ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [7月22日(金)~7月24日(日)]

2016-07-26 23:49:58 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 先週書いた<話題の慰安婦映画>「鬼郷」の続報。「朝鮮日報」(日本語版)の記事(→コチラ)によると、21日の午後どこかのホテルで上映され、「この日設けられた400席は在日韓国人や日本人たちで埋め尽くされた」そうです。上映館を見つけるが難しかったので「共同体上映会」という形をとったとのこと。そういうわけで、観てみたいと思っていた私ヌルボは共同体の外の人間だったため観られず。どこのホテルだったのかもわかりません。東京を含め日本全国13都市を巡回して上映会を開く予定だそうですが、近場ならなんとか情報を仕入れて行きたいものです。(決まったらぜひメールでお知らせを。(→左の<メッセージ>)

 21日に文化村のル・シネマに行きました。実に久しぶり! 少なくともこの6年間は行ってません。それにしても品の良い映画館で、私ヌルボもハイソのキョーヨー人になったような気分。もちろん錯覚以外の何物でもありませんが。で、観た映画がクシシュトフ・キェシロフスキ(←早口でなくてもとちるゾ)監督の「ふたりのベロニカ」(実は初見)。やっぱりこの映画館らしいカクチョー高い作品なのでヌルボごときがコメントできるものでもありません(笑)が、イレーヌ・ジャコブは魅力的! カンヌ映画祭で主演女優賞というのもうなづけます。同じタイプの女優、誰かいるかな?
   
「朝鮮日報」7月22日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。)
 「釜山行き」
   ゾンビより怖いのは? 人! ★★★☆


 「教授のおかしな妄想殺人」

   幻想が愛を可能にする ★★★

 「アイスエイジ5:地球大衝突」

   なかなか良いが今イチ ★★☆


 「魔神仔(モシナ)-赤い服の少女の呪い」

   恐怖、君と僕の間にある ★★☆

 「教授のおかしな妄想殺人」は、ウディ・アレン監督のコメディで日本ではすでに6月公開されています。他の3作品はすべて下の記事中で紹介しています。

         ★★★ NAVERの人気順位(7月26日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】

①(1) ライフ・イズ・ビューティフル  9.38
②(2) オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン  9.33
③(3) ベン・ハー  9.25
④(5) 私たち(韓国)  9.20
⑤(8) シーモアさんと、大人のための人生入門  9.17
⑥(-) キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン  9.16
⑦(9) オーヴェという男  9.14
⑧(10) サフラジェット  9.05
⑨(-) バグダッド・カフェ(ディレクターズ・カット)  9.03
⑩(-) 太陽の下  9.02

 ⑥「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」だけが新登場。オナルド・ディカプリオ主演の2002年のアメリカ映画の再上映です。韓国題は「캐치 미 이프 유 캔」。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) トリコロール 青の愛  9.00(1)
②(2) キャロル  8.96(13)
③(3) ふたりのベロニカ  8.75(1)
③(3) ベン・ハー  8.75(1)
⑤(5) ライフ・イズ・ビューティフル  8.34(8)
⑥(6) グランブルー  8.25(4)
⑦(7) ビフォア・サンライズ 恋人までの距離〈ディスタンス〉  8.25(2)
⑧(8) 哭声(韓国)  8.18(17)
⑨(9) 奇跡〈2011年〉(日本)  7.86(7)
⑩(10) 幻の光(日本)  7.84(8)

 前回と順位・評点ともまったく変わりません。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績7月22日(金)~7月24日(日)] ★★★

