例の「風立ちぬ」の喫煙場面の是非論争について、すぐ思い出したのは8月1日国立近代美術館フィルムセンターで50数年ぶりに観た「しいのみ学園」の1シーン。病気の子どもが小児マヒであることを両親に告げる病院の診察室(?)で、医者はずっとタバコを吸い続けていました。今では考えられないことですが、当時はそれがふつうだったんですね。
おまけに、<映画生活>のこの映画唯一のレビューを見ると、「1957年頃見た映画であるが、当時の映画館はタバコの煙でスクリーンが霞んで、背の低い子供の私には不思議な映画であった」とあります。
映画以外では、たとえば少し前までは小説本に印刷されている著者近影の多くはタバコをくわえている写真でした。そんな時代だったのです、少し前までは。
時代をできるだけ正確に再現しようとするなら、喫煙シーンだからといって規制するのは間違いでしょう。問題にするなら、殺人の場面が多すぎる方に目を向けるべきでは? ・・・と、これはごく一般的な意見かと・・・。
私ヌルボ、慰安婦問題については韓国の挺対協等にも、日本の保守側の主要にも批判したい点がいろいろあります。←これは前置き。8月15日公開の慰安婦関連ドキュメンタリー映画「描きたいこと(그리고 싶은 것)」(クォン・ヒョ監督)について、<ハンギョレ(日本版)>に記事が載っています。(→コチラ。)
この映画は、慰安婦ハルモニの1人シム・タリョンさんのことを絵本作家クォン・ユンドクが「花ハルモニ(꽃할머니)」という絵本に描く過程を撮った作品とのことです。「慰安婦」と訊いただけでうんざりする人は多かろうと思いますが、記事中「あら!?」と思ったのは次の部分。長いですが、そのまま引用します。
「(監督は)クォン・ユンドク作家に会って・・・考えは次第に変わった。特に韓国作家会議でクォン作家は、あえて絵本の最初のページに‘日章旗’を入れないと頑張り、他の作家は‘入れなければならない’と論争を行う過程を見ながら、クォン監督は新しい悟りを得たと語った。「私(監督)も初めはクォン作家が理解できませんでした。その時、クォン作家が‘国家性暴行は日本だけでなく戦争がある所であればどこでも起きる残酷なことなので、日本だけでない普遍的な戦争の問題として描きたい’と話しました。 戦争がなくなれば初めてこういう残酷なことがなくなり、そうするために平和が必要だということでしょう。」 クォン監督はこの間私たちがこの問題に対して‘興奮して、怒って、戦ってきた’とすれば、今後は‘共感して、悟って、平和を追求しなければならない’という結論を淡々として暖かく込めたかったのだ。クォン監督はハルモニたちに私たちが加えた‘2次加害’の問題と韓国が犯したもう一つの国家性暴行問題についても言いたかった。「ハルモニたちは‘体を売ってきた女’という後ろ指のために長い時間この問題を隠したのではないでしょうか。 私たちの責任も大きいのです。 また、韓国がベトナム戦で犯した国家性暴行問題も反省しなければなりませんね。 映画に出てくるこのような部分はとても論争的だと思いましたが、皆さん特別な指摘はありませんでした。 幸いと言うべきか?」」
・・・韓国人の中にはこういう人もいるということです。現時点で<DAUM映画>のネチズン評点を見ると、18人全員が10.0をつけています。
★★★ Daumの人気順位(8月20日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①道の上で(韓国) 9.2(61)
②ザ・クルーズ 9.2(314)
③ターボ 9.0(199)
④ペインレス 9.0(35)
⑤グラン・ブルー 8.9(106)
⑥イン・ザ・ハウス 8.9(30)
⑦カミーユ、ふたたび 8.8(32)
⑧25年目の弦楽四重奏 8.7(53)
⑨名探偵コナン 水平線上の陰謀(日本) 8.7(106)
⑩エピック 8.4(162)
今回は新登場はありません。
私ヌルボ、以前から気づいていたことですが、この評点はほとんどの作品が最初は高く、その後だんだんと下降線をたどるということ。今回もほとんどの作品のポイントが下がっています。期待度が高い人、シリーズ物だと前回観て良かったという人が最初の方に集中しているということですね、きっと。
【専門家による順位】
①ザ・マスター 9.0(5)
②ビフォア・ミッドナイト 7.7(4)
③雪国列車(韓国・米・仏) 7.6(6)
④ザ・クルーズ 7.3(3)
⑤25年目の弦楽四重奏 7.2(4)
⑥プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 7.0(3)
⑦イン・ザ・ハウス 7.0(1)
⑧ザ・テロ・ライブ(韓国) 6.8(5)
⑨監視者たち(韓国) 6.7(4)
⑩風邪(韓国) 6.6(5)
少し入れ替わりがありましたが、新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[8月16日(金)~18日(日)] ★★★
韓国映画が1位「かくれんぼ」以下4位まで独占。
