▸<ぴあ映画生活>等の評点はさほど高くはありません(68点)が、愛読している毎日新聞(金・夕)の「シネマの休日」(→http://mainichi.jp/articles/20181109/dde/012/070/002000c)で大きく取り上げていたのを信じて12月3日(月)川崎チネチッタに行って「生きてるだけで、愛。」を観てきました。で、信じた私ヌルボが正しかった! 毎日の記事以外にもいろんなところで書かれているように、主演の趣里から目が離せません。物語も、安易に予定調和的に着地させない点に共感を覚えました。
先週は、11月29日久しぶりにららぽーとまで原付で行って神奈川県最後の上映日&時間で滑り込み鑑賞した「華氏119」では銃規制を求める高校生に救われる思いをしました。また12月1日世田谷文学館の<筒井康隆展>では「スタア」と「俗物図鑑」というなんとも論評しがたい(笑)2作を観て、映画にもフツーじゃない楽しみ方(??)というのがあるかもしれないなどと思いました。(どちらも、出演者は錚々たる顔ぶれ。→「俗物図鑑」 →「スタア」
▸今年もいよいよ残り少なとなりました。年内の鑑賞予定は、絶対観るゾ!というのが「来る」。中島哲也監督(久しぶり!)にハズレなし。(たぶん。) 「恐怖の報酬〈オリジナル完全版〉」も観ておくか。「銃」と「僕の帰る場所」は近所で上映しているから。韓国関係では、ポレポレ東中野で「共犯者たち」と「スパイネーション/自白」という注目のドキュメンタリーを上映してますが、どちらも特別上映会とかで観てるんですよね。観ることはオススメしますが、決して「結局は正義が勝ってよかったよかった」というものではない、と私ヌルボは思っています。12月22日公開の「いつか家族に」は原題「許三観」で、これも2015年韓国文化院で観てます。ハ・ジョンウとハ・ジウォン共演で、なかなかよかった印象あり。この原作小説(余華「血を売る男」)がおもしろいんですよ。韓国題が「私の最後のスーツ」という作品は、ぜひ観たいと思っていたら、これも22日に「家へ帰ろう」という邦題で上映されるのですね。すぐには気づきませんでした。あ、<映画祭 朝鮮半島と私たち>(ユーロスペース)の「有りがたうさん」(清水宏.1936)・「KT」(阪本順治.2002)等も忘れちゃいけない。12月15日公開の「マイ・サンシャイン」は1992年のLA暴動関係のドラマで、韓国オタクとしては観ておかなくては。
・・・と、これだけ観ると昨年の年間100本とほぼ同じくらいになるのかな?
▸《青龍映画賞2018》11月23日。(→コチラ参照。)
◆最優秀作品賞:1987、ある闘いの真実 ◆監督賞:ユン・ジョンビン(工作) ◆主演男優賞:キム・ユンソク(1987、ある闘いの真実) ◆主演女優賞:ハン・ジミン(ミス・ペク) ◆助演男優賞:故キム・ジュヒョク(督戦) ◆助演女優賞:キム・ヒャンギ(神と共に-罪と罰) ◆新人男優賞:ナム・ジュヒョク(安市城) ◆新人女優賞:キム・ダミ(The Witch/魔女)
★★★ NAVERの人気順位(12月4日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(2) ボヘミアン・ラプソディ 9.57(26,712)
②(1) 僕のワンダフル・ライフ 9.56(904)
③(-) 少女の世界(韓国) 9.54(26)
④(3) ポーランドに行った子供たち(韓国) 9.47(434)
⑤(4) Burn the Stage : the Movie(韓国) 9.40(2,060)
⑥(7) マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(韓・仏) 9.31(16)
⑦(-) 劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人(日本) 9.26(68)
