さて、話を戻します★
静岡に戻った加害者は、すぐに弁護士事務所へ駆け付けたようで、翌々日には私の元へ、先方の弁護士から連絡がありました★
『静岡県〇〇法律事務所、〇〇さん代理人の弁護士〇〇です、グルメッチーさんですか』
『はい、私がグルメッチーですが』
『この度は色々とご迷惑をお掛け致しましてすみませんでした、昨日、依頼者からグルメッチーさんとのやり取りの内容を伺いました』
『はい』
『私の方からの申し渡しが上手く伝わってなかったようで、グルメッチーさんもかなりお怒りになられたと思います、申し訳ございません』
『やはり、そうでしたか』
『今回、〇〇さんに示談書及び示談金を持って行くように指示致しましたが、謝罪をしっかりした上で示談書を提示するようにと言っていたにも関わらず、いきなり提示してしまったようで、グルメッチーさんには大変申し訳ない事を致しました』
『はい』
『つきましては、今後は私の方で、対応させて頂きますので宜しくお願い致します』
『はい』
『差し当たって、グルメッチーさんの要求されている万が一の為の事などを考えまして、示談金は20万円を提示させていただきますが、いかがでしょうか』
『私は額のこだわりはありません』
《一気に4倍の増額です、何かありそうだな・・・》
『ありがとうございます、それでは、改めて書類を作成し、手配をさせていただきます、後日ご連絡差し上げますので宜しくお願い致します』
『分かりました』
電話を切りました★
流石に弁護士だけあって、用件をすらすらと述べられたので、こちらは返事をする呼吸が合わず仕舞いでした★
《ニューヨークなら100万円を請求できたけど(苦笑)、区切りがつくのならこれでいいか・・・》
私は、煩わしさからくる疲れもあったので、条件をのむことにしました★
しかし、その後、私の知人の弁護士に顛末を話したのですが、示談のからくりを聞いてびっくりしました★
続く