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(19)・・かくれんぼ(韓国)・・・・・・・・・・・・8/14・・・・・・・・・・・・1,353,148・・・・・・・・2,126,135・・・・・・・15,115 ・・・・・・・779
2(6)・・風邪(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/14 ・・・・・・・・・・・・・970,156・・・・・・・・1,852,849・・・・・・・13,121・・・・・・・・806
3(1)・・雪国列車(韓国・米・仏)・・・・・・・・8/01・・・・・・・・・・・・・・695,964 ・・・・・・・8,182,027・・・・・・・58,712 ・・・・・・・613
4(2)・・ザ・テロ・ライブ(韓国)・・・・・・・・・・7/31・・・・・・・・・・・・・・479,739 ・・・・・・・5,028,886・・・・・・・35,995 ・・・・・・・495
5(3)・・エピック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/07 ・・・・・・・・・・・・・175,514 ・・・・・・・・・804,258・・・・・・・・5,630 ・・・・・・・344
6(5)・・ターボ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/25 ・・・・・・・・・・・・・・・79,621 ・・・・・・・1,865,344 ・・・・・・12,750 ・・・・・・・226
7(7)・・スマーフ2 アイドル救出大作戦!・・8/01・・・・・・・・・・・・62,699 ・・・・・・・・・870,717 ・・・・・・・5,678 ・・・・・・・202
8(4)・・名探偵コナン・・・・・・・・・・・・・・・・・8/07 ・・・・・・・・・・・・・・60,658・・・・・・・・・・359,695 ・・・・・・・2,275 ・・・・・・・207
水平線上の陰謀(日本)
9(新)・・ウイングス 3D・・・・・・・・・・・・・・・8/14 ・・・・・・・・・・・・・・15,392・・・・・・・・・・・32,473・・・・・・・・・・201 ・・・・・・・127
10(新)・・言の葉の庭(日本)・・・・・・・・・・8/14 ・・・・・・・・・・・・・・13,834・・・・・・・・・・・26,559・・・・・・・・・・202・・・・・・・・・61
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
久しぶりに韓国映画が上位独占。3位に落ちた「雪国列車」は800人を超え、はたして1000万人の大台にとどくかどうか、といった見当でしょうか? 4位「ザ・テロ・ライブ」も500万人突破は大ヒット作に値する数字。
「雪国列車」を実際に観た方のブログ記事の中では、以前から勝手にお世話になっている<韓国映画スタッフブログ>の記事(→コチラ)はさすがに一読に値します。「ザ・テロ・ライブ」についての記事もあります。(→コチラ。)
今回の新登場は1・9・10位の3作品です。
1位「かくれんぼ」、ある記事には「他人の家に身を隠して生きる怪しい人々から家族と家を守るために奮闘する2人の家長の息詰まる死闘を描いた映画」とありましたが、私ヌルボには意味不明。どうも「2008年東京で1年間の他人の家に隠れ住んでいたホームレスが逮捕され、09年にはニューヨークでも他人のアパートに隠れ住む女の姿がCCTVで捉えられた」という事実と、「一方、09年末にソウルとその周辺で家のドアの横に「□1○1△2」などと記された記号が同時多発的に続出し、市民の不安感が増幅すると、SBSはこの記号の正体を追跡した番組を10年1月放映。そこでは空き巣?ガス・水道等の関係?新聞やヨーグルトの配達員?等々の説は出たものの、明確な答えは不明のまま」・・・これらが素材になって一種の都市伝説が流布する中、スリラー映画として構成されたのが本作品、ということまではわかりましたが、それ以上のことはわからん、です。原題は「숨바꼭질」。(ふうん、こう言うのか。)
9位「ウイングス 3D」はロシア製アニメ。登場人物じゃないな、登場するのは擬人化された飛行機たちで、それぞれ顔&表情があります。主人公はナイスという名の飛行機なんですが、飛行機のくせして高所恐怖症(!) 仲間たちの嘲笑を買ったりしながらも、航空ショーに向けて挑戦をする、というお話みたいです。関係記事(→コチラ.韓国語)によれば、アメリカのアニメに慣れた目でみると色も動きもぎこちない、ちょっとヘンな映画だが、逆にそこが見どころ・・・みたいな書き方をしています。韓国題は「슈퍼윙스 3D」。日本公開は未定。
10位「言の葉の庭」は日本では5月末公開されましたが、この日本アニメの認知度はどれくらいなのかな? <映画生活>の平均評点は80点で、「風立ちぬ」(70点)より上! まだ上映中なので、観に行ってはいかが? ・・・というのは私ヌルボの自分向け。韓国題は「언어의 정원(言語の庭園)」。ちょっとニュアンスが違う感じも。정원(庭園)を「定員」と誤解した人、いたかな?