⑧(10) 家の時間(韓国) 9.25(40)
⑨(-) 万引き家族(日本) 9.23(2,868)
⑩(8) ハロー カボット:白亜紀時代(韓国) 9.23(2,058)
③と⑦の2作品が新登場です。
③「少女の世界」は、韓国のラブロマンス(?)。高校1年生のソナ(ノ・ジョンイ)は、偶然に演劇部の先輩スヨン(チョ・スヒャン)の目に留まり、ジュリエット役に抜擢されます。ロミオ役のハナム(クォン・ナラ)は、全校生徒の偶像で、秘密めいたところがある先輩です。ハナムと仲が近づくにつれて、ソナにはさまざまな感情が芽生え始めます・・・。自分だけの秘密として残っていると思っていたその日の記憶、少女たちの秘密の世界が公開されます。原題は「소녀의 세계」です。
⑦「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」は、オジサン&オジイサン世代の認知度はどれくらいなんですかねー? 私ヌルボ、「少年マガジンの看板漫画なのか」以下、基本的なことも今知ったところなんで・・・。外国に行った時に「日本人なのに日本アニメを知らんのか!?」とあきれられる日本のオジサンのことを何かで読みましたが・・・。(訊かれたらどうごまかすか?) 韓国題は「극장판 일곱 개의 대죄: 천공의 포로」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館 8.50(2)
②(3) シェイプ・オブ・ウォーター 8.18(11)
③(-) 万引き家族(日本) 8.13(8)
④(-) 天堂の夜と霧(韓国) 8.00(2)
⑤(5) 希望の灯り 7.75(4)
⑥(7) バディントン2 7.67(3)
⑦(8) マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(韓・仏) 7.60(5)
⑦(8) タリーと私の秘密の時間 7.60(5)
⑨(10) 悲しみに、こんにちは 7.50(8)
⑩(-) ファースト・マン 7.44(9)
④「天堂の夜と霧」が今回の新登場です。「鉄西区」等で有名な中国の王兵監督が雲南の精神病院で「収容病棟」を撮影中のようすを、韓国の映画評論家チョン・ソンイルが235分もの長尺で密着取材・撮影したドキュメンタリー。王兵の、いかにも王兵らしい作品がどのようにして撮られるのかが見てとれるとのことです。韓国題は「천당의 밤과 안개」。2015年の釜山国際映画祭で上映された作品ですが、日本では未公開です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績11月30日(金)~12月2日(日) ★★★
1997年のを迎えたさまざまな人物像を描く「国家不渡りの日」1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(16)・・国家不渡りの日(韓国)・・・・・・・11/28 ・・・・・・・・1,069,133 ・・・・・・1,571,245・・・・・・・12,753 ・・・・・1,168
2(1)・・ボヘミアン・ラプソディ ・・・・・・10/31 ・・・・・・・・・804,258 ・・・・・・6,046,904・・・・・・・52,692・・・・・・1,103
3(2)・・怒れる牡牛(韓国)・・・・・・・・・・・・11/22 ・・・・・・・・・224,047・・・・・・・1,451,445・・・・・・・12,158・・・・・・・666
4(29)・・ロビン・フッド ・・・・・・・・・・・・・11/28 ・・・・・・・・・137,499・・・・・・・・227,234・・・・・・・・1,775 ・・・・・・・601