         「釜山行き」が記録的動員数でトップに
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(2)・・釜山行き(韓国)・・・・・・・・・・・・7/20 ・・・・・・・・・3,213,824・・・・・・・・・5,315,025・・・・・・・・・43,826・・・・・・1,785
2(1)・・グランド・イリュージョン ・・・・7/13 ・・・・・・・・・・・456,512・・・・・・・・・2,717,033・・・・・・・・・22,179・・・・・・・・648
       見破られたトリック
3(64)・・アイスエイジ5:地球大衝突・・7/20 ・・・・・・・・206,252・・・・・・・・・・・242,706・・・・・・・・・・1,886・・・・・・・・579
4(3)・・ファインディング・ドリー・・・・7/06 ・・・・・・・・・・・163,644・・・・・・・・・2,031,988・・・・・・・・・16,459・・・・・・・・458
5(54)・・劇場版妖怪ウォッチ ・・・・・7/20 ・・・・・・・・・・・119,320 ・・・・・・・・・・138,396・・・・・・・・・・1,064・・・・・・・・402
       エンマ大王と5つの物語だニャン!(日本)
6(4)・・鳳伊 キム・ソンダル(韓国)・・7/06 ・・・・・・・・・・・70,028・・・・・・・・・2,005,966・・・・・・・・・15,907・・・・・・・・399
7(5)・・ロスト・バケーション・・・・・・・7/13 ・・・・・・・・・・・・48,916・・・・・・・・・・・345,716・・・・・・・・・・2,815・・・・・・・・268
8(新)・・富川国際ファンタスティック映画祭・・7/21・・・16,500・・・・・・・・・・・・21,500 ・・・・・・・・・・・129・・・・・・・・・・4
       ファンタスティック短編傑作選1
9(9)・・-僕のサンティアゴ巡礼の道・・7/14 ・・・・・・・・・10,673・・・・・・・・・・・・36,328 ・・・・・・・・・・・285・・・・・・・・・52
10(6)・・グッバイ・シングル(韓国)・・・6/29・・・・・・・・・・・・8,446 ・・・・・・・・・2,103,639 ・・・・・・・・16,879・・・・・・・・129
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「釜山行き」、現時点でもう500万人突破とは何なんだ!? オドロキモモノキです。
 今回の新登場は3・5・8位の3作品。
 3位「アイスエイジ5:地球大衝突」(仮)は、アメリカの人気アニメ「アイス・エイジ」シリーズの5作目。地球上に落下する隕石群から逃れるために奮闘するマンモスのマニーとノスロテリウムのシド、スミロドンのディエゴの3頭の冒険を描く・・・って、隕石群というから恐竜が絶滅した中生代の終わり、つまり2億6千万年前?と一瞬思っちゃいましたが、マンモスが主人公だから更新世すなわち1万年前までのことですよね。その頃そんなすごい隕石群が降ってきたのかな・・・。韓国題は「아이스 에이지: 지구 대충돌」。日本公開は未定のようです。
 5位「劇場版 妖怪ウォッチ:エンマ大王と5つの物語だニャン!」は、日本では昨年12月公開。ほとんど知識のないヌルボ、ストーリーを見てみても全然わからないのだニャン! 韓国題は「극장판 요괴워치: 염라대왕과 5개의 이야기다냥!」です。
 8位「富川国際ファンタスティック映画祭2016 ファンタスティック短編傑作選1」は、7月21日から開催されている今回が第20回目の映画祭中のプログラム。この映画祭にはチャン・グンソクの監督作品が上映されたり、KARAのギュリが開幕式に登場したりといった話題も報じられています。(→コチラ。) 韓国映画オタクのSARUさんは直接観に行ってグンちゃんの写真も撮ってますよ。(→コチラ。)

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・デモリション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/13・・・・・・・・・・・・・・・・7,712・・・・・・・・・・・・43,806 ・・・・・・・・・・・・・358 ・・・・・・・・・39
2(31)・・魔神仔(モシナ)-赤い服の少女の呪い・・7/21 ・・・・・・・・4,785・・・・・・・・・・・・・7,212 ・・・・・・・・・・・・・・59 ・・・・・・・・121
3(4)・・バグダッド・カフェ・・・・・・・・・・・・・・・7/14・・・・・・・・・・・・・・・・2,362・・・・・・・・・・・・12,715 ・・・・・・・・・・・・・・94 ・・・・・・・・・30
       (ディレクターズ・カット)
4(6)・・幻の光(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/13 ・・・・・・・・・・・・・・・1,399・・・・・・・・・・・・14,584・・・・・・・・・・・・・116・・・・・・・・・・21
5(3)・・ベン・ハー ・・・・・・・・・・・・・・・・1972/9/07 ・・・・・・・・・・・・・・・1,098・・・・・・・・・・・・40,490・・・・・・・・・・・・・248 ・・・・・・・・・11

 2位「魔神仔(モシナ)-赤い服の少女の呪い」(仮)だけが今回の新登場です。台湾のホラー映画で、魔神仔(モシナ)とは伝説に登場する妖怪。赤い目に赤い肌で、赤い服を着た子供のような姿をしているとか。山中で人をさらったり、沼に引きずり込んだりして、日本の河童にも相通じるところがあるとのこと。物語の主人公は台北の不動産業で働く青年(ホアン・ハー)。祖母がある日突然行方不明になってから彼の身の回りで不思議な現象が起こり、そこには赤い服の少女がいるのです。DJの恋人(アン・シュー)も番組で情報提供を呼びかけますが、今度は青年もいなくなってしまいます。彼女は捜索隊とともに山に向かいますが・・・。韓国題は「마신자 - 빨간 옷 소녀의 저주」で、それを仮題としました。日本公開は未定。


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