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・言の葉の庭(日本)・・・・・・・・・・・・・・8/14・・・・・・・・・・・13,834・・・・・・・・・・・・・・・26,559 ・・・・・・・・・202・・・・・・・・・・61
2(1)・・25年目の弦楽四重奏 ・・・・・・・・・・・7/25 ・・・・・・・・・・・・9,164 ・・・・・・・・・・・・・・70,854 ・・・・・・・・・536・・・・・・・・・・30
3(新)・・エンド・オブ・ザ・ワールド ・・・・・・・・8/14 ・・・・・・・・・・・・4,172 ・・・・・・・・・・・・・・・6,726・・・・・・・・・・・51・・・・・・・・・・25
4(新)・・大地・・・・・・・・・・・・・・・(1930年のソビエト映画)・・・・・・・3,169 ・・・・・・・・・・・・・・・4,190・・・・・・・・・・・・8・・・・・・・・・・・1
5(2)・・プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命・・8/01 ・・・・・・・・2,263 ・・・・・・・・・・・・・・19,395 ・・・・・・・・・144・・・・・・・・・・22
先々週同様、ネタ元のKOFIC(韓国映画振興委員会)のサイトがなんだか不調で、開けない状態。・・・今後わかりしだい載せることにします。
[以下は追記] ・・・ということで、今日22日、KOFICのサイトが回復していたので上のランキングを掲載します。しかし、一体どういうことだったのだろう?
で、今回の新登場は1・3・4位の3作品。
1位「言の葉の庭」は上述しました。
3位「エンド・オブ・ザ・ワールド」は日本では今年(2013年)1月公開されました。韓国題は「세상의 끝까지 21일(世界の果てまで21日)」です。
4位は、知る人ぞ知るアレクサンドル・ドヴジェンコ監督によるサイレント映画。特集上映かな? 韓国題は「대지」。
おまけに、<映画生活>のこの映画唯一のレビューを見ると、「1957年頃見た映画であるが、当時の映画館はタバコの煙でスクリーンが霞んで、背の低い子供の私には不思議な映画であった」とあります。
映画以外では、たとえば少し前までは小説本に印刷されている著者近影の多くはタバコをくわえている写真でした。そんな時代だったのです、少し前までは。
時代をできるだけ正確に再現しようとするなら、喫煙シーンだからといって規制するのは間違いでしょう。問題にするなら、殺人の場面が多すぎる方に目を向けるべきでは? ・・・と、これはごく一般的な意見かと・・・。
私ヌルボ、慰安婦問題については韓国の挺対協等にも、日本の保守側の主要にも批判したい点がいろいろあります。←これは前置き。8月15日公開の慰安婦関連ドキュメンタリー映画「描きたいこと(그리고 싶은 것)」(クォン・ヒョ監督)について、<ハンギョレ(日本版)>に記事が載っています。(→コチラ。)
この映画は、慰安婦ハルモニの1人シム・タリョンさんのことを絵本作家クォン・ユンドクが「花ハルモニ(꽃할머니)」という絵本に描く過程を撮った作品とのことです。「慰安婦」と訊いただけでうんざりする人は多かろうと思いますが、記事中「あら!?」と思ったのは次の部分。長いですが、そのまま引用します。
「(監督は)クォン・ユンドク作家に会って・・・考えは次第に変わった。特に韓国作家会議でクォン作家は、あえて絵本の最初のページに‘日章旗’を入れないと頑張り、他の作家は‘入れなければならない’と論争を行う過程を見ながら、クォン監督は新しい悟りを得たと語った。「私(監督)も初めはクォン作家が理解できませんでした。その時、クォン作家が‘国家性暴行は日本だけでなく戦争がある所であればどこでも起きる残酷なことなので、日本だけでない普遍的な戦争の問題として描きたい’と話しました。 戦争がなくなれば初めてこういう残酷なことがなくなり、そうするために平和が必要だということでしょう。」 クォン監督はこの間私たちがこの問題に対して‘興奮して、怒って、戦ってきた’とすれば、今後は‘共感して、悟って、平和を追求しなければならない’という結論を淡々として暖かく込めたかったのだ。クォン監督はハルモニたちに私たちが加えた‘2次加害’の問題と韓国が犯したもう一つの国家性暴行問題についても言いたかった。「ハルモニたちは‘体を売ってきた女’という後ろ指のために長い時間この問題を隠したのではないでしょうか。 私たちの責任も大きいのです。 また、韓国がベトナム戦で犯した国家性暴行問題も反省しなければなりませんね。 映画に出てくるこのような部分はとても論争的だと思いましたが、皆さん特別な指摘はありませんでした。 幸いと言うべきか?」」