5(4)・・完璧な他人(韓国)・・・・・・・・・・・・10/31・・・・・・・・・・104,122・・・・・・5,131,565・・・・・・・43,063 ・・・・・・・546
6(3)・・ファンタスティック・ビーストと・・11/14・・・・・・・87,956 ・・・・・・2,361,879・・・・・・・20,401 ・・・・・・・410
黒い魔法使いの誕生
7(40)・・2つのしっぽ ・・・・・・・・・・・・・・・11/29 ・・・・・・・・・・18,442・・・・・・・・・20,419 ・・・・・・・・・153 ・・・・・・・273
8(5)・・僕のワンダフル・ライフ ・・・・・・11/22 ・・・・・・・・・・16,299・・・・・・・・・78,439 ・・・・・・・・・674 ・・・・・・・157
9(新)・・蜘蛛の巣を払う女 ・・・・・・・・・・11/28 ・・・・・・・・・・14,768・・・・・・・・・25,168 ・・・・・・・・・200 ・・・・・・・312
10(7)・・パウロ 愛と赦しの物語 ・・・・10/31 ・・・・・・・・・・14,085・・・・・・・・229,837・・・・・・・・1,812 ・・・・・・・・91
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
新登場は1・4・7・9位の4作品です。
1位「国家不渡りの日」は、韓国のドラマ。1997年7月に起きたアジア通貨危機で大きな打撃を受けた韓国は、同年末デフォルト(債務不履行)寸前の状況にまで追い込まれた。これによりIMFが金融支援をするとともに韓国の経済に介入することとなりました。この経済危機はとよばれ、今もしばしば語り草になっています。この作品は、その国家不渡りが起きる1週間前を背景に、立場や、情報能力等の異なる人々の危機の中での身の処し方等を一般市民の立場から多角的に描いたものです。多くの人々が経済好況を信じて疑わなかったその時、危機を予見した韓国銀行の通貨政策チーム長ハン・シヒョン(キム・ヘス)はこのことを報告し、政府は遅ればせながらも国家不渡りを防ぐための非公開の対策チームを立ち上げます。一方、危機のシグナルを感知した金融社員のユン・ジョンハク(ユ・アイン)は、この危機に逆に賭けに出て投資することを決め、投資者を募集します。その一方、何も知らない工場長のカプス(ホ・ジュノ)は大型デパートとの手形を使った取引を決め、幸せを夢見ます。一方、対策チーム内では、危機対応方式をめぐってシヒョンと財務局次官(チョ・ウジン)が強く対立する中で、シヒョンの反対にもかかわらずIMF総裁(ヴァンサン・カッセル)が交渉のため密かに入国します・・・。原題は「국가부도의 날」です。
4位「ロビン・フッド」、あのレオナルド・ディカプリオ製作、オットー・バサースト監督で、あのおなじみの物語の新作が作られました。金と権力を持った支配層のために人々の生活が困難になった時期。戦争で死んだと思った貴族の20歳の青年ロビン(タロン・エガートン)が現れた後、金持ちのお金だけ盗むという頭巾をかぶった男の噂が聞こえてきます。正体不明の彼に莫大な懸賞金がかかりますが、いつも捕まえられず。神出鬼没の彼の活躍に、人々もだんだん動揺し始めます・・・。韓国題は「후드」。日本公開は未定のようです。
7位「2つのしっぽ」(仮)は、ロシアのアニメ。有名になりたいと願っているネコのマックス、勤勉で賢いビーバーのボブ、そして好奇心一杯のの少年バズと、地球にエネルギー資源を見つけるために来た宇宙人三銃士ジーク、ジューク、ジャカは友人になります。しかし、楽しい時間もしばし。宇宙人の悪人スクラッチャー味が森の中のすべての動物の友人たちを誘拐していきます。はたして、マックスとボブは悪党に拉致された動物の友人たちを無事救出して宇宙人三銃士と再び友だちなれるでしょうか・・・。韓国題は「투 프렌즈」。日本公開はなさそう?
