ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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[韓国漫画] イ・マルリョンシリーズ より

2011-08-19 01:48:25 | 韓国の漫画
       

 8月9日の記事<韓国のベストセラー漫画>で第9位にランクインした漫画本が、本来はウェブ漫画のイ・マルリョンシリーズ。イ・マルリョンは作者の名前です。<NAVER漫画>のサイト中で、現在第1話から91話まで見ることができますが、今回は第90話を抜粋して紹介します。
 最後にちょっと私ヌルボの[参考]をつけておきました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

[参考]
・地下鉄(지하철)を1文字変えて地獄鉄(지옥철)というのは、すし詰めの地下鉄を形容する時によく用いられる言葉です。参考記事→コチラ

「나는 젊었거늘 서서 간들 어떠하리」は、乗り物内でお年寄りに席を譲りましょうという、以前からの標語。訳し方が今ひとつよくわかりませんが、「~거늘」は「~であるからには」、「~ㄴ들」は「~としても」、「~(하)리」は「~(せ)んや」。ということで、「私が若かったらたって行ったとてどうであろうぞ」と訳してみましたが・・・。

「マナー男(매너남)」はマナーの良い男性という意味の新語。「マナー女(매너녀)」もあります。

「질럿」は辞書にない単語のわりには用例が多いです。英語の「zealot(狂信者)」で、この言葉が用いられる背景としては、韓国でのスタークラフト(ゲーム)の普及が関係あるかもしれません。

・韓国の地下鉄内で、いろんな物売りが商売をしているのはよく見かけます。「잡상인(雑商人)」というんですね。漫画の地獄鉄の貼り紙は、現実のもののパロディ。

「模範市民賞」、市によって名称は異なりますが、韓国では一般的なようです。ソウルの場合は「ソウル愛(サラン)市民賞」と称していて、文化・福祉・奉仕・・青少年・環境・建築・土木等、多くの分野にわたっています。そういえば、映画「大統領の理髪師」の主人公も模範市民賞をもらって人生が変わりました。

・この漫画は、見ればおわかりのように、最近の風潮に対する批判を逆手に取ってギャグにしたものです。したがって、この絵柄にしては意外に(?)、良く言えば道徳的、悪く言えば毒がないというのがヌルボの感想。まあそれなりに楽しめるので○(マル)なんですけどね。

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