・・・韓国人の中にはこういう人もいるということです。現時点で<DAUM映画>のネチズン評点を見ると、18人全員が10.0をつけています。
★★★ Daumの人気順位(8月20日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①道の上で(韓国) 9.2(61)
②ザ・クルーズ 9.2(314)
③ターボ 9.0(199)
④ペインレス 9.0(35)
⑤グラン・ブルー 8.9(106)
⑥イン・ザ・ハウス 8.9(30)
⑦カミーユ、ふたたび 8.8(32)
⑧25年目の弦楽四重奏 8.7(53)
⑨名探偵コナン 水平線上の陰謀(日本) 8.7(106)
⑩エピック 8.4(162)
今回は新登場はありません。
私ヌルボ、以前から気づいていたことですが、この評点はほとんどの作品が最初は高く、その後だんだんと下降線をたどるということ。今回もほとんどの作品のポイントが下がっています。期待度が高い人、シリーズ物だと前回観て良かったという人が最初の方に集中しているということですね、きっと。
【専門家による順位】
①ザ・マスター 9.0(5)
②ビフォア・ミッドナイト 7.7(4)
③雪国列車(韓国・米・仏) 7.6(6)
④ザ・クルーズ 7.3(3)
⑤25年目の弦楽四重奏 7.2(4)
⑥プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 7.0(3)
⑦イン・ザ・ハウス 7.0(1)
⑧ザ・テロ・ライブ(韓国) 6.8(5)
⑨監視者たち(韓国) 6.7(4)
⑩風邪(韓国) 6.6(5)
少し入れ替わりがありましたが、新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[8月16日(金)~18日(日)] ★★★
韓国映画が1位「かくれんぼ」以下4位まで独占。
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(19)・・かくれんぼ(韓国)・・・・・・・・・・・・8/14・・・・・・・・・・・・1,353,148・・・・・・・・2,126,135・・・・・・・15,115 ・・・・・・・779
2(6)・・風邪(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/14 ・・・・・・・・・・・・・970,156・・・・・・・・1,852,849・・・・・・・13,121・・・・・・・・806
3(1)・・雪国列車(韓国・米・仏)・・・・・・・・8/01・・・・・・・・・・・・・・695,964 ・・・・・・・8,182,027・・・・・・・58,712 ・・・・・・・613
4(2)・・ザ・テロ・ライブ(韓国)・・・・・・・・・・7/31・・・・・・・・・・・・・・479,739 ・・・・・・・5,028,886・・・・・・・35,995 ・・・・・・・495
5(3)・・エピック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/07 ・・・・・・・・・・・・・175,514 ・・・・・・・・・804,258・・・・・・・・5,630 ・・・・・・・344
6(5)・・ターボ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/25 ・・・・・・・・・・・・・・・79,621 ・・・・・・・1,865,344 ・・・・・・12,750 ・・・・・・・226
7(7)・・スマーフ2 アイドル救出大作戦!・・8/01・・・・・・・・・・・・62,699 ・・・・・・・・・870,717 ・・・・・・・5,678 ・・・・・・・202
8(4)・・名探偵コナン・・・・・・・・・・・・・・・・・8/07 ・・・・・・・・・・・・・・60,658・・・・・・・・・・359,695 ・・・・・・・2,275 ・・・・・・・207
水平線上の陰謀(日本)
9(新)・・ウイングス 3D・・・・・・・・・・・・・・・8/14 ・・・・・・・・・・・・・・15,392・・・・・・・・・・・32,473・・・・・・・・・・201 ・・・・・・・127
10(新)・・言の葉の庭(日本)・・・・・・・・・・8/14 ・・・・・・・・・・・・・・13,834・・・・・・・・・・・26,559・・・・・・・・・・202・・・・・・・・・61
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