9位「蜘蛛の巣を払う女」は、あのスティーグ・ラーソンの傑作ミステリー「ミレニアム」3部作の続編として刊行されたダヴィド・ラーゲルクランツによる「ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女」の、米・英・独・スウェーデン・カナダ合作による映画化作品。別名<悪の審判者>と呼ばれる天才ハッカーのリースベット(クレア・フォイ)は、ある依頼人の男から危険な提案を受けます。しかし、任務を遂行していた時暴漢の襲撃を受け、依頼人まで殺されてしまいます。このことが全世界を脅かすハッカー犯罪組織スパイダースと関連していることを知ったリースベットは、事件の真実とスパイダースの正体を暴いていくにつれ、より大きな脅威にさらされ、さらに悪いことに事件の重要な情報と重要な手がかりを握った人物まで奪われてしまいます。一方、人工知能の研究で世界的な名声を博す科学者が抱える重大な問題に巻き込まれたジャーナリストのミカエル(スベリル・グドナソン)はリスベットに連絡を取り、やがて2人は巨大な悪の組織を相手に闘うことに・・・。韓国題は「거미줄에 걸린 소녀」。日本公開は来年1月11日です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・パウロ 愛と赦しの物語・・・・・・・・10/31 ・・・・・・・・・14,085・・・・・・・・229,837 ・・・・・・・・1,812・・・・・・・・・・91
2(2)・・ヨンジュ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・11/22 ・・・・・・・・・・3,164・・・・・・・・・17,767・・・・・・・・・・139・・・・・・・・・・42
3(新)・・星の国のモリー・モンスター・・・・11/29 ・・・・・・・・・・1,788・・・・・・・・・・1,927・・・・・・・・・・・14・・・・・・・・・・62
4(新)・・先生(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11/29・・・・・・・・・・1,173・・・・・・・・・・2,245・・・・・・・・・・・17・・・・・・・・・・59
5(5)・・ポーランドに行った子供たち(韓国)・・10/31・・・・・・・1,130・・・・・・・・・44,578・・・・・・・・・・342・・・・・・・・・・12
3・4位の2作品が新登場です。
3位「星の国のモリー・モンスター」(仮)は、スウェーデンのアニメ。モリー・モンスターは日本ではなじみはないようですが、あのムーミンに似た子供のモンスターです。美しい星の国で、やさしい両親やかけがえのない友人エディソンと幸せに暮らしています。ある日新しい家族になる弟に会うためにエッグアイランドに行かなければなりません。しかし、まだ幼いので、両親と一緒に行くことができません。ところが両親が出ていった後、モリーは弟のために準備した贈り物が自宅に残されていることを発見します。すぐに生まれる弟のための贈り物を渡すために、未知の場所エッグアイランドに行かなければ! 一度も見たことのない家の外の広い世界へ。モリーとエディソンの旅にどんな危険が待っているのでしょうか? 韓国題は「별나라 몰리 몬스터」です。
4位「先生」は、韓国のドラマ。交通事故の後遺症で他人の顔が見分けられない若者ドゥサン(チェ・ジュニョン)は、幼い頃雨の降る日に傘をさしてくれた彼女、つまり初恋の相手の<先生>が忘れられません。ソウルに上京し、友人の家にやっかいになりながら<先生>を探すドウサンは、初恋の人に見える女性に逃げられたりします。そして友人のルームメイトもまたあれほど懐かしい<先生>のようだし、偶然街で出会った女性の香りも明らかに<先生>です! はたして、初恋の<先生>を見つけることができるのでしょうか? 原題は「샘」です。※<샘>は<선생님>の略語として広く用いられている言葉です。
先週は、11月29日久しぶりにららぽーとまで原付で行って神奈川県最後の上映日&時間で滑り込み鑑賞した「華氏119」では銃規制を求める高校生に救われる思いをしました。また12月1日世田谷文学館の<筒井康隆展>では「スタア」と「俗物図鑑」というなんとも論評しがたい(笑)2作を観て、映画にもフツーじゃない楽しみ方(??)というのがあるかもしれないなどと思いました。(どちらも、出演者は錚々たる顔ぶれ。→「俗物図鑑」 →「スタア」
▸今年もいよいよ残り少なとなりました。年内の鑑賞予定は、絶対観るゾ!というのが「来る」。中島哲也監督(久しぶり!)にハズレなし。(たぶん。) 「恐怖の報酬〈オリジナル完全版〉」も観ておくか。「銃」と「僕の帰る場所」は近所で上映しているから。韓国関係では、ポレポレ東中野で「共犯者たち」と「スパイネーション/自白」という注目のドキュメンタリーを上映してますが、どちらも特別上映会とかで観てるんですよね。観ることはオススメしますが、決して「結局は正義が勝ってよかったよかった」というものではない、と私ヌルボは思っています。12月22日公開の「いつか家族に」は原題「許三観」で、これも2015年韓国文化院で観てます。ハ・ジョンウとハ・ジウォン共演で、なかなかよかった印象あり。この原作小説(余華「血を売る男」)がおもしろいんですよ。韓国題が「私の最後のスーツ」という作品は、ぜひ観たいと思っていたら、これも22日に「家へ帰ろう」という邦題で上映されるのですね。すぐには気づきませんでした。あ、<映画祭 朝鮮半島と私たち>(ユーロスペース)の「有りがたうさん」(清水宏.1936)・「KT」(阪本順治.2002)等も忘れちゃいけない。12月15日公開の「マイ・サンシャイン」は1992年のLA暴動関係のドラマで、韓国オタクとしては観ておかなくては。
・・・と、これだけ観ると昨年の年間100本とほぼ同じくらいになるのかな?
