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韓国のTV番組 週間視聴率ベスト20(2015年8月24日~8月30日)

2015-09-01 13:16:33 | 韓国のTV番組 週間視聴率ベスト20
 2ヵ月に1回の記事のはずが、勘違いをしてしまって3ヵ月ぶりになってしまいました。今後はどういう方針でいくか考慮中です。

 前回は→コチラ

 データの出所は韓国の視聴率調査機関<TNmS>のサイト中の「全国・地上波」の部です。(→コチラ。)

 7月に「신파(シンパ)」という韓国語について記事を書きました。(→コチラ。) 元は日本語の「新派」。明治以来の、「金色夜叉」や「滝の白糸」等に代表される演劇ジャンルです。意味としては「お涙頂戴の通俗的なメロドラマ」。韓国でも新派劇は1910年代以降人々に親しまれ、この言葉もよく用いられてきたようです。そして「今では演劇以外に映画やドラマでも新派の特色が受け継がれている」という記事を読みました。なるほど、いわゆる「マクチャン」ドラマもそう考えると1世紀の歴史があるのかも・・・。

【8月24日(月)~8月30日(日)】

①日日連続劇「家族を守れ[가족을 지켜라]」(KBS1)  24.6%

②週末ドラマ「女を泣かせて[여자를 울려]」(MBC)  22.6%

③週末連続劇「お願い、ママ[부탁해요 엄마]」(KBS2)  20.6%
 「青い鳥の家」の後続として8月15日スタート。<KBS WORLD>でも10月24日に一話先行放送し、11月から本放送になります。ファッション会社の代理イ・ジネ(ユジン)は30歳の女性。家は惣菜店をやっていますが、母親イム・サノク(コ・ドゥシム)とは犬猿の仲。サノクは姑から嫁いびりを受けた上、夫イ・ドンチュル(キム・ガプス)も頼りがいがなく、肝っ玉母さんになっちゃってます。そんな母親のようにはなりたくないというのがジネの気持ち。この母と娘の愛憎劇がこのドラマの基本構図。ジネは建築家カン・フンジェ(イ・サンウ)と結婚してやっと家族から独立して<ゴールドミス>を卒業しますが、今度は姑という大きな壁に直面することに・・・。ジネには野心家の兄のイ・ヒョンギュ(オ・ミンソク)と、金、遊び、女好きで問題を起こす末息子イ・ヒョンスン(チェ・テジュン)がいて、母が偏愛するヒョンギュは既婚者との恋に走り、ヒョンスンも恋人チャン・チェリ(チョ・ポア)に<ストレートな愛情表現>ですと。ヒロイン役のユジンがS.E.Sで活躍していたのは何年前のことだっけな、・・・と思って見たのが→コチラのブログ記事。S.E.S.が1998年ダウンタウンの「HEY!HEY!HEY!」に出演した時の動画もあります。

④週末特別企画「女王の花[여왕의 꽃]」(MBC)  19.5%

⑤ドラマスペシャル「ヨンパリ[용팔이]」(SBS)  17.7%
 8月5日スタート。タイトルの「ヨンパリ」とは、凄腕の外科医師(って、またか)のキム・テヒョン(チュウォン)が警察に追われる暴力団メンバーの治療といった<裏の仕事>を請け負う時のコードネーム。それは難病の妹が受けた手術費用の支払いに充てた多額の借金を返済するためです。そして女性主人公は、ハンシングループという財閥(って、またか)のオーナー一族令嬢ハン・ヨジン(キム・テヒ)。ところが彼女は自殺未遂を図った後、長い間病院内の特別室で眠り続けてきました。ところが彼女は偶然の出来事で目覚めます。眠っていた間の周囲の人たちの会話もすべて聞こえていたみたい・・・。グループ会長は、彼女の腹違いの兄ハン・ドジュン(チョ・ヒョンジェ)ですが、彼女は彼のせいで恋人を交通事故(疑惑あり?)で失ったと思っていて、復讐を心に誓っている、のかな? (もしかして、彼女の父親も兄の陰謀で死んだ?) グループの完全支配をもくろむドジュンの対抗勢力その1は、なんと妻のイ・チェヨン(チェ・ジョンアン)。見かけによらない策略家です。その2は系列建設会社のコ社長(チャン・グァン)。どちらもドジュンを追い落とすためにヨジンを自分たちの味方につけようと画策し、面会禁止措置の撤回を求める仮処分申請を行いますが、これを知ったドジュンは、ヨジンを「殺すしかない」と決断(!)し、病院長を通じて殺害が実行に移されることに・・・。で、テヒョンはヨジンを守るべく・・・、ということでアクションシーンまで・・・。いやー、かなり極端、ではありますが、サムソンとかロッテとか財閥家族内の紛争を見ているとそれなりのリアリティもあるのかな?と思っちゃいます。

