【小田原駅】は小田急線と大雄山線、箱根登山線が乗り入れています★
その昔は、旧東海道の難所、箱根峠の入口でした★
小田原周辺は気候も温暖で滅多に雪も降りません★
名物は蒲鉾、提灯ですかね★
春は小田原城址公園の桜がとても綺麗です★≪そろそろ満開の時期ですね≫★
【小田原駅】では普通列車のほとんどが3分ほど停車していました★
『べんと、べんと~!』
ここぞとばかりに、駅弁の販売員が大きい声で名物の蒲鉾弁当を売っています★
あの懐かしい、『おせんにキャラメル、お茶はいかがですか~!』の声も聞こえます★
【東京駅】を朝9時台の電車に乗ると、【小田原駅】にはお昼前に着くので、販売員は大忙しです★
車内では、弁当を包む紐を解いて、食事を始める家族がとても楽しそうな笑顔を見せていました★
《この時代は、こういう光景が当たり前でしたねー》
【小田原駅】を後にして、次は【早川駅】です★
駅に着く直前に渡る、早川から駅名が付いた駅です★
この川は鮎釣りが有名だそうで、6月ぐらいからの鮎釣り解禁日以降は大変賑わうようですよ★
次は【根府川駅】★
崖の中腹にあるような駅です★
この駅は、あの“関東大震災”の時に地盤が崩れ、ホーム、レール、貨車などが、海の底に沈んでしまった過去があるんです★
震災は東京下町の悲惨さがクローズアップされていますが、この【根府川駅】にも悲劇があったという事を覚えておいていたいですね★
【根府川駅】からは崖を縫うようにして電車は走ります★
途中、トンネルの半分に穴が開いていて、眼下に海が綺麗に見下ろせる区間があります★
《現在は廃線となったため、名残があるのみです》
続いて、風光明媚な三ツ石海岸の玄関口、【真鶴駅】★
駅前には日通のトラック数台が電車からの荷物を待っています★
今では宅配便が当たり前の世の中ですが、当時、国鉄の駅前には、必ず『○に通』の字のマークを付けたトラックが横付けされていましたよね★
日本通運が国鉄の扱う荷物を独占していた時代です★(これが原因で、政財界を巻き込んだ大疑獄事件もありましたが・・・)
真鶴岬には港があり、毎日、相模灘で取れる魚貝類が豊富に水揚げされています★
港の近くには、採れたての美味しい魚貝を出してくれる料理店が軒を連ねていて、中でも、生しらすはとても美味しく、遠方からわざわざ来られる方も多いようですよ★私も大好きです★
この区間はトンネルが多くなります★