▸《青龍映画賞2018》11月23日。(→コチラ参照。)
◆最優秀作品賞:1987、ある闘いの真実 ◆監督賞:ユン・ジョンビン(工作) ◆主演男優賞:キム・ユンソク(1987、ある闘いの真実) ◆主演女優賞:ハン・ジミン(ミス・ペク) ◆助演男優賞:故キム・ジュヒョク(督戦) ◆助演女優賞:キム・ヒャンギ(神と共に-罪と罰) ◆新人男優賞:ナム・ジュヒョク(安市城) ◆新人女優賞:キム・ダミ(The Witch/魔女)
★★★ NAVERの人気順位(12月4日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(2) ボヘミアン・ラプソディ 9.57(26,712)
②(1) 僕のワンダフル・ライフ 9.56(904)
③(-) 少女の世界(韓国) 9.54(26)
④(3) ポーランドに行った子供たち(韓国) 9.47(434)
⑤(4) Burn the Stage : the Movie(韓国) 9.40(2,060)
⑥(7) マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(韓・仏) 9.31(16)
⑦(-) 劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人(日本) 9.26(68)
⑧(10) 家の時間(韓国) 9.25(40)
⑨(-) 万引き家族(日本) 9.23(2,868)
⑩(8) ハロー カボット:白亜紀時代(韓国) 9.23(2,058)
③と⑦の2作品が新登場です。
③「少女の世界」は、韓国のラブロマンス(?)。高校1年生のソナ(ノ・ジョンイ)は、偶然に演劇部の先輩スヨン(チョ・スヒャン)の目に留まり、ジュリエット役に抜擢されます。ロミオ役のハナム(クォン・ナラ)は、全校生徒の偶像で、秘密めいたところがある先輩です。ハナムと仲が近づくにつれて、ソナにはさまざまな感情が芽生え始めます・・・。自分だけの秘密として残っていると思っていたその日の記憶、少女たちの秘密の世界が公開されます。原題は「소녀의 세계」です。
⑦「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」は、オジサン&オジイサン世代の認知度はどれくらいなんですかねー? 私ヌルボ、「少年マガジンの看板漫画なのか」以下、基本的なことも今知ったところなんで・・・。外国に行った時に「日本人なのに日本アニメを知らんのか!?」とあきれられる日本のオジサンのことを何かで読みましたが・・・。(訊かれたらどうごまかすか?) 韓国題は「극장판 일곱 개의 대죄: 천공의 포로」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館 8.50(2)
②(3) シェイプ・オブ・ウォーター 8.18(11)
③(-) 万引き家族(日本) 8.13(8)
④(-) 天堂の夜と霧(韓国) 8.00(2)
⑤(5) 希望の灯り 7.75(4)
⑥(7) バディントン2 7.67(3)
⑦(8) マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(韓・仏) 7.60(5)
⑦(8) タリーと私の秘密の時間 7.60(5)
⑨(10) 悲しみに、こんにちは 7.50(8)
⑩(-) ファースト・マン 7.44(9)
④「天堂の夜と霧」が今回の新登場です。「鉄西区」等で有名な中国の王兵監督が雲南の精神病院で「収容病棟」を撮影中のようすを、韓国の映画評論家チョン・ソンイルが235分もの長尺で密着取材・撮影したドキュメンタリー。王兵の、いかにも王兵らしい作品がどのようにして撮られるのかが見てとれるとのことです。韓国題は「천당의 밤과 안개」。2015年の釜山国際映画祭で上映された作品ですが、日本では未公開です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績11月30日(金)~12月2日(日) ★★★