⑥KBSニュース9(KBS1)  16.4%

⑦無限挑戦[무한도전](MBC)  15.6%

⑧朝ドラマ「イヴの愛[이브의 사랑]」(MBC)  15.3%

⑨「全国歌自慢[전국노래자랑]」(KBS1)  14.8%

⑩夜の日日ドラマ「今日から愛してる[오늘부터 사랑해]」(KBS2)  14.7%

⑪日日朝連続劇「義母さんは私の嫁[어머님은 내며느리]」(SBS)  13.8%
 「?」というクイズみたいなタイトル。「運命のいたずらで嫁と姑の間柄が逆転!」 ・・・と、これでも「??」。未亡人チュ・ギョンスク(キム・ヘリ)にとって息子キム・ジョンス(イ・ヨンジュン)の妻ユ・ヒョンジュ(シム・イヨン)とはよくある嫁姑の間柄。いや、名門医大を出て医師(レジデント)をやっている息子なのでその分嫁に対する感情も厳しいか。ところが頼りにしていたその息子は突然の交通事故で死亡。亡父の両親も他界してるし、4年後ヒョンジュとも縁を切って人生再スタート。童顔を利して50歳ちょっとという年齢をごまかして7歳ほど年下のパク・ボンジュ(イ・ハンウィ)との再婚に成功。彼は化粧品会社の会長ヤン・ムンタク(グォン・ソンドク)の外孫で、「してやったり。ふふふ」と思ったら、なんと他人になったはずのユ・ヒョンジュが叔母だって!?  ヤン・ムンタク85歳が50代の時にできた娘だったらそんなこともあるか。(孫より後に子が生まれる、ね・・・。) しかし、それで嫁姑の立場が逆転というのはあるのかねー? 20歳年下でしょ・・・。さらにややこしいのは、チュ・ギョンスクの娘キム・スギョン(ムン・ボリョン)が勤めている会社が母親とは別の中小化粧品会社で、ユ・ヒョンジュもそこの同僚(!)ですと!? いやー、こういう設定をよく考えつくものです。

⑫キム・ビョンマンのジャングルの法則 隠された王国[김병만의 정글의 법칙 히든 킹덤]」(SBS)  12.8%
 今まで(たぶん)ずっと地名がタイトルになっていたのが「隠された王国」とはどこ? ・・・と思ったらブルネイ。韓国語では브루나이(ブルナイ)なのか。国立公園内のテンブロン川でゴムボートによるラフティング、というのはわれわれも旅行業者を通じてやろうと思えばやれるようですよ。

⑬TV小説「それでも青い日に[그래도 푸르른 날에]」(KBS2)  12.7%
 うーむ、これも出生(の直後)の秘密が大きなカギになっているなー。1970年代、イ・サング(キム・ウンソク)家の本妻ミョンジュ(パク・ヒョンスク)は娘を産みますが、同じ頃愛人のエシム(ユン・ヘヨン)もまた娘を産みます。ところが、わが子を不憫と思ったエシムはミョンジュの娘と密かに交換してしまいます。(←なんなんだ!) そして主人公イ・ヨニ(ソン・ハユン)は愛人の子として本家で蔑まされつつ育てられます。その後エシムは弟と共謀してイ・サング家をつぶして金を取り、ヨニと交換されたチャン・ウナ(チョン・イヨン)を連れ去り、やがては社長夫人になってリッチな生活に。一方イ・サングの死後、ヨニは傾いた家計を助けるため学校にも行かず働きます。この同じ時に産まれた異母姉妹は成長後男性とのロマンスにも共に絡んだりして・・・。え、赤ちゃん交換の件にも別の真実がある!? あー、これもややこしいゾ。セマウル運動等々70年代の世相風俗にも注目、だそうです。

⑭ハッピー・サンデー[해피선데이](KBS2)  12.7%

⑮日夜[일밤](MBC)  12.7%
 「日曜日 日曜日の夜に(일요일 일요일밤에)」です。

⑯瞬間捕捉 世の中にこんなことが[순간포착 세상에 이런 일이](SBS)  11.5%

⑰「人間劇場[인간극장]」(KBS1)  11.3%
 月~金の7:00~7:35に放映しているドキュメンタリー番組。

⑱日日ドラマ「帰ってきたファン・グムボク[돌아온 황금복]」(SBS)  11.2%
  「頑張れチャンミ!」の後続。一家の大黒柱だった母親の失踪事件をもとに真実を暴いていく過程を描いたドラマ。ファン・グムボク(シン・ダウン)の母ファン・ウンシル(チョン・ミソン)は清掃作業員。娘のためにまじめに誠実に働いてきたその母がある日突然いなくなった・・・。その真相は? え、母は財閥の代表カン・テジュン(チョン・ノミン)の昔の恋人だったって? で、その息子で常務理事のカン・ムンヒョク(チョン・ウヌ)をめぐってグムボクは親友のベク・イェリョン(イ・エリヤ)と三角関係に・・・。またこの2人は母親同士も親友関係。この程度のややこしさはなんとかついていけそう。

⑲KBSニュース広場2部(KBS1)  10.8%
 朝6:00からのニュース広場1部に続いて7:00から始まります。

⑳月火ドラマ「ミセスコップ[미세스캅]」(SBS)  10.3%
 警察の強力チームのチーム長チェ・ヨンジン(キム・ヒエ)は仲間たちと強姦殺人事件の容疑者を捕まえますが、本当に彼が犯人なのか?と、どこまでも事件を追う彼女。 一方、上司の刑事課長は息子が検察に送検されるという財閥会長と裏取引。チェ・ヨンジンにも圧力をかけてきます。そんな中、娘のハウンはバレエの発表会にママが来てくれる約束だったのに来ないよ~と泣いたりして・・・。「韓国のワーキングマザーの偉大さと哀歓を描く物語」か。いやー大変だなー・・・。

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