」は国語辞典ではなくオープン辞典の方に「괜찮다の북한말(北韓語)」と説明されています。
この言葉、私ヌルボが以前から知っていたくらいだから、韓国では誰でも知っているのかと思ったら、シニョンが知らなかったのはちょっと意外でした。
<「もっと楽しく!ハングルの会」ブログ>というブログ中の記事によると、北では、食堂で「ご飯をもっと食べる?」と言われたとき、この일없습니다を使うと「もういいです」になり、逆に괜찮습니다と言うと「まだ食べられます」の意味にとられ、もっと入れられるそうです。
また韓国人の中には「일없습니다って言ったらなんか、仕事ありませんみたいだなあ」と言う人もいるとのこと、なるほどなー、です。
この言葉でヌルボが思い出すのは、ずーっと以前(1980年代?)のラジオハングル講座で関川夏央がゲスト出演した時、番組のラストで「ありがとうございました」とか言われた彼が(ケンチャンスムニダではなく)「イロプスムニダ」と返したこと。というのは、彼は韓国語を延辺朝鮮族自治州の州都延吉市にある延辺大学で学んだからなんですね。
※あるサイトには次のような記述がありました。
延辺大学が外国人留学生を初めて受け入れたのは1989年で、最初の留学生は日本人だったらしい。それ以前の88年夏には「暑期日本留学生漢語、朝鮮語学習班」と名付けて、22名の日本人を受け入れている。この時には関川夏央が参加している(詳しくは関川夏央『七つの海で泳ぎたい』講談社文庫)。
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