1997年の
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(16)・・国家不渡りの日(韓国)・・・・・・・11/28 ・・・・・・・・1,069,133 ・・・・・・1,571,245・・・・・・・12,753 ・・・・・1,168
2(1)・・ボヘミアン・ラプソディ ・・・・・・10/31 ・・・・・・・・・804,258 ・・・・・・6,046,904・・・・・・・52,692・・・・・・1,103
3(2)・・怒れる牡牛(韓国)・・・・・・・・・・・・11/22 ・・・・・・・・・224,047・・・・・・・1,451,445・・・・・・・12,158・・・・・・・666
4(29)・・ロビン・フッド ・・・・・・・・・・・・・11/28 ・・・・・・・・・137,499・・・・・・・・227,234・・・・・・・・1,775 ・・・・・・・601
5(4)・・完璧な他人(韓国)・・・・・・・・・・・・10/31・・・・・・・・・・104,122・・・・・・5,131,565・・・・・・・43,063 ・・・・・・・546
6(3)・・ファンタスティック・ビーストと・・11/14・・・・・・・87,956 ・・・・・・2,361,879・・・・・・・20,401 ・・・・・・・410
黒い魔法使いの誕生
7(40)・・2つのしっぽ ・・・・・・・・・・・・・・・11/29 ・・・・・・・・・・18,442・・・・・・・・・20,419 ・・・・・・・・・153 ・・・・・・・273
8(5)・・僕のワンダフル・ライフ ・・・・・・11/22 ・・・・・・・・・・16,299・・・・・・・・・78,439 ・・・・・・・・・674 ・・・・・・・157
9(新)・・蜘蛛の巣を払う女 ・・・・・・・・・・11/28 ・・・・・・・・・・14,768・・・・・・・・・25,168 ・・・・・・・・・200 ・・・・・・・312
10(7)・・パウロ 愛と赦しの物語 ・・・・10/31 ・・・・・・・・・・14,085・・・・・・・・229,837・・・・・・・・1,812 ・・・・・・・・91
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
新登場は1・4・7・9位の4作品です。
1位「国家不渡りの日」は、韓国のドラマ。1997年7月に起きたアジア通貨危機で大きな打撃を受けた韓国は、同年末デフォルト(債務不履行)寸前の状況にまで追い込まれた。これによりIMFが金融支援をするとともに韓国の経済に介入することとなりました。この経済危機は
4位「ロビン・フッド」、あのレオナルド・ディカプリオ製作、オットー・バサースト監督で、あのおなじみの物語の新作が作られました。金と権力を持った支配層のために人々の生活が困難になった時期。戦争で死んだと思った貴族の20歳の青年ロビン(タロン・エガートン)が現れた後、金持ちのお金だけ盗むという頭巾をかぶった男の噂が聞こえてきます。正体不明の彼に莫大な懸賞金がかかりますが、いつも捕まえられず。神出鬼没の彼の活躍に、人々もだんだん動揺し始めます・・・。韓国題は「후드」。日本公開は未定のようです。
7位「2つのしっぽ」(仮)は、ロシアのアニメ。有名になりたいと願っているネコのマックス、勤勉で賢いビーバーのボブ、そして好奇心一杯のの少年バズと、地球にエネルギー資源を見つけるために来た宇宙人三銃士ジーク、ジューク、ジャカは友人になります。しかし、楽しい時間もしばし。宇宙人の悪人スクラッチャー味が森の中のすべての動物の友人たちを誘拐していきます。はたして、マックスとボブは悪党に拉致された動物の友人たちを無事救出して宇宙人三銃士と再び友だちなれるでしょうか・・・。韓国題は「투 프렌즈」。日本公開はなさそう?
