グルメッチー☆TAKENAKA MUSIC PLANNING

☆アコースティックギターを愛し、Paul Simon、吉田拓郎などのカバー演奏を中心にライブ活動を継続中☆

東海道新幹線車内殴打事件簿 1

2006年03月02日 | 東海道新幹線車内殴打事件簿

私は以前、生意気にも新幹線通勤をしていた時期があります★
静岡県の三島駅から東京駅まで、当時、『こだま』で約55分、東京の勤務先まではDoor to Doorで90分でした★

新幹線の場合、東京のE電(もう死語ですかね~、国電よりは新しいんですが・・・)と違って、通勤電車ではないので、週末は旅行客や出張族も乗車してきますので、帰宅までの車内は大変賑やかになります★

この話は、そういう車内の雰囲気の時に起こった事件です★

その日はたしか、金曜日の夜だったと思います★
勤務を終えた私は、東京駅発19時32分(当時のダイヤです)の下り『こだま号 名古屋行』に乗り込みました★
三島に20時25分到着の予定です★
私は早めにホームに並んでいたので、16号車(進行方向の一番後ろ)の左の窓側に座りました★

ご存知の方もあろうかと思いますが、普通車は海側が3列席、山側が2列席となっています★因みに、海側の席から『A』『B』『C』『D』『E』という席順です★私は前から5番目、つまり『16号車5A』に座ったわけです★

一週間の疲れもあったせいか、神奈川県との県境にある多摩川鉄橋のあたりではウトウトし始め、次の新横浜駅に着く前には寝てしまいました★
夢心地にまわりがかなり賑やかになっていて、それと同時に目が覚めたのは、ちょうど小田原駅を出たところでした★

賑やかな訳が分かりました★隣の『5B』と『5C』に、出張帰りと思われる二人の中年男性が、缶ビールを片手に大声で話をしていたのです★小田原駅から乗車したようです★

《うるさいな~!迷惑な中年だ!》

小田原を過ぎると次は熱海ですが、電車はここから数多くのトンネルをくぐります★気圧の関係で耳の鼓膜が膨らんだり縮んだりと、スピードもさることながら、別の意味で新幹線の醍醐味を味わえる場所かもしれません★

しかし、隣の中年はアルコールのせいもあってか、話はますますヒートアップしています★
ついには、大笑いの拍子に体ごとこちらにぶつかってくるではありませんか★

《いい加減にしてくれないかな-、でも謝ればもう少し我慢しよう》

ところが、、、誤りもせず、、、でした、、、★

これはもう言わなければだめだ★

私は意を決して言いました★

『もう少し静かに話してもらえませんか?お二人だけの旅ではないでしょう!』★

その瞬間、二人は話を止めてこちらを向きます★
すぐ隣の中年男性は『すみません』と謝りました★

ところが、3列目の『5C』に座っている中年男性はというと、親の仇にでも会ったかのような鋭い目付きでこちらを睨んでいます★ようするにガンを付けてるんです★

《嫌なやつだな-》

この時は、今後繰り広げられる事件の加害者になろうとは夢にも思いませんでした★

続く
コメント (1)
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