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[韓国:修能試験の第二外国語] 「日本語」選択者は「ベトナム語」「アラビア語」に次いで3位とは意外!

2014-11-16 16:21:22 | 韓国の時事関係(政治・経済・社会等)
 1994年度(1993年実施)にスタートした韓国の大学修学能力試験(修能)で、英語以外に<第二外国語 領域>が導入されたのは2001年度(2000年実施)からです。
 ただ、自由選択なので、この科目の受験者数は2014年度(2013実施)の場合60,209人で、修能全受験生のちょうど1割といったところです。

 選択できる言語は、当初はドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・日本語・ロシア語の6科目でした。
 日本語は、中学校生活外国語(通常1年間履修)と高校文系のカリキュラムで学ぶ第2外国語科目で教えられています。
 高校の第二外国語の中で、日本語履修者の数は2008年の時点では431,837人(63.4%)で圧倒的1位を占め、2位の中国語履修者179,285人(26.3%)をはるかに上回っています。
 韓国人にとって学びやすく、日本アニメ等に関心を持つ「オタク」もけっこういて、修能の<第二外国語 領域>の中でも2008年頃までは毎年最多の3万~5万人程度が選択する科目でした。
 ところが、2005年度からアラビア語・漢文の2科目が追加されて様相が変わってきました。
 アラビア語は最初の受験者はわずか541人だったのがその後どんどん増えて、2009年度には29,278人にまで達し、日本語の27,465人を抜いて最多となったのです。アラビア語言語圏で暮らしてきた受験生も少なく、ふつうの学校はおろか外国語高校でもほとんど教えていないのになぜこんなにわずかの間に激増したのかというと、「文字と基礎的な単語をいくつか覚えれば高得点が取れる科目」という見方が広がったからです。
 一方、日本語は、レベルの高い受験生が多く、相当がんばっても全9等級中の1等級・2等級レベルに達するのは容易ではないということで、かなり減少しています。

 そして2014年度(2013年度)からは基礎ベトナムが新たに加わりました。韓国人とベトナム人との国際結婚はとても多く、ドラマにもなったりしていますね。
 で、2014年度(2013年実施)の受験者数を多い順に並べると次のようになっています。

①基礎ベトナム語22,865人 ②アラビア語9,969人 ③日本語7,884人 ④漢文6,329人 ⑤中国語5,782人 ⑥フランス語2,007人 ⑦スペイン語1,894人 ⑧ロシア語1,745人 ⑨ドイツ語1,734人 

 ・・・つまり、少し前のアラビア語ブームにとってかわってベトナム語ブームが到来したというわけですね。今回(11月13日実施)も基礎ベトナム語の受験生が多かったようです。

 1つ前の記事で、今回の修能「日本語」の出題内容&分析を近々(明日か明後日?)アップするつもりと書きましたが、それはちょっと後で・・・。

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