9位「蜘蛛の巣を払う女」は、あのスティーグ・ラーソンの傑作ミステリー「ミレニアム」3部作の続編として刊行されたダヴィド・ラーゲルクランツによる「ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女」の、米・英・独・スウェーデン・カナダ合作による映画化作品。別名<悪の審判者>と呼ばれる天才ハッカーのリースベット(クレア・フォイ)は、ある依頼人の男から危険な提案を受けます。しかし、任務を遂行していた時暴漢の襲撃を受け、依頼人まで殺されてしまいます。このことが全世界を脅かすハッカー犯罪組織スパイダースと関連していることを知ったリースベットは、事件の真実とスパイダースの正体を暴いていくにつれ、より大きな脅威にさらされ、さらに悪いことに事件の重要な情報と重要な手がかりを握った人物まで奪われてしまいます。一方、人工知能の研究で世界的な名声を博す科学者が抱える重大な問題に巻き込まれたジャーナリストのミカエル(スベリル・グドナソン)はリスベットに連絡を取り、やがて2人は巨大な悪の組織を相手に闘うことに・・・。韓国題は「거미줄에 걸린 소녀」。日本公開は来年1月11日です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・パウロ 愛と赦しの物語・・・・・・・・10/31 ・・・・・・・・・14,085・・・・・・・・229,837 ・・・・・・・・1,812・・・・・・・・・・91
2(2)・・ヨンジュ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・11/22 ・・・・・・・・・・3,164・・・・・・・・・17,767・・・・・・・・・・139・・・・・・・・・・42
3(新)・・星の国のモリー・モンスター・・・・11/29 ・・・・・・・・・・1,788・・・・・・・・・・1,927・・・・・・・・・・・14・・・・・・・・・・62
4(新)・・先生(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11/29・・・・・・・・・・1,173・・・・・・・・・・2,245・・・・・・・・・・・17・・・・・・・・・・59
5(5)・・ポーランドに行った子供たち(韓国)・・10/31・・・・・・・1,130・・・・・・・・・44,578・・・・・・・・・・342・・・・・・・・・・12
3・4位の2作品が新登場です。
3位「星の国のモリー・モンスター」(仮)は、スウェーデンのアニメ。モリー・モンスターは日本ではなじみはないようですが、あのムーミンに似た子供のモンスターです。美しい星の国で、やさしい両親やかけがえのない友人エディソンと幸せに暮らしています。ある日新しい家族になる弟に会うためにエッグアイランドに行かなければなりません。しかし、まだ幼いので、両親と一緒に行くことができません。ところが両親が出ていった後、モリーは弟のために準備した贈り物が自宅に残されていることを発見します。すぐに生まれる弟のための贈り物を渡すために、未知の場所エッグアイランドに行かなければ! 一度も見たことのない家の外の広い世界へ。モリーとエディソンの旅にどんな危険が待っているのでしょうか? 韓国題は「별나라 몰리 몬스터」です。
4位「先生」は、韓国のドラマ。交通事故の後遺症で他人の顔が見分けられない若者ドゥサン(チェ・ジュニョン)は、幼い頃雨の降る日に傘をさしてくれた彼女、つまり初恋の相手の<先生>が忘れられません。ソウルに上京し、友人の家にやっかいになりながら<先生>を探すドウサンは、初恋の人に見える女性に逃げられたりします。そして友人のルームメイトもまたあれほど懐かしい<先生>のようだし、偶然街で出会った女性の香りも明らかに<先生>です! はたして、初恋の<先生>を見つけることができるのでしょうか? 原題は「샘」です。※<샘>は<선생님>の略語として広く用いられている言葉です。
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