久しぶりに韓国映画が上位独占。3位に落ちた「雪国列車」は800人を超え、はたして1000万人の大台にとどくかどうか、といった見当でしょうか? 4位「ザ・テロ・ライブ」も500万人突破は大ヒット作に値する数字。
「雪国列車」を実際に観た方のブログ記事の中では、以前から勝手にお世話になっている<韓国映画スタッフブログ>の記事(→コチラ)はさすがに一読に値します。「ザ・テロ・ライブ」についての記事もあります。(→コチラ。)
今回の新登場は1・9・10位の3作品です。
1位「かくれんぼ」、ある記事には「他人の家に身を隠して生きる怪しい人々から家族と家を守るために奮闘する2人の家長の息詰まる死闘を描いた映画」とありましたが、私ヌルボには意味不明。どうも「2008年東京で1年間の他人の家に隠れ住んでいたホームレスが逮捕され、09年にはニューヨークでも他人のアパートに隠れ住む女の姿がCCTVで捉えられた」という事実と、「一方、09年末にソウルとその周辺で家のドアの横に「□1○1△2」などと記された記号が同時多発的に続出し、市民の不安感が増幅すると、SBSはこの記号の正体を追跡した番組を10年1月放映。そこでは空き巣?ガス・水道等の関係?新聞やヨーグルトの配達員?等々の説は出たものの、明確な答えは不明のまま」・・・これらが素材になって一種の都市伝説が流布する中、スリラー映画として構成されたのが本作品、ということまではわかりましたが、それ以上のことはわからん、です。原題は「숨바꼭질」。(ふうん、こう言うのか。)
9位「ウイングス 3D」はロシア製アニメ。登場人物じゃないな、登場するのは擬人化された飛行機たちで、それぞれ顔&表情があります。主人公はナイスという名の飛行機なんですが、飛行機のくせして高所恐怖症(!) 仲間たちの嘲笑を買ったりしながらも、航空ショーに向けて挑戦をする、というお話みたいです。関係記事(→コチラ.韓国語)によれば、アメリカのアニメに慣れた目でみると色も動きもぎこちない、ちょっとヘンな映画だが、逆にそこが見どころ・・・みたいな書き方をしています。韓国題は「슈퍼윙스 3D」。日本公開は未定。
10位「言の葉の庭」は日本では5月末公開されましたが、この日本アニメの認知度はどれくらいなのかな? <映画生活>の平均評点は80点で、「風立ちぬ」(70点)より上! まだ上映中なので、観に行ってはいかが? ・・・というのは私ヌルボの自分向け。韓国題は「언어의 정원(言語の庭園)」。ちょっとニュアンスが違う感じも。정원(庭園)を「定員」と誤解した人、いたかな?
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・言の葉の庭(日本)・・・・・・・・・・・・・・8/14・・・・・・・・・・・13,834・・・・・・・・・・・・・・・26,559 ・・・・・・・・・202・・・・・・・・・・61
2(1)・・25年目の弦楽四重奏 ・・・・・・・・・・・7/25 ・・・・・・・・・・・・9,164 ・・・・・・・・・・・・・・70,854 ・・・・・・・・・536・・・・・・・・・・30
3(新)・・エンド・オブ・ザ・ワールド ・・・・・・・・8/14 ・・・・・・・・・・・・4,172 ・・・・・・・・・・・・・・・6,726・・・・・・・・・・・51・・・・・・・・・・25
4(新)・・大地・・・・・・・・・・・・・・・(1930年のソビエト映画)・・・・・・・3,169 ・・・・・・・・・・・・・・・4,190・・・・・・・・・・・・8・・・・・・・・・・・1
5(2)・・プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命・・8/01 ・・・・・・・・2,263 ・・・・・・・・・・・・・・19,395 ・・・・・・・・・144・・・・・・・・・・22
先々週同様、ネタ元のKOFIC(韓国映画振興委員会)のサイトがなんだか不調で、開けない状態。・・・今後わかりしだい載せることにします。
[以下は追記] ・・・ということで、今日22日、KOFICのサイトが回復していたので上のランキングを掲載します。しかし、一体どういうことだったのだろう?
で、今回の新登場は1・3・4位の3作品。
1位「言の葉の庭」は上述しました。
3位「エンド・オブ・ザ・ワールド」は日本では今年(2013年)1月公開されました。韓国題は「세상의 끝까지 21일(世界の果てまで21日)」です。
4位は、知る人ぞ知るアレクサンドル・ドヴジェンコ監督によるサイレント映画。特集上映かな? 韓国題は